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G海軍航空隊  作者: 自宅防衛隊
オレはGだ。
10/46

パイロット

予科練の改革に入ります。

Gです。

ヨーロッパ巡りからようやく帰国しました。

国内は戦闘機の輸出で活況となってます。

外貨が入ると言うのは、国力の増加にも繋がりますね。

戦闘機で外貨を稼ぐと言うのもアレですが、売れるモノなら売るべき。

陸軍が軍縮に入り、赤紙と言う名の徴兵も過去の話となりました。

軍隊は基本的に志願制度で良いのです。

一家の大黒柱を赤紙一枚で取り上げると言うのは、国力の低下にも繋がります。

女子供では、一家を支えられませんからね。


さて、予科練です。

陸軍航空隊が無くなったので、国内のパイロットはすべて海軍が養成する事になりました。

元々の陸軍パイロットも海軍に入り、航法とか着陸訓練のやり直しをさせられてます。

彼等を空母に下ろすなんて自殺行為ですからね。

まずは海軍式の三点着陸のマスター。

次が航法訓練です。

推測航法は海軍パイロットには基本ですから。

陸軍のパイロットは飛ぶだけの仕事ばかりでした。

彼等も海軍に入り、その覚える事の多さには閉口してました。

海軍式に慣れればすぐに使える様になるでしょ。


予科練ですが、重爆と戦闘機のパイロットの養成に専念する事になりました。

重爆は四発機を開発、(一式陸上攻撃機を四発化しました。)

戦闘機は迎撃機、艦載機、進行戦闘機の三種類がメインとなります。

迎撃戦闘機は雷電と開発中のジェット戦闘機。

艦載機はゼロ戦が小型空母、烈風が大型空母に搭載。

侵攻戦闘機は飛燕です。

飛燕はマリーンエンジンを得た事で、史実のマスタング以上の戦闘機に化けました。

土肥さんも大喜びですよ。

パワーに余裕もあり、高空も飛べる。

日本海軍の陸上戦闘機はこの四種類で賄います。

ジェット機は国内のみで運用です。

まだまだ外には出せません。


予科練ですが、史実みたいに甲飛とか乙飛とかの区分は一切してません。

すべて期で表記しています。

彼等は日本を支えるエリートなのですからね。

兵学校出身者は事務に専念する事にしました。

隊長と言う名の赤子を優秀なパイロットにさせる訳には行きませんからね。

パイロットはすべて予科練出身者のみで編成しています。

おかげで現場の部隊からは大好評です。

煩い甲板士官が事務職で大人しいヤツばかりになったと・・。

一応、彼等も飛行訓練は受けてますが、飛ばす事はありません。

邪魔です。ハイ。


その後の日本では「大空を舞え、若者よ。海軍予科練飛行生徒募集中。」の

ポスターが兵学校よりも高い人気を誇る様になりました。

兵学校は基本的に事務職ばかりです。

そして「ココ」が一番違うのですが、功績を立てた兵士は士官はおろか、将軍クラスへの

道も開ける様にしました。

ボンクラ士官ばかりが将軍となってたから昭和の将軍は大半がボンクラだったのですよ。

兵学校は事務系の学校と成り果てました。


また既存のパイロット兵士も高い技術を習得した兵士は、

士官教育を施しガンガン昇進させます。

柴田も淵田も、そして高野大将も大歓迎ですよ。

日本が弱くなったのは、士官がボンクラばかりだったからです。

艦艇の古参下士官も士官となれる様にしました。

彼等を古株として腐らせるのは宝の持ち腐れですから。


我々の目的は最終的に「世界一の海軍」を目指す事です。


放置してたら日本海軍は滅ぼされてしまいます。

現在、昭和十一年、開戦予定まで五年となりました。




予科練と士官制度の改革をしました。

兵学校出身者ばかり優遇した海軍は狂ってましたよ。

古参下士官こそが海軍の要だったのにも関わらず、ボンクラばかり重宝し、

海軍を潰したのですからね。


追記

このSSの中に出る人物は実在の方と妄想の中の人物が混在した架空世界です。

実際の歴史とリンクはしてますが、現実歴史とは違う世界となっています。



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