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Episode 18 vs. 死神①






 俺の話に戻ろうか。


 ミノタウロスとの戦闘後も俺は順調に魔物との戦闘に勝ち続け、どんどん上の階層へと登っていた。


 昨日休憩したのが4回目で、

今日はそれから3階層上がったから今は第43階層にいることになる。


 そろそろ飽きてくるかと思っていたが、

意外とそうでもない。出てくる魔物は休憩所を挟むごとに種類ごとガラッと変わる。


 とは言ったもののやはりやっているのは魔物との戦闘ということで、変わりはない。


 冒険者の依頼のようにサクッと終わらせて、

次の依頼に進めるような感じだと気楽だったが、

ダンジョンは一味違うな。


 閉鎖された空間で、出ようと思っても出られないのが面倒だ。それだけで人間はストレスが溜まったりもする。


 精神的にも削られる部分もあり中々キツイなこの『古竜の巣』は。その精神的な部分も含めての試練ってことか。



 さて、第43階層まで来たわけだが、これまでに戦ってきた魔物たちの中で1番強かったのは第39階層の人面獅子だろう。

 その次が29階層のケンタウロス。

 その次の次が19階層のミノタウロス。


 きっと休憩所の一つ手前の階層はボス部屋みたいな感じで強いのがいるんだろう。


 確かに、それ以外の階層は一つの階層に何体も魔物がいるのに、ボス階層にはボス魔物一体しかいない。


 こういうところもゲームみたいだな。



 40階層からここまでは死霊系のような魔物が多い。ゾンビやスケルトン、グールのような陰湿な感じのものが多い。


 となれば第49階層は死神みたいなのがくると考えていいかな。


 やっぱ大鎌とか振り回してくるのだろうか。

某赤ちゃんみたいに夢に取り込んで来たりするのかなぁ・・・


 まあそれはともかく今はこの階層に集中しないと。



 少し気になっていることがある。


 このダンジョン、『古竜の巣』は少し簡単すぎる気がするのだ。

もちろん、ボス魔物たちは弱くはなかった。

弱くはなかったが、別に特別強いということもなかった。


 普通のダンジョンならそれでいい。

だがここは普通のダンジョンじゃない。

 初代竜王の特別製のダンジョンであるはずなのだ。

 それがこんな弱い敵との戦闘をただ数をこなすだけのようなつまらないダンジョンだということに違和感を覚える。


 俺は何か、まだ気づいていない仕掛けのようなものがあるんじゃないかと睨んでいる。


「ふっ!」


 新しい魔物を発見したので、

先手を取り、上から竜剣を振り下ろした。


 プシャー


 そんな音を立てながら魔物の体から血が噴き出る。このグロテスクな情景にも慣れてきてしまっている。


 慣れたくはなかったがな。



 話を戻すが、このまま地味な戦闘を続けていても意味がない気がする。何か裏技のようなものはないだろうか。


 少し目を凝らしながら進むとするか。

どこかにヒントがあるかもしれないしな。




 数時間後


 そのまま、俺は手がかりを見つけることなく、第49階層まで来てしまった。


 まあ仕方ない。

とりあえず死霊系のボスを倒して一息つくとするか。


 ワープポイントを抜けると、目の前にいたのは大鎌を持った死神。黒いボロ布切れに身を包んでいる。


「ふー、こいつは強そうだ」


 発せられる雰囲気から感じ取れる強さがこれまでの人面獅子たちとは段違いだ。


 間違いなくこいつは、強い!


 初めての強敵と言ってもいい相手の出現に嬉しさも覚えてしまった自分が狂戦士にならないか心配である。








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