表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
魔の森の近くを飛行艦で飛んでいたら、魔族の王女様を拾ったんだけどっ?!  作者: トウフキヌゴシ


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

35/48

第三十五話。

 魔術学園の応接室にローズ皇帝と関係者が集まっている。

 ローズ皇帝の机の前には、アルンダ―ルと肉球の紋章の入ったニャンドロスからの親書。

 ローズの手には細かい経緯が書かれた報告書。

 ギルモアが提出したものだ。


「ほほう、そなたがイーズナ第二王女か?」

 ローズが褐色の肌のハーフエルフを見ながら言う。 


「はい、アルンダ―ル王国よりきました」

「姉であるアルテアレを助けていただきありがとうございます」

 イーズナが答える。


「ふーん、ダークエルフとのハーフかい」

 ローズの隣にいたハーフエルフが言う。

 金髪青い目、耳が少し尖っている。

 見た目は二十代前半くらい。

 しかし、ハーフエルフの寿命は約二百歳。

 百六十歳くらいから緩やかに初老の見た目まで老い始める。


「……こちらの方は?」

 イーズナの隣にいたギルモアが聞いた。


「ああ、私は、”シャラフィファン・カイラギ” カイトの母だ」


「カイラギ艦長の御母堂様ですか」

 イーズナが驚いたように言う。


「そ、愚息が世話になったねえ」

 シャラフィファンがローズから渡されたギルモアの報告書をめくる。

「ふうん…………うん、決めた、イーズナ第二王女だったっけ」

 チラリとローズを見た。


「はい」


「今度はあたしがあんたを魔界に連れていってやるよ」

「あたしの海賊船、”アッシュ・オブ・イグドラシル”でね」


「いいのか?」


「ああ、大体ハナゾノに長旅に出られる大型艦が無いじゃないか」


 ハナゾノ空軍の主力は、”飛竜”と、”テンドロディウム”級を軽量、発展させた、”リリーマルレーン”級高速爆撃艦だ。

 レンマ王国から輸入した、”ムツキ”級飛竜空母は補給艦に改造している。

 元に戻すのに時間がかかるだろう。

 それに、奴隷売買をする西方の貴族と竜教会原理派が邪魔をしてくる。


「なあに、シルルートの東方の貴族も竜教会原理派と組んで奴隷売買してるんだ」

 ハナゾノの西の森をはさんでシルルート王国がある。

「協力するよ」

 シルルート王国の外部工作部隊ともいえる、”イグドラシル海賊騎士団”なのだ。

「しかも、竜教会の聖女様も来てくれるんだろ」

 胸にベルの紋章をつけた白い聖女服の黒髪の女性に言う。


「ああ、カイラギ艦長たちにマーキングしてるからな」

 眼帯をした目を指差した。

 竜教会の聖女、魔族とのハーフである、”マガリ”が言った。


「すまない」

 ローズ皇帝がすまなさそうに言った。


 ”シャラフィファン・カイラギ”率いる、”イグドラシル海賊騎士団”所有。

 可変後退翼を備えた海賊船、”アッシュ・オブ・イグドラシル”に、イーズナとギルモア、竜聖女である、”マガリ”。

 

 それと、つめる限りの《《ナマリブシ》》と《《マタタビ》》を載せて 魔界に出発するである。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ