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異世界転移したのに程々にしか強くねぇ。  作者: 魚ハンバーガー
序章
5/44

ランクとフラグ?

冒険者ギルドを出た俺は、元の受付嬢さんに戻った。


「終わりました。」


「え?早かったですね、ゲントさん。」


「なぜ俺の名を?」

言ってないはずだが。


「登録紙を拝見させて頂きました。」

なっとく。


「それでは、新しい職業を記入してください。」


ささっと下級両手剣士と入れた。


と、それを見た受付嬢さんが首を傾げた。

そしてふふっと優しく微笑みかけた。


「ゲントさん、職業を偽るのは規定違反ですよ?ギルドの規定はちゃんと登録する時に述べますけど、今回は不問にしておきます。」


「え?いえ、俺剣士になりましたよ。」


「ふふっ、ダメです、背伸びしてもすぐバレます。ちゃんと記入してください。」


「いえいえ、本当に剣士に就職できました。」


「...本当ですか?嘘だったら怒りますよ」


「本当です。」


「ちょっと確認します。」


失礼、と一礼してまたギルドの奥に戻ってしまった。

そして数十秒後戻ってきた。

ちょっと呆けた表情で。


「...驚きました。本当に下級両手剣士に昇格なされたんですね。」


「...さっき一緒に訓練を受けていた冒険者たちもそう言っていましたが、そんなにすごいことなのですか?」


「凄いですよ!あのダンさんに認めてもらって一日で無職から下級とは言え剣士に昇格するだなんて!」


「あー...ダンさんてやっぱり厳しいんですか?」


「ええ、唯でさえ王国筆頭戦闘教官故に厳しいのに、熱血なので...」


「...と、それよりも、やっぱり俺って凄いんですか?!」


「ええ、凄いですよ!」


「ど、どれ位凄いですか...?」

日本だと良くても県大会で四位ぐらいだったけど...?


「騎士隊位は楽勝ですよ!」


...

...そこは嘘でも近衛隊ぐらいは言ってほしかった。

いや、あるかもしらんけどさ、近衛隊。

いや、それ(騎士隊)でも凄いんだろうけどさ。


「...冒険者に変換するとどれ位でしょうか?」


「Dランクは軽いですよ!」


「?ランクは何から何まで有りますか?」


「FからSまでです」


......上から四番目、下から四番目か...


「......ちなみに、特別昇格、とかは...」


「ありませんね」


こういうときぐらい機能しろよ、ご都合主義――




ちゃんとしたギルドの規定の説明を受け、Fランクの冒険者カードを貰い、冒険者ギルドを出て、隣りにあるという武器屋に向かった。

Fランクの冒険者カードは、木でできていて、魔法的効果は無いそうだ。

尚、魔法的効果が付いてないのはFランクだけで、それ以上は貨幣と同じ鉄でできていて個別化の魔法効果が付いていて、俺だけの物になるらしい。

あと、貨幣システムと冒険者のランクを並べると日本円に変換すると:


Fランク=木=無価

Eランク=鉄=一円

Dランク=銅=十円

Cランク=錫=百円

Bランク=銀=千円

Aランク=金=十万円

Sランク=白金=一千万円


だそうだ。

冒険者ギルドの入会費は三千円位か。

ちなみに貨幣システムもティムさんに聞いた。

貨幣システムは元々は百づつ上がっていたそうだが、それだと日常生活が大変だということで銅貨の前と後ろに鉄貨(てっか)錫貨(しゃくか)を導入したそうだ。

そりゃそうか。

五百円するものを買うのに銅貨五十枚なんて大変だ。

話が少しそれたが、俺は今武器屋に向かっている。

受付嬢さん...後で名前聞かないと。

受付嬢さんに言われて、木刀じゃ魔物は狩れないと思ったからだ。

暇だからと、ステータスを開き【剣士】を開いて見た。(*歩きスマホはマナー違反だよ!)


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

職業:剣士

説明:見習い剣士から始まる、剣を扱う戦士。

尚【闘技】の内、【剣技】が扱える用になる。

両手剣士、片手剣士、双剣士等が含まれる。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


ああ、やっぱり剣士の中に両手剣士とかが入ってるのか。

それで両手剣士の中に下級だやら上級だやらが有るんだろうな。

お?

さっきも聞いたな、闘技。

俺は【闘技】を開けた。


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

職業:戦士 引用 闘技

説明:見習い以上の戦士職が使える技の総称。

魔法職の魔法に当たり、使える技が各戦士種で

異なる。剣士は【剣技】、斧士は【斧技】等。

大きく分けて攻撃系、防御系、補助系がある。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


ふむふむ。

さっきのダンさんの【ファストリアクト】は補助系と言うことだろうか?

やめたまえ。

興奮で爆発するでないか。

俺は何が使えるだろう、と剣技を開こうとした―


「「わっ!」」

ドンッ

ガッゴロゴロ


「す、すみません!」


不注意で反対側から歩いてきた人物にぶつかり、その人が持っていた荷物がすべて落ちてしまった。

慌てて落ちた...なんだこれ、鉱石か?を拾って元々入っていたであろう箱に入れていく。

最後の一個に手を伸ばしたら、相手も同時に伸ばしたようで、鉱石の上で指先が触れた。

ドキッとして、顔をあげると―



―俺と同じ位の年のヤローが見つめ返してきた。


くそー、俺の気持ちを返せ!

いや、触れた手がゴツゴツだったから気付けよ、と言えばそれまでなんだが...


「あ、どうも有難う御座います。」


「いや、こっちも不注意でぶつかったし...」


「いやいや、こんな荷物持ってちゃんとしていなかった自分が悪かったので...」


「いや...」


「「...」」


...

......

気まずい。

一部例外を除いて、残念でした。

男でした。

尚、恋愛には発展しません。


―――――――――――――――――――――――――――――――――――――


誤字、脱字、その他諸々の難点をお教えください。

全て読み、善処します。

読んでくれて有難うございます。

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