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彼女の隣には  作者:
3/3

彼女の隣には 『3』

「え… 瞬間移動だよ? 玲の得意だった技じゃん!」と言われた。

この時私はやっと思い出した。今の時代には1人につき2つの超能力を持つことが出来るということに。ちなみに私は瞬間移動というみんながよく知る能力と鍵がかかっているドアでも開け閉めできるという能力を持っている。

そして彼女。楓花は一定距離までならば風を自在に操れるという能力と植物の生命を操ることができる能力を持っている。

私たち2人は超能力者らしいものを持っているが世間一般ではそういうものは存在する確率が少ないらしい。

例えば身体能力が5パー上がるとか他の人より髪の毛が伸びるスピードがやや早い……とか。あまり実感がわかないものばかりだ。そんなことを思い出して理解した私は楓香に「ごめん。そうだったね。今からするよ」と言って校門まで瞬間移動した。

そして2人でわいわい喋りながら教室に行った。意外な事に私達は一番乗りだった。私の席は窓側の一番後ろ。楓花はその前の席。2人とも席について机の中に教材を入れ始めた。めんどくさい事は先にやってしまう主義だからだ。突然私のお腹から「ぐぅー…」という音が鳴った。そういえば朝ごはんをまだ食べていない。

楓花もまだ食べていないということなので2人で購買に行った。私はメロンパンと牛乳。楓花はチョコチップメロンパンとココアを買った。2人とも似たチョイスを選ぶ。やはりそばに居ると似るものなのか。

2人で教室で朝ごはんとなるものを食べた。2人でもくもく食べていると男子2人組が教室に入ってきた。片方の人は学級委員、もう1人は…えっと誰だろう?

誰だっけな…と思って顔を見ていると彼はこう言った。

「え、俺を忘れたのか?」

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