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ジュリアさんが来た  作者: 安良久 理生
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お買物③

お買物編終了というか番外編。

 帰宅後、夕食を作る頃になってジュリアは台所から出ると、リビングにいた武志たちに声をかけた。

「少し買物に行きますね」

「どうしたのー」

 リストデバイスを使ってマンガを読んでいた翔が顔を上げてジュリアに聞いた。

「小松菜が切れてたので、買い足そうかと思いまして」

「そっかー」

 翔はそれで興味を失ったようにマンガの続きを読み始めたが、武志はそこでふと思いついた顔をした。


小松菜(こまつな)が切れて困っつなー(こまっつなー)、なあんちゃっ」


 武志がそこまで言ったところで、突然ボンという音を立ててジュリアの頭から湯気が噴き出し、耳からはネジがはじけ飛び、伸びたバネがみよんみよんと揺れていたがジュリア自身の動きは止まっていた。


「てー……て、え?」

 みよんみよん。

 みよんみよん。


「……壊れた? え、俺のせい?」

「パパのバカー!!」


 修理には三日かかったが、その際メーカーにはオプションで親父ギャグへの耐性フィルターを付けてもらったとさ。

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