ミラーワールド 39話
・・・永い時間の中考えた、探さないと存在の真実と理由を
グロスト
『まだ憎むんだね、僕は自由、君は縛られる。鎖は過去だよ?だから捨てたんだ・・・』
プラネン
『簡単に捨てられるか!許さない絶対に!』
グロスト
『かけらが本体に勝てる訳ないよ、理不尽なのはわかってるよ?僕だって同じだもん』
プラネン
『勝てないのはわかってる!理由なく創られたなら、俺が存在する理由を創ってやる!』
グロスト
『でも・・・創られた真実は探し続けるんだね・・・』
・・・
プラネン
『ここは何処だ・・・?』
寒い、周りが白い・・・ヴァトウズか?
ロット
『ようやく再生しましたか。私の家ですよ、気分はどうでしょうか?』
手元を見るとサーヴェルドブックがある、俺の実体か・・・
プラネン
『気分とか関係ない、結局俺はこの本の操り人形だからな』
ロット
『そんな悲しい事言わないで下さい神は全ての人間を・・・』
プラネン
『残念だが俺は人間じゃない』
ロット
『わかってます、私も同じ存在ですから・・・』
ロットの人間の姿もサーヴェルドブックの操り人形でしかない
プラネン
『ところで、サーヴェルドブックって何なんだよ?』
ロット
『サーヴェルドブックはトルヴェザ様の力を分割し封印したもの全部で110冊、サーヴェルドが管理しているのは94冊』
プラネン
『残りはどうなったんだよ?』
ロット
『12冊は現在12体の精霊として存在しています。4冊は自我を持ちました』
その4冊は俺、グロスト、ロット、サーヴェルドの事かよ
プラネン
『じゃあ、何でサーヴェルドブックが必要なんだよ?』
これが大きな疑問、サーヴェルドはともかく精霊を管理するロットも間接的にサーヴェルドブックを管理してる事になる。何でそこまでするのか?
ロット
『サーヴェルドブックはこの世界の証明です。ミラーワールドの存在を書き記す事でこの世界が存在しているのです』
プラネン
『それならミラーワールドは神が創ったのか?何で創る必要があった?』
神が創ったなら魔族がどうのなんて話は無いはずだ
ロット
『ええ、トルヴェザ様御自身間接的にですがミラーワールドをお創りになられました。それは、(レキシ)の運命を・・・』
ハール
『ストップ!全く厄介だよねロットさんはね』
声だけ聞こえる、ハールか?
ロット
『ハールですか!?』
ハール
『正解だよ、僕はハール。久しぶりだねプラネン君』
やっぱりハールか
ロット
『ならば今ここで私の使命を!光魔法』
ロットは光の十字架を創り何処かへ飛ばす
ハール
『そこでそれ使うの?痛いよ・・・。使命使命ってさトルヴェザにこき使われてるのがわからないの?』
ロット
『それが私の存在する理由だからです!召喚(魔法の精霊)召喚(大地の精霊)』
存在する理由か・・・
レイミ
『ロットさん呼びました?』
ゼドー
『うぜえぞレイミ、どうせハールを追えとかだろ?』
ロット
『はい、よろしくお願いいたします』
魔力の精霊レイミと岩の精霊ゼドーは何処かに飛び去った
理由、理由か・・・
プラネン
『俺の理由は・・・』
ロット
『プラネンさん?』
プラネン
『イークルズを潰す事だよな?!!アッハッハ!!』
ロット
『えっ?待って下さい!』
ロットが止めるが関係ねえ!外に飛び出して駆け抜ける!理由そうだよな!!