ミラーワールド 38話
フォトン
『フフッ・・・人間ごときに私はやられませんよ?』
ブレイク
『・・・関係ない』
記憶を取り戻した・・・でもわからない、何で生かされた?
ジダイガ
『フォトンの騎士も幻影に惑わされていれば形無しか』
フォトン
『別にいいですよ、私一人で充分ですから』
不用意に自我を持ってしまっただけの本・・・なのに何故消されない?
ジダイガ
『闇魔法』
フォトン
『上級の闇魔法ですか、神力(集え悪霊達よ)』
神から見たらただの枷・・・力のかけらだから
ブレイク
『・・・調和術』
ジダイガ
『厄介か、闇属技』
必要無かったから何十年も眠らされた・・・何で今更?
フォトン
『攻撃してみなさいよ?神力(究極で劣悪な復讐)』
ジダイガ
『やはり、ブレイク貴様には荷が重い、操作(空間の堕神との契約)』
真実を知るには・・・ロトユ・サーヴェルド
フォトン
『ジダイガさん一人で大丈夫?神力(復讐の悪霊)』
ジダイガ
『殺した人間を悪霊にして他人に復讐させるか・・・』
・・・
???
『やっと会えたね、片割れ』
プラネン
『グロストか、何で肉体を持っているんだよ?』
グロスト
『あはは、僕は調和と混沌だからね、他人の肉体をもらったんだ。良いでしょ?』
まだ俺の身体は仮、実体はサーヴェルドブックでしかない
プラネン
『俺は他人と融合なんて出来ねえよ、それにしてもなんでキラーの姿なんだよ』
グロスト
『だって僕は差別の時代の終わり頃にワー・キラーっていう人から肉体をもらったんだよ?』
話がおかしくないか?
プラネン
『そんな事よりフォトンは!?』
フォトンの方を見るとジダイガと戦っている。ジダイガは空間を操る絶対的な能力があるがフォトンは悪霊を操り多勢に無勢って所か
フォトン
『起きたんだ、プラネンさんは実体が本だから物理にも精神にも効果ないんですよね?』
プラネン
『それを言うならグロストもだ』
フォトン
『それなら・・・存在自体にダメージを与える神罰呪文ならどうでしょうか?』
神罰呪文だと!神にすらダメージを与える呪文・・・何でフォトンが?
ジダイガ
『切り裂け!』
ジダイガは空間をずらす事でフォトンを切り裂こうとするが・・・当たらない
フォトン
『歴史に反逆し堕神の歪み神の力借りて人の道外す・・・』
誰かが転移してきた?
ロット
『ジダイガさん!貴方とは協力したくありませんが仕方ありません!』
急にロットがやってきた、あいつも一冊の本・・・
フォトン
『我が身を糧とし祈りを成立させよ・・・』
ロット
『私が封じます!その間に・・・!対視』
フォトンは十字架に磔にされているが・・・封印が中途半端だ
フォトン
『神罰呪文、01番、呪文』
ジダイガ
『間に合え!神力(堕神の追放宣言)』
・・・
フォトンはミラーワールドから追放された・・・
でも
呪文を止めるにはおそすぎた・・・
プラネン
『仕方ねえ・・・』
光の柱が空から向かってくる・・・
グロスト
『・・・僕が知ってるのは君は神に利用されてる事だけだよ。・・・行ってらっしゃい』
プラネン
『じゃあ、サーヴェルドを見つけるしかねえな、調和術(人間の欲望大地からの対立心)』
地面から離れ向かう先は光の柱・・・たとえ俺が消滅しても実体はサーヴェルドブック、また仮の身体は創られる。
・・・そして、上空で光の柱とプラネンは消滅した
ロット
『プラネンさん、貴方を預かっておきますよ。神よ、これでよかったのでしょうか?』
ロウアールグルド
『プラネン貴方には(真実を探す対立心)の称号を与えましょう。辛い真実でも探しますか?』