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ミラーワールド 35話

ーーヤットアエルネ



今は世界ロウティバにいる、この世界はほとんどが森に覆われている、とりあえず村に向かうか


ゼイク

『待てよ、お前もフォトンの仲間か?』


どこからか声が聞こえる


プラネン

『誰だどこにいる!』


ゼイク

『僕の名前はバグドル・ゼイクさ、お前の上に居るよ』


プラネン

『はあ?』


上を見上げると木の枝にゼイクが立っていた


ゼイク

『で?フォトンの仲間か?』


プラネン

『違うな、ところでフォトンはどこにいる?』


ゼイク

『森の奥に巨大な風車があるんだけど、そこにフォトンが居るよ』


おっと、いきなり情報ゲット、とりあえず村に向かうつもりだけどな


プラネン

『ありがとなゼイク』


ゼイク

『別にいいけど?』


それにしても、何でゼイクはフォトンに敵対視してたんだろ?

まあいいや、村に着いたし


ロド

『なんじゃあ?トラメルいい加減に・・・』


トラメル

『なんでだよ!何かでかい風車ができたんだ!面白そうだろ!』


・・・何か村の入口で言い争いが見えるんだけど


ロド

『全く、諦めるのじゃ』


トラメル

『せっかく面白そうなのにー、じゃあヴァトウズの氷の洞窟・・・』


・・・


何だよ。あのトラメルって奴は、そこまで危険に突っ込みたいのか?しかも面白そうって・・・

因みに氷の洞窟はかなり危険らしい


ーームシスレバ?


そうだな、無視して薬屋にでも向かうか、別にいらないけどな


レスキル

『待てよてめえら、ついて来るな!』


薬屋の近くに、何かテールが二人と魔族の子供が二人、因みにテールは何か嫌がっている


クロウ

『流石レスキル様、魔族の子供にまで懐かれるとは、わたくし感激です』


レスキル

『クロウ!?助けろよ!柄じゃねえぜ!?』


あのレスキルとクロウかよ、何でここに?


スランカ

『どらごんかわいいね』


カラクト

『だいじょうぶなの?ぼくすこしこわい』


スランカ

『だいじょうぶだよ、どらごんいいこだから』


何この状況、あのレスキルが5歳くらいの子供に押されっぱなしなんだけど


クロウ

『おや?プラネン殿ではありませんか、この光景を見て素晴らしいと思いませんか?素晴らしい流石レスキル様・・・』


プラネン

『・・・まあ、いいんじゃね?』


レスキルは子供を相手に戸惑っているようだな


カラクト

『スランカこわくないの』


スランカ

『だいじょうぶなの、カラクトこわがりね』


カラクトとスランカか。それにしても、スランカさんの度胸には脱帽するよ


レスキル

『・・・てめえら、ドラゴンの恐ろしさを教えてやるよ!キャハハ!プラネン相手しろ!』


苛立ちが最高潮に達したのか?レスキルは爪を使い攻撃してくる、全く八つ当たりか?


カキッン! カキッン!


剣で攻撃を防ぐが攻めきれない、力の差が酷いな。魔法や調和術を使う訳にはいかないし


プラネン

『マジかよ、八つ当たりだろ!』


カラクト

『・・・』


何かカラクトが無言になるんだけど・・・


レスキル

『どうだ!ビビったか!キャハハ!』


カラクト

『どらごんさん、かっこいい・・・』


バタン!


レスキルはずっこけた、子供の状態でドラゴンを倒すとは恐るべし


クロウ

『レスキル様、素晴らし過ぎる。わたくしは貴女様に仕えさせてもらい光栄です!』


レスキル

『違う・・・何かが違う・・・』


レスキルのキャラ設定がガラガラと崩れ落ちているようだ

三人してレスキルの精神に攻撃しているな


スランカ

『カラクトそろそろおうちにかえろ?』


カラクト

『うん!ばいばい、どらごんさん』


残されたレスキルは地に倒れ、クロウは絶賛の嵐を起こしていた。

関わりたくないのでこっそりと村から出る・・・


ーームダアシ?


言うな!


・・・


・・・誰?

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