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ミラーワールド 3話

ハール

『さてと、ジダイガには見つかりたくないから、そろそろ離れるか。』



ジダイガ

『どうした?かかって来ないのか?』


明らかにリケの様子がおかしい。傍若無人の魔法使い二人目がここまで静かなのは不自然だ。一応一人目は勿論リイユウだけどな。


プラネン

『お前を倒せばいいんだろ、単純じゃないか』


仕方ない(対極剣)を構えておくか。


ジダイガ

『幻影(二重人格の犯罪者)幻影(偽りの暗殺)さあどする?』


ん?一瞬ジダイガの姿がぶれた?きのせいかな。ジダイガは四本の剣を取り出したな、あれはジダイガの剣(四羽刺翼)だ。長い鎖のついた細身の剣でよく剣自体を投げて使ってる。まあ鎖を引っ張れば手元に戻って来るから便利なのか?まあいいや、相手が剣ならやることは一つ。


プラネン

『こっちも剣で戦うのみだ!』


先手必勝だ、向こうに向かって剣を振り回す。(対極剣)は大きめだから、四本あっても細身の(四羽刺翼)では防ぎきれないはずだ。

と思ってたけど、ジダイガは後ろに飛びのいて空振り。おしい。


ジダイガ

『次はこちらだな。幻影(百の剣四の死体)』


ジダイガの剣がみるみる増えて、たくさんになった。これでどうするの?ああ、投げてきたよ。全部一気に、なにやってんの、あぶないだろ。


グサッ グサッ グサッ


プラネン

『ギャーー!』


数が多過ぎて避けきれない。意識が朦朧としてくる。でも、剣が増える?ありえなくね?


プラネン

『もしかして、光魔法(ライト)


辺りを光で照らすとたくさんの剣は消えジダイガの手元に四本だけ残った。ついでに自分自身を見ると怪我もしていない、あれ?痛かったよな?



プラネン

『あれでダメなら魔法はどうだ!闇魔法(ブラックハード)


黒い光線がジダイガへ一直線!このスピードなら避けられないだろ!


ジダイガ

『闇を使うなど愚かだ。操作(漆黒の堕神との契約)』


あれ?ブラックハードが向きを変えてこっち来た!


プラネン

『来るんじゃない!調和術(孤独の恐怖による破壊への対立心)』


ブラックハードは破壊を拒絶する力により逸れて関係ない所にぶつかった。


プラネン

『危なかった』


ジダイガ

『プラネン、私の闇を操る力の事忘れてたな?油断大敵だ、幻影(死の鳥飛ぶ鳥)』


ジダイガは自分の左腕を切り落とした。馬鹿なの?左腕は剣を握ったまま落ちて消え、ジダイガの左腕は再生した。何がしたかったの?


プラネン

『意味わかんねー、剣技(ウェイブ)


衝撃波がジダイガへ一直線、ここであいつはあれを使うはずだ。


ジダイガ

『その程度か、闇魔法(ブラックハード)


衝撃波は闇の光線に掻き消されるが、予想どうり!


プラネン

『引っ掛かったな!光魔法(ライトヴァーン)


闇の光線と光の光線がぶつかり合う。ここまで予想どうり!


プラネン

『終わりだジダイガ!光術(リングバリア)調和術(いがみ合う属性対立心)』


闇と光は反発し辺りを破壊しまくる。こっちはバリア張ってるから平気なのさ、ジダイガお前の負けだ。


ドカーン。


反発力って凄いな、土煙で見えないだろうが。


ジダイガ

闇属技(ディーキル)


何?ジダイガは爆発に巻き込まれて重症なはず、そもそも光の力も受けたはずだからすぐに再生も出来ないはずだ。


ヒュウ


剣を持った左腕がこっちに突っ込んできた。光術では相性悪くて防ぎきれないし、調和術では近すぎて意味がない。


プラネン

『ああそうだ、これがあったな。(サーヴェルドブック)』


サーヴェルドブックでジダイガの左腕を叩き落とし、(対立剣)でで切り裂く。さすが神の本だ絶対に破けないのは本当だな。


プラネン

『切り落とした腕が今更襲ってくるとか反則だろ』


切り落とした腕の操作なんてどうやれば出来るんだろ。リイユウに聞こうかな。


リケ

『ビミョーじゃない?ジダイガ?』


ジダイガ

『そうだな、リケ。私はプラネンがテルトスを倒す事は出来ないと推定する』


え?何この二人。後ろを振り向くと何事もなかったかのようにリケとジダイガが話をしている。


プラネン

『結局何なんだ!』


リケ

『馬鹿だなー、リイユウのテストだよ。プラネンはジダイガの幻影と戦ってたのー』


ジダイガ

『幻影(二重人格の犯罪者)は私の幻影を造るため、幻影(偽りの暗殺)は幻影の痛みを与えるためだ。注意不足に知識欠落。貴様はその程度か』


プラネン

『ひでえ評価』


リケ

『プラネンが馬鹿なせいでこっちも酷いこと言われたんだからねー』


プラネン

『呪いのことは関係無いだろ』


リケ

『八つ当たりは決定だー』


プラネン

『なにそれ、八つ当たりの自覚あり?』


ジダイガの方向を見るとあいつはニヤリと笑いやがった。確信犯だ。なんで周りには傍若無人な捻くれ者が多いのか。


ジダイガ

『イークルズが動き始めているのは知っているな?問題とされているのはテルトスだがあいつはあらゆる攻撃が効かない』


プラネン

『なにそれ無敵?』


リケ

『破壊の力を触れただけで消してるんだよねー。しかも、こっちはテルトスに触られただけで、さよーならー』


ジダイガ

『テルトスは触れた物を消す事が出来る、そのためか奴は常に浮いている。つまり無自覚な力だと予測される』


リケ

『テルトスもー魔力変換体質だしねー』


プラネン

『結局どうやって倒すんだよ?』


はっきり言ってそんな怪物と敵対したくない。なんで倒す話になってんだろ?


ジダイガ

『テルトスはイークルズの一人であるため、どんな行動に出るか分からない。いざという時にはプラネンの対立心を強める能力で無理矢理テルトスを切る方法があるのだが』


リケ

『残念ープラネンは雑魚だったー』


プラネン

『何だよそれ、知らない内に巻き込んで』


ジダイガ

『まあいい、テルトスは私が何とかする。貴様らは帰れ』


納得がいかない、いつか絶対ジダイガお前を倒す。


リケ

『鏡無いよー』


ジダイガ

『世界イエロザの鏡ならあるが?』


リケ

『それでいいやー』


プラネン

『いや、良くない』


帰れないよ?しかもイエロザは砂漠だよ?何しにいくの?


リケ

『プラネンのお家探しの旅にレッツゴー!』


プラネン

『何だそれ!』



ハール

『そんなこんなでイエロザに行く二人。そういえば、その後プラネンはリケに解体されてしまったらしいよ?』

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