ミラーワールド 28話
今工場の所に着いたところだ、入口にはファイバーが立っている。
ファイバー
『おや?プラネンですか?入口なら開けておきましたよ』
プラネン
『閉まってたのか?』
前回開いてなかったか?
ファイバー
『閉じてました。まあ、ある程度なら機械仕掛の扉なんて開けられますがね』
ファイバーはあまり魔力を持っていないためか機械に関する知識が豊富だ、どうやって勉強したか知らないが・・・
プラネン
『とりあえず、中に入ってみるか』
ファイバー
『気をつけてください』
工場の中は前回とあまり変わらない・・・
カクタ
『・・・』
前言撤回、カクタが気絶して落ちてる。
ガニメデ
『待ってたよ』
テトラス
『プラネンさん』
ガニメデ
『地下室で』
テトラス
『ネーグルが』
ガニメデ
『待ってるよ』
・・・何この二人
プラネン
『そんなやすやすと敵の言うとうりになるとでも思ってんの?』
ガニメデ
『うん』
テトラス
『もちろん』
プラネン
『そんな馬鹿な事を・・・』
パカッ
プラネン
『えーー!!?』
ヒューン・・・
床に穴が開いて・・・
ドスン!
プラネン
『いてえ!』
ネーグル
『フッフッフッ、俺はフレイ・ネーグルだ!』
プラネン
『しらねえ』
ネーグル
『そこは空気読め!まあいい、勝負だ!プラネン!』
何だよ、この白衣の男は?
プラネン
『まあいいや、受けてやる!』
ネーグル
『ならば、俺のレーシングカーを見せてやろう!』
ネーグルは何かスイッチを押すと・・・
空中に浮いた鉄のでかい箱が?
プラネン
『えーと』
ネーグル
『これぞ正しく、リニアモーターカー!工場内の磁力を利用して浮かせている、この車ではなく工場の磁力を操作することにより動かすため車自体の軽量化に成功!工場内と言う欠点はあるが速度は申し分ない!将来は大地を鉄で固めてこの車を広めるつもりだ!その前段階として・・・』
話なげえ、何だよこいつ
プラネン
『結局なんだ!』
ネーグル
『昨日レースのゲームをしたら・・・』
プラネン
『したら?』
ゲーム?よくわからないけど
ネーグル
『リアルでレースしたくなった!』
プラネン
『・・・』
えーと、レースって競走だよな?それがしたいって理由で呼ばれたのか・・・ふざけんな!
ネーグル
『さあ!君のレーシングカーを出しなさい!』
プラネン
『あるわけないだろ!』
そんな物どうやって持ってくんだよ!
ジダイガ
『ならば私の車を貸してやろう』
プラネン
『うわっ!・・・何だよジダイガか』
急に現れるジダイガ、心臓に悪い!
ジダイガ
『これでいいだろ?』
ジダイガは空間を割り鉄の箱を呼び出した
ネーグル
『軽トラじゃないか・・・』
ジダイガ
『中古で買ってみた』
ネーグル
『ふーん、運転出来るの?』
ジダイガ
『もちろん』
ネーグル
『ならばレースだ!』
ジダイガ
『がんばれプラネン』
結局俺か!
プラネン
『何だよどうやるんだよ?』
ジダイガ
『貴様らと違い私は忙しい、そんな遊びには構っていられん、適当にやれ』
乗ってみるが動かし方がわからない。
ネーグル
『工場を一周だからな?よーいどん!』
ヒューン!!
凄いスピードでネーグルのくるま?が空を飛んでいる。
いい加減動け!
ガタガタ、ブーン!
おっ、何か動き出した!
・・・
アレ?何かもう目の前にゴールが?
プラネン
『勝っちゃった?』
後から来たネーグルが
ネーグル
『マジで軽トラか!?』
ジダイガ
『空間操作機能を取り入れただけだ』
ネーグル
『マジかよ・・・』
ネーグルは落ち込んでいる・・・
プラネン
『結局この工場は?』
ネーグル
『キラーの工場をもらって趣味で遊んでる』
プラネン
『・・・放置でいいか』
ネーグルもイークルズらしいが・・・大した活動はしていないらしい、むだ足か・・・
ジダイガ
『車をしまうついでに貴様も町へ送ってやろう』
ついでかよ、まあいいや・・・
ネーグル
『疲れたな、寝よ』
何か人それぞれ好き勝手を・・・
ーーボクハマッテルヨ
何だったんだっけ?