ミラーワールド 18話
足元にバルカルの残したダルミトの鏡が落ちている、拾っておくか。
プラネン
『参ったな・・・どうしようか・・・』
ここからは一人でどうにかするしかない・・・リイユウはもう居ないんだ・・・
プラネン
『とりあえず、誰か居ないか?』
周りを見渡すと人影が二人分。
プラネン
『そこの二人なんか情報を・・・イークルズか!?』
あの二人は黒い十字架の指輪をつけている、黒い十字架はイークルズの証だ。
ブレイク
『・・・だからどうした』
テル
『ねえー、ブレイク。この世界飽きたー。違う場所行こうよー』
ブレイク
『テル、黙れ』
なんだこいつら、ブレイクと呼ばれた奴は見たことないぐらい巨大な剣を背中に背負っている。テルはただの子供じゃないか。
プラネン
『イークルズなら容赦しねえ!』
剣を構える、一対一になるだろうな、あのチビが戦える訳無い、魔法使いならわかるが奴はあまり魔力がないようだからな
ブレイク
『ガキがおごれるな!』
ブレイクは近くにあった岩の塊に手をつける、四メートルぐらいのでかい岩だ。
そして
岩を持ち上げて放り投げてきた!?何トンあるんだよ!!
ドガーン!!ガラガラー!!
プラネン
『あ、危ねえ・・・』
とっさに避けたが、目の前にはブレイクが・・・速い!
ブレイク
『飛べ・・・』
ブレイクは巨大な剣を振るう、対極剣で守るが・・・
力が強すぎる!飛ばされて岩にぶつかる。
プラネン
『痛たた・・・』
ブレイク
『現実だ!俺などテルトスの足元にも及ばない、お前はそれ以下だ』
何だって?まさかな・・・
テル
『行こうよ』
ブレイク
『プラネン・・・ノズィンダに来い』
あいつらは鏡を使い違う世界に行ったか・・・何だあの強さ・・・
プラネン
『ノズィンダか』
目の前に残された鏡を見る。
???
『プラネンさんプラネンさん』
プラネン
『おっと、何だ誰だいきなり後ろから話かけるな!』
明らかに魔法使いな男が後ろに立っている。
???
『私は謎なのです』
プラネン
『わからねえよ!』
???
『謎だからいいのです。渡してバイバーイ』
鏡に入って行った?渡し物って残して行った鏡か?まあいいや持って行こう。
世界ノズィンダに向かうか