ミラーワールド 8話
プラネン
『最近暇だな、イークルズもいないし』
最近はイークルズが何かをしているという話しを聞かない、ジダイガがなんかしたのか?
リイユウ
『暇そうですね、プラネン』
プラネン
『確かに暇だ』
リイユウ
『では、少し勉強をしましょうね』
プラネン
『めんどくさい』
勉強するくらいなら草原でねっころがってたほうが何倍もいい。
リイユウ
『プラネン?あなたはバカなのですから少しくらい勉強しましょうね?』
リイユウは杖で地面に印を描きはじめた。たしかそれは束縛の印じゃないか。
プラネン
『わかったから、止めてくれ』
リイユウ
『わかればいいのです。まあ、勉強とは言っても昔話について考えてもらうだけですから大丈夫』
プラネン
『何だよ、昔話って』
リイユウ
『堕神の神話ですよ』
プラネン
『あー、聞いたことあるな』
リイユウ
『ある時、世界に反逆した神は堕ちて堕神となりました。堕神は自分の世界を創り出しその世界を治めていました。しかし絶対神はこれを許さず世界の力を借りて堕神の世界の時間を止めてしまいました。』
プラネン
『ああ、たしか。時に拒絶されし世界だっけ?』
リイユウ
『そうです、時を止めてその世界を住民ごと封印しようとしたのです。しかし、堕神の仲間に共鳴の預言者がいたのです。預言者は全てを知り封印される前に世界を二つに分断し片方に住民を避難させ見つからない場所に転送したため絶対神は見つける事はできなかった』
プラネン
『えーと、それが存在しなかった世界だよな?』
リイユウ
『そうです、それが堕神の神話の要約です』
プラネン
『へー、だから?』
リイユウ
『印術(五亡星の束縛)闇魔法』
ガラガラドカーン
リイユウは印を完成させ動きを封じたあと闇の雷を呼び出しぶつけやがった。うわー痛てー。
プラネン
『何すんだ!』
リイユウ
『やっぱりバカですか?この神話が事実かどうかで他の世界の存在を確認出来るのですよ』
プラネン
『謎の二つの世界か、でも結局神話だろ?』
リイユウ
『共鳴の預言者の預言のかけらが残っているのですよ』
プラネン
『あー、面倒だ』
リイユウ
『相変わらずですね』
リイユウは研究所へ歩いて行った。預言のかけらか、共鳴の預言者は化け物だという話しを聞いたことがあるな。
バキッ
プラネン
『いてえ!』
後ろを見るとギランダが飛び蹴りを仕掛けていた。
ギランダ
『ハッハッハ。プラネン敗れたり!』
プラネン
『毎度毎度突っ掛かってくるな!闇魔法』
ギランダは空中に高くジャンプして避けやがった。しかも、空中を舞いながら銃を乱射。
ギランダ
『俺を簡単に倒せると思うなよ!』
銃なんて珍しい武器使いやがって、そういえば魔法使いは銃を使えないらしいな、魔法の力は法則や現実を歪めるから機械とは相性が悪いらしい。ギランダはほとんど魔力を持たないから機械を扱えるらしい。
リイユウ
『いい加減にしましょうか?喧嘩両成敗です。闇魔法×100』
その後の事はノーコメント。