登場人物紹介
◇寺岡 光輝(てらおか こうき)
この物語の主人公の逆茂木高校二年の男子。
川村の噂話から、並列世界の存在を知る。
髪は緑がかった黒のショートで、背は男子の中でもそれなりに高い。
適応者という並列世界で力を発揮できる人間でもある。
女子に耐性がなく、あまり大人数と絡むを好まない。
なので、あまり友達は多くはない。
だが、それに関しては本人は気にしていない。
好きな事は、寝る事。
最近ハマっているのは、寝る事。
自慢できる特技は、早く寝る事。
暇があったら、とりあえず寝ようとする。
専用武器は、『フリー・シフト・カッター』という大きさや形を自在に変える事ができる刃物系の武器。
つまり、日本刀を除き、ほとんどの刃物を創り出す事ができる武器なのである。
◆川村 ひより(かわむら ひより)
寺岡のクラスメートで、寺岡に並列世界の存在を話す。
黒い長髪の持ち主で、なかなかの美少女ではあるが、一定の人間としか関わろうしない暗い性格である。
しかし、寺岡は並列世界で供に戦う仲間として慕っている。
いつもは冷徹少女という雰囲気を漂わせているが、たまに女の子らしい一面もある。
使用する武器は、彼女が自作した、錘付きの鎖。
◇黒川 白刃(くろかわ しらは)
逆茂木高校のオカルト研究会の部長。
寺岡とは、入学当初から部活の勧誘で面識がある。
髪は手入れをしていないので、多少ボサボサしている。
校則に引っ掛かりはしないが、全体的に身嗜みがしっかりしていない。
口調があまりしっかりしてるとは言えないので、よく後輩にナメられる。
かなりの甲虫好きで、どの季節に彼の家に行っても常に甲虫が拝める。
稀に見る高校生のムシキング中毒者。
使用する武器は、家にあった古い木刀。
この木刀はなかなかの破壊力があり、鉄パイプを折り曲げるぐらいである。
◆三波 忍(みなみ しのぶ)
別のクラスにいる、寺岡の幼なじみ。
彼女の実家である波川神社で、巫女さんをやっている。
短い髪に、白いリボンを付けている。
奉納金をおこずかいの足しにしたり、髪を短く切ったりと、巫女としての自覚はあんまりない様子。
小学生時代から寺岡をからかって遊ぶのが好き。
本人曰く、絶対に飽きたりしないらしい。
並列世界で化け物を一度も殺した事がなく、化け物からいつも逃げ続けていた。
そのため、逃げる事等に関しては彼女がエキスパート。
常に持っている武器になりそうな物は、特別な木材でできているお祓い棒。
これはかろうじて、鈍器になる。
◆中城 里沙(なかしろ りさ)
滝川高校の対抗組織である、書道部の三年生。
彼女も寺岡と同じ適応者。
ポニーテールが特徴で、三年生という事もあり背が並の男子よりもずっと高い。
年下と関わるのが好きで、あまり同い年や年下と関わるのは苦手らしい。
本人は自分がショタコン気味な事を気にしている。
しかし、書道部の部員としての活躍は目覚ましく、数多の大会で賞を受賞している。
元陸上部でもあり、書道部で一番の体力を誇る。
ただ、優秀なせいで他人から距離を置かれているのが、彼女の唯一の悩み。
専用武器は、複数の銃系の武器である。
具体的には、ハンドカンの『シングル・チャージャー』、ショットガンの『マテリアル・ドライバー』、スコープ付きライフルの『エキスパート・ストライカー』、ロケットランチャーの『エクスプロード・ピリオド』である。
◇冴祓 渚(さえはら なぎさ)
城谷高校2年の演劇部部員。
数えるだけでも100を超える戦闘回数に、極めて高い身体能力で次々と功績を上げる。
髪の色は茶髪。外見はアクセサリーなどを多々付けていて、若干不良に見える。
不良に見えても見た目は良いので、何度も演劇部で主役を務める。
性格は、ざっと言えば軽い感じ。
軽薄かつ皮肉屋で、軽口が絶えない。
たが、仲間が危険な状況になると、何かにつけて助けたり、 戦い方のなってない寺岡や川村などに、粗い教え方だが戦い方や弱点を教えたりと。意外と仲間思いな所が在る。
過去に並列世界の化物に妹を目の前で殺された経験をしており、普段表には一切出さないが、化物に激しい憎悪を抱く。
◆アスタリスク・クエイクボーダー
寺岡の前に現れた謎の黒いコートの少女。
並列世界をさ迷っている化け物を浄化と称して殺している、管理人の一人。
髪は白いショート、雪のように白い肌で、紅い目をしている。
容姿は、寺岡よりも少し幼い。
機械的な声の持ち主で、あまり表情を崩さない。
専用武器は、『スマッシュ・ジャベリン』という槍。
触だけで切れる特殊な衝撃波を放つ事ができ、遠距離の敵も攻撃できる。
◆アディア・ブロックウェイ
アスタリスクと行動を供にしている栗色の髪の毛の少女。
並列世界をさ迷っている化け物を浄化と称して殺している、管理人の一人。
黒いコートを羽織り、中に白いランニングシャツを着ていて、
十字架のアクセサリーを首から下げている。
マイペースな性格で気まぐれに色々な行動を起こす。
専用武器は、『クローズ・ギロチン』という全長2メートル近い巨大な斧。
非常に切れ味も良く、ダミー・カットラーのナイフをも切り落としてしまう。
さらに、投げるとブーメランのように手元に戻って来る特性がある。
さらに、投げるとブーメランのように手元に戻って来る特性がある。
◆シグマ・レイティーナ
アスタリスクと対立する管理人で、並列世界をさ迷っている化け物を殺す事はしない変則的な存在。
髪は所々赤みがかった黒で、ヘアピンをしている。
着ている衣装は黒い学校の制服に近い。
アスタリスク達に、並列世界を支配している『アブソール・ワールド・バインダー』を倒すのは不可能と言い切る。
専用武器は、『ジャスト・ストライク』と言う巨大なハンマーで、少しでも触れた物を無条件に吹っ飛ばす特殊な特性を持っている。
◆柳川 瑞穂(柳川 みずほ)
オカルト研究会の新入部員で、黒川が設立した甲虫同好会の数少ないメンバーの一人である。
何故か男装が趣味であり、隠せる範囲まで男性を装っている。
髪は、男装をするのに余り長くできないので、セミロング。
基本的には、男子の制服を着ている。
本人曰く、女子のスカートは、どうも恥ずかしいらしい。
さらに、一人称のオレは、男装をしていく過程で、いつの間にか定着したらしい。
専用武器は、『リメイン・ツリー・ブレイド』という木刀。