幼馴染におっぱいをたゆんたゆんしてと頼んでみたら付き合うことになった《アフター》
「たゆんたゆんしたおっぱい見たい」
高校二年生で夏休み初日、昼ご飯を食べ終わってリビングのソファーにのんびりと座っている佐々木亮太は、幼馴染でも彼女でもある桜井萌花の両肩に手を置いて前後に揺らした。
身体を揺らしたことにより、もちろん胸もたゆんたゆんと、腰下まである桃色の髪が揺れる。
「ちょっ……いきなりは止めてください」
昼食の後片付けを終えてソファーに座ってすぐに身体を揺らされたせいか、萌花はジト目でこちらを見つめた。
まだ胃にご飯が溜まっている状態だろうし、身体を揺らされたくないのだろう。
「じゃあちゅーは?」
「それは、いつでも大歓迎、です」
身体を揺らすのを止めた亮太がキスのおねだりをすると、アメジスト色の瞳が恥ずかしそうに視線を逸らした。
二ヶ月半くらい前のゴールデンウィークに幼馴染の関係から恋人同士になり、それから毎日キスは欠かさない。
「んん、んちゅ……」
自身に引き寄せてからキスをする。
相当キスが好きらしく、付き合い出してから萌花の方からおねだりしてくる時もあるくらいだ。
付き合うきっかけになったのはおっぱいをたゆんたゆんしてくれ、と言ったことだが、それは両想いだったからというのが大きいだろう。
今でこそ学校一の美少女なんて言われているものの、周りからしたら小学生の時は桃色の髪はあまり受け入れられなかった。
でも、亮太は昔からずっと一緒にいてくれため好きになったとのことだ。
もちろん亮太もずっと一緒にいたから萌花を好きになった。
「キスもしたことだしおっぱいをたゆんたゆんさせてくれ」
「毎日言いますよね」
彼氏に対して白い目を向けるものではないし、はあぁ、と大きなため息を吐くものでもない。
「何ていうか亮くんは変わったますよね。普通は揉みたいって思うんじゃないですか?」
「毎日揉ませてもらってるけどね」
付き合い出して少したって初体験は既に済ませているし、家では二人きりの時が多いから自然とそういった流れになる。
「それに人間は情報のハ割を視覚から得ているとされているんだぞ。つまりだ、感触より揺れてるとこを見る方が柔らかさが分かるってものだ」
「いや、絶対触った方が柔らかいって思いますよ。博識ぶってますけど発想はアホですよ」
胸の話になると基本的に萌花は辛辣になる時が多く、彼氏相手でもそういった時以外は視線が気になってしまうのだろう。
いくら大好きな相手であろうとも、ずっと胸を見られるのは嫌らしい。
その証拠に二人きりの時が多い家ですらゆったりとしたTシャツにロングスカートと露出度が低めだ。
「さらにだ、俺は昨日気付いたんだ。萌花のおっぱいがGからHカップにサイズアップしたことに」
昨日抱いた時にすぐに気付いた。
胸を揉まれると大きくなるという科学的根拠のない噂などあったりするが、案外本当なのかもしれないし、揉まなくても大きくなってたかもしれない。
「大きくなったんだからおっぱいたゆんたゆんして欲しいって思うのは彼氏として当たり前のことだ」
「そんな当たり前はありませんよ」
「ううぅ、たゆんボインさせてくれ」
「ボインってなんですか?」
「大きくなったからボインもありかなって。漫画とかだと大きなおっぱいが出てきたらボインって擬音つくじゃん。俺はたゆんの方が好きだけどな」
何ですかそれ、と呟いた萌花は、再び大きなため息を吐く。
GやHもあれば巨乳の部類に入り、萌花の胸は巨乳の悩みである重力に負けて垂れる様子もない。
もちろん揉んだ時の感触も素晴らしく、いっぱい揉みたい気持ちもある。
「てことでおっぱいをたゆんたゆんさせてくれ」
「てことでの使い方間違ってますよ。亮くんが私のことを好きなのは分かってますけど、もし、私が貧乳だったら付き合ってくれませんでしたか?」
心配そうな視線で見つめられる。
胸が一番の目的で付き合っているのかも? と思っていそうだ。
「何言ってるんだ。俺がおっぱい好きになったのは萌花が原因なんだぞ」
「私、ですか?」
今度は驚いたような顔をした。
何で私が原因なんだろ? と思っているのかもしれない。
「萌花はおっぱいが大きくなるにつれて隠すようにゆったりとした服になっていった。隠れてるからこそ揺れてるとこ見たいってなった」
男性の本能として女性の胸は見てしまうものの、やはり普段隠れている物は見たくなってしまう。
亮太にとって一番見たいのはたゆんたゆんって揺れてる萌花の胸だ。
「つまりだ、萌花が貧乳だったとしても、隠れてる他のとこを見たいってなってたはず」
「もう……亮くんはエッチ、です」
恥ずかしくなったのか頬を真っ赤にした萌花は、亮太の胸に顔を埋めてきた。
今の顔を見られたくないというのと、いくらエッチでも離れたくないと思っているからさらにくっついてきたのだろう。
「甘えられるのもいいけど、今の俺はおっぱいたゆんたゆんしてほしいって思ってるおっぱい星人だ。さあ、たゆんたゆんボインボインしてくれ」
「今じゃなくていつもが的確な気がしますよ」
まだ恥ずかしいのか顔を埋めさせたまま話している。
いくら付き合い出して初体験を済ませていようとも、こういった話はまだ恥ずかしいようだ。
「Hカップの萌花のおっぱいたゆんたゆんボインボインばゆんばゆんしてくれ」
「意味不明な擬音が増えましたね」
「今日は特にしてほしいから、してくれるまでずっと言う」
「つまり私の意見は無視するというわけですね」
はあぁぁ、と本日だけでも何度目か分からないくらいのため息を吐いた萌花は、何でこんな人好きになったんだろ? と思っているのかもしれない。
「男の本能が萌花の意見を無視してたゆんたゆんさせろって言ってる」
「その本能を無視してほしいんですけど……」
両手を背中に回して密着度を上げてきたことから、今は胸を揺らすより甘えたい気持ちのが強いのだろう。
普通はいくら彼氏でもこんなにもおっぱいおっぱい言われたらドン引きだろうが、それでも離れようとしないのは、本当に好きだからというのが分かる。
そうでもなければここまでたゆんたゆんしてほしい、なんて言わなかったかもしれない。
幼少期にずっと一緒にいたからこそ言えるのだ。
「おっぱいは押し付けてくるのにたゆんたゆんさせるのは嫌なのか?」
「それは甘えるための不可抗力です。こうやっていっぱいくっつくのが好きなんです、もん」
付き合い出してから萌花の甘えが全開になり、二人きりの時はかなり甘えてくる。
甘えられるのももちろん好きだが、今は本当に胸を揺らしてほしい気持ちでいっぱいだ。
「萌花のおねだりは聞いてあげてるのに、俺のおねだりは聞いてくれないの?」
「結構な頻度でしてあげてますけどね」
確かにかなりしてくれてるため、沢山甘えた後にしてくれるのだろう。
でも、出来ることなら今してほしい。
「さっきから俺はおっぱいばかり言ってる気がする」
「気がするじゃなくて事実ですよ。後、さっきからじゃなくて毎日ですから」
「残念な彼氏だな」
「何で自分のことなのに他人事みたいに言ってるんですか?」
「その残念な彼氏である俺にベタ惚れでめちゃ甘えてくるもんね」
いくら彼女相手だからってこんなにもおっぱいたゆんたゆんして、と言っているため、自分でも若干、残念な彼氏だと思っている。
でも、ゴールデンウィーク前まで好きな人相手に自分の願望を抑えていたので、付き合い出してから本能が出てしまう。
本能丸出しでも萌花は別れる様子がないため、離れるとか一切考えていないようだ。
「そんな大好きな彼氏からのお願いだよ。おっぱいたゆんたゆんしてください」
「そのお願いはズルいです」
むうぅ、と頬を膨らましてきたことから、このまま甘えるのか胸を揺らしてあげるか迷っているのだろう。
何だかんだで最後にはお願いを聞いてくれるために良い彼女だ。
「ちょっとだけ、ですからね。した後はまたいっぱい甘えます」
「ありがとう」
「んん……んちゅ、あ……」
先程より少し濃厚なキスをすると、萌花の口から甘い声が漏れた。
可愛い声で押し倒したくなる気持ちが出てしまうものの、今は胸を揺らしてもらうのが最優先だから襲いかかるわけにはいかない。
萌花的には自分で胸を揺らすより抱かれたい気持ちのが強いかもだが。
「じゃあ、いきますね」
「うん」
キスを止めて立ち上がった萌花は、腕を自分の胸に支えるようにした。
こうしたことにより、ゆったりとした服の上からでも胸の大きさが分かる。
「んしょ……んしょ……」
上下にジャンプしたから胸がたゆんたゆんと揺れ始め、亮太の視線は釘付けだ。
面白いほどに上下に揺れる胸は、巨乳だからできることだろう。
「はあぁぁ、目の保養」
たゆんたゆんとしてる胸を見るのは癒される。
「じゃあもういいですかね」
すっぱりとジャンプを止めた萌花がくっついて甘えてきた。
いっぱいしてくれてくれるとはいえ恥ずかしいだろうし、ジャンプを何回もするのは意外と疲れるものだ。
「これから晩ご飯作るまで甘え続けますね」
沢山甘えられるのが確定した瞬間だった。
こんなにも良い彼女は他にいないだろうし、いっぱい甘えさせて幸せにしようーー永遠にーー
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