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【完結】すまない民よ。その聖騎士団、実は全員俺なんだ  作者: 一終一(にのまえしゅういち)
第3章 王都防衛編

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第90話 赤青橙ゾンビ戦3・コンビネーション

 大砲持ちの(だいだい)ゾンビを倒し、赤と青のゾンビだけになった。


 橙の最後に放ったビームにより、赤ゾンビは右足が無くなって、その場に(ひざ)をついた。チャンスだ。回復タイプの黄色が来る前に倒さなければならない。


 俺が鎧兵部隊を差し向けると、赤を(かば)うように盾持ちの青が前へ出てきた。


「お手伝いしますわ!」


 オイチとトマティナの部隊が青ゾンビの左右から挟撃(きょうげき)を仕掛ける。


「グルァ!」


 青ゾンビは気合いを入れるような声を上げながら両手に盾を出現させて、鎧兵の進路を塞ぐように地面へ突き立てた。


衝立(ついたて)ごときで防げると思うなよ!」


 俺が部隊を回り込ませようとしていると、急に盾から無数の棘が生えた。それにより兵達は串刺し、あるいは潰されてしまう。


 チッ、そんな小技もあったのか。マジシャンかよ。


 さらに赤ゾンビの方は動けないながらも、体から剣を生成して、こちらへ向けて投げてきた。無限に生えるから使い放題かよ。カロリー消費しないのかぁ?


 イライラしながらも部隊を分散させて回避。相手との距離を詰める。


 敵は大味な攻撃しか出来ていない。このまま押し込めば勝てる……!


 勝利の二文字が頭を(かす)め始めた、が、突然。青ゾンビが剣で赤ゾンビの“頭”を切断した。


「は!? どういうことだ!?」


 仲間割れ、乱心、合体などの用語が俺の脳内をよぎる。


 答えは青が赤ゾンビの頭を掴み、投球モーションに入ったところで分かった。青の視線の先には“回復タイプの黄色ゾンビ”。


 回復する気か……! 頭だけでも動くゾンビだし、もしかしたら頭部さえあれば体は再生可能なのかも知れない。


「ヤバい! 間に合わねぇ——」


 俺が鎧兵を動かす間もなく頭を投擲(とうてき)されようとしていた。しかし。


「——ワンステップ遅いわね」


 トマティナの落ち着いた声とともに青ゾンビの右足首が爆発した。クロスボウでスライムボム(SB)改を打ち込んでいたのだ。


 ダンスをしているだけあって相手の動きを読むことに()けているのかもしれない。


「ガ……アァ……!」


 青ゾンビは苦しむような息を吐いて体勢が崩れる。しかし、倒れながらも無理矢理サイドスローのような投球フォームで赤ゾンビの頭を投げようとしていた。


「残念ですが、させませんわ」


 今度はオイチが赤の頭部を爆破した。


 一応占い師だしコイツも先読みが上手いのかもな。認めたくないけど。


 青のゾンビは右手と右足首を破壊されたせいでバランスを崩して地面に倒れ込んだ。


 その隙を逃すまいと俺の部隊が青の眼前にまで迫っていた。


 青ゾンビは受け身をとるのに手一杯で盾による防御ができない。


「面白い試みだったが、結果的に悪手だったな」


 コンビネーションはこちらが上だった。


「グルァ……!」


 青のゾンビはこちらに殺意を込めた視線を送るも、時すでに遅し。鎧兵が口から飛び込んで頭を爆破した。


 決着。


 これで三体倒した。残りは四体だ。


「このまま敵陣へ向かう! 援護を頼む!」


「了解!」

「わかりましたわ!」


 トマティナとオイチの返事を聞いて、すぐに俺は攻勢へと転じた。

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