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【第二章】第五部分

 こちらはいつもの宮殿の中である。今日はメイドが珍しく立っている。

 そのメイドに向かって首領が話しかけている。

「あらら、マジドルが負けちゃったぞ。」

「それって、計画通りですよ。」

「でもボコボコにやられたのは地下ドルで、マジドルはキズひとつ受けてないぞ。」

「よくご覧くださいよ。キズは体よりも心の方が大きいのですよ。はあ説明めんどくさ。マジドルと入れかわりに地下ドルがマジドルになったのですから、戦力が低下しましたよ。ほじほじ。ぽん。」

メイドの鼻から黒っぽい小玉が飛んできた。

「汚いぞ!」

「陛下の想像された汚いHKSではありませんからご心配なく。私が次の戦略を練った時に出た思考のカスですから。メイドの排泄物のようなものですよ。雑菌などはついていませんよ。」

「無菌なんだな?」

「雑菌ではなく純粋培養菌ですよ。」

「余計に悪いわ!」

「冗談ですよ。さて、次は本丸のセンターを狙いましょうか。ここまで行けば、魔法少女省への攻撃と同じ。政府の中でも力のある法少女省になんらかの衝撃を与えれば、それが社会へのダメージにつながりますよ。それがマジドルのセンターというものですよ。」

「魔法少女省って、そんなに力がある省庁なのか?財務省の方が、力がはありそうじゃが。」

「人口が減少し、日本のGDPが縮小している中で、税収も年々減っていますよ。一方、高齢化の劇的な進行で、年金支払や保険財政が悪化の一途を辿っていますよ。そんな財政が困窮しているところに、魔法少女省のマジドルが枕営業により稼ぐ消費税が、大きな地位を占めており、財務省も魔法少女省に一目も二目も置かなければならない状況に追い込まれてしまったのですよ。政界では、魔法少女大臣のポストは、総理大臣への登竜門とすら呼ばれていますよ。」

「そうなのか。ならばぜひマジドルセンターを倒さないといけないな。って、寝てるし!」

メイドは喋り疲れたのか、すでにソファーに横たわっていた。



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