「魔法少女」は勘違いをしている。
と見せかけての魔法少女視点❗
どうぞ❗
和也が魔法少女を発見する数時間前……
此処、霊峰グランニューは荒れに荒れていた
近隣の町の情報によれば、これは自然現象によるものではなく
神殿を護る雪の精霊がつくり出しているのだという。
そして、私は現在、道無き道を歩いていた……、が
(……)
しかし、問題が発生した……
(寒いっ……凄く寒い!)
そう、寒いのだ
防寒着などは動きを阻害する為置いてきたのだが
魔法がいきなり使えなくなるなどありえるのだろうか
(私は……死ぬのだろうか……)
吹き付ける豪雪の中……
私は既に感覚がない身体を動かすのを諦めて思考の海に落ちていた……
(これが思い上がった罰なのかな……)
そんな考えを巡らせ
そのまま、私は意識を失った……
そして、私は人生を振り替える…
…走馬灯を見始めていた。
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私……セシリー・クラウチは
リーセンス王国という国に属する
魔法学園へ通う学生でした。
でした……というのはそのままの意味で、
今は学園の生徒ではありません。
特に私は卒業したわけではなく
中退させられたのです。
何故、私が中退させられたのかを語るには、
私の出生が大きく関わってきます。
……
……
……
目ぼしい特産品と言えばキノコ位のもので
私はそんな村の農家の親に育てられ、
細々と極普通の生活を送っていました。
そんなある日のこと、
私の転機となる出来事がやって来たのです……。
魔法の適正者を集めているという、
国の役人を名乗る数人の大人たちがこの村へやって来ました。
適正を調べるといっても、
水晶玉に触れるだけの簡単なもので…
――結果をいえば私は高い適正を確認されたそうで、
役人たちはその数値にとても驚いていたのを覚えています。
役人の大人たちは私にこんな提案をしました……リーセンス王国という場所にある魔法学園に通ってみないかと……
勿論、私はその提案を受け入れ、
それを聞いた村の皆は私を祝福してくれました。
この時私はある誓いを立てました……
まだ魔法は使ったことはないけど
私は誰にも負けないのだと
そんな私に、心配性なお母さんはこんなことを言ってきました
「辛いことがあれば何時でも戻ってきなさい」と
その言葉に私は
「大丈夫だよ、いってきます!」
と明るく答えました。
……
……
……
――場面はその日から数日後へと移り変わり
リーセンス王国は世界有数の魔法国家である事は知っていたのですがこんなにも
魔法学園に着いた私が先ずしたことは魔法の知識を得るために本を読むことでした……分からないところは先生に聞き覚えそれを実際にやってみるというものでした
それを約一年間続け、気が付けば、魔法学園の特待生に任命され、私は学園生活を謳歌していました。
だけど、私の栄光の日々は
そう、長くは続きませんでした。
私は農家の出……貴族の上に立ってはいけなかったのです。
この時の私は、……何をされ、何が起きたのかを理解できず、
自分のやらなければならないことは理解した。
……何かを残さなければ、私はこの学園を追い出される事になっていた。
それからの行動は、早かった。
……
……
……
この霊地とも言える霊峰では、
魔法が使えない事は分かっていた……
何が未開拓地の探索だ、
何が秘密の解明だ!
死んだら何もできないじゃないか……
そんな事も……分からなかったのか
止めてくれた人がいた
忠告してくれた人がいた
応援してくれた人がいた
「ああ……そうか私は……」
誰も信じてなかったんだ
そう悟った……
これは単純に思い上がった愚かな私への罰なのだと
その後、
私は自分の死を受け入れた
夢を見た
夢のなかでのわたしは
一流の魔法使いだった
たけど隣には誰かがいて
その人の顔を見ようとして……
その人は―――――
……しかし奇跡は起きた。
私は再び目を覚ました
(あたたかい)
なにか温かい光に私は包まれている……
目を開けるとそこは霊峰から突き出る岩盤の上でした
(……ここは?)
どうやら私は助かったらしい
感覚が無い筈の手足が動くことに驚きながら
全身で魔力の流れを岩から感じる
体内に魔力を巡らせる
……これで問題なく魔法が……
(!)
そこで私は驚愕した
ここは霊峰……魔法は使えない筈なのに
私は足元の岩を触り理解する
(精霊結晶!こんなにも大きい物は始めてみた……
この岩の上ならば魔法が使えそう)
そして衝撃的な光景を目にすることになる
「……!」
(精霊の吹雪が……
消えている。)
ふと私は周囲を確認すると
直ぐとなりに男の人がいた
後に思えば我ながら不用心だった
この時私は単純に正気を失っていたのだろう……
でも、この時は正解だった……と思う
「これは……貴方が?」
男性は心底嬉しそうに頷いた。
「ぁ……」
私は何気なしに霊峰の頂を見上げた
その光景を忘れはしないだろう……
雪が晴れ、清んだ空は何処までも穢れはなく、そしてどこまでも遠くまで広がっていたのです
「……すごい、きれい」
生まれ変わった……正にそんな気分だった。
私は今まで何を悩んでいたのだろうお母さんは言っていたじゃないか「辛いことがあれば何時でも戻ってきなさい」と
私は大事なことを忘れていたのだ
この男性の名前はクサノカズヤというらしい
はっ、名乗られては名乗り返さなければ!
「私の名前はセシリー・クラウチ!
一流の魔法使いさ❗」
ふっ、決まった!……ん?
そっ、そんな顔をすることないじゃないか全く
私はその日、齢17歳にして
一目惚れという物を初めて経験したのだ
こんな歳になって呆気ないと思うけど
でも……
こんなにも私は嬉しいのだ
だからいつか、夢のように歩いてみたいな
何時の間にかそんなことが目標になっていた……
…お気付きになられた人はいるでしょうか……
容姿を書け?だったかな……
うん、描写するの忘れてたよ
白色が混じった金髪の髪を短めに纏め後で束ねており
瞳は水晶玉みたいな水色
回想では黒色……
……ofヽ(´Д`;)ノ!
服装は昭和の魔法少女のそれです
マントっぽい短めの羽織りに紺色のシャツに似た服に
ネクタイをしています
スカートは短めです
後、セーラー服ではないです
一応リーセンス魔法学園の学生服のようです
………投稿は未定ですね