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I Crossed band 〜ウルトラダイナマイト〜 Aパート

「ういーっす、博士」

ヴェンが気だるそうな声で挨拶をした。

「すまないが、ノルトレイ博士ここにいるケガ人を直してやってくれ」

サーがビロード張りの高級椅子に向かって声をかけると、椅子がクルリとまわり、白衣の男が現れた。

「まってたよぉー、サービア君にヴェイパー君〜…おっ!?今日はアンドロイドが一緒かい!」

「えっ、なんでアンドロイドだって分かってんのよ」

ブルーが驚き、ノルトレイを見てさらに驚愕した。ノルトレイは凄まじいイケメンだったのだ、この世のあらゆる言葉と感性を持ってしてもイケメンというモノ以外の何物でもない男がそこにはいた。

「ひゃー…こりゃイケメンだわ」

思わず口に出た。

「やっぱり誰が見てもイケメンなんだな」

ヴェンがよっこいしょ、と置いてあるソファーに腰掛けた。

「では博士、2人の治療を頼む」

「ほいほい、任せて頂戴」

ノルトレイは椅子から立つとヴェンとブルーを見て考え込んだ。

「んー、そこのアンドロイドちゃんは外傷だけで中は大丈夫そうだけど、アフロ君は内部がやられてそうだからね…治療はアフロ君からだな」

「いてて…!博士、もうちょい優しく運んでくれよ!」

と言い博士はヴェンを連れて行った。隣の部屋へ入る。『手術中』のランプがつくと、暫くしてブルーが口を開いた。

「……ねぇ、あの博士って何者なん?」

「ノルトレイ博士か…あの人は俺ら、キメラシステム搭載型のサイボーグを造った人だ」

サーは遠くを見る様に自分の掌を見た。

「『己を人と偽りて、鬼となるば童も欺けず』」

「詩人ね…で結局博士は何者なの?」

ブルーは上目で呆れ顔を作った。

「詩人か…歌……バンド…バンド!!」

ガタッ!とサーが立ち上がり、大声を上げた

「ひゃ!?」

ブルーがびっくりして後ろにひっくり返る。

サーは空中からギターを取り出し掻き鳴らす

「やるぞ、バンドだ!!」

「わけわかんないわ…サイボーグって」

ブルーが体制を立て直すのと同時に手術中のランプが消え、中からノルトレイが出てきた。

「なんだいなんだい、騒がしいよ」

ノルトレイが頭を掻き、変な顔をした。

「まだアフロ君が寝てるんだから、騒ぐんじゃないよ」

「ああ、すまない博士、つい興奮してしまった…」

サーがビジュアル系バンドの様な喋り方で謝る。

「まあいいや、君の暴走は何時もの事だ。それよりかアンドロイドちゃん、君の治療だ」

ノルトレイが顎で手術室を指す。

「え、終わるの早くない、ヴェンって中身丸ごと入れ替えるんでしょ?」

「まあ、そこは私の腕で早く終わらせたんだよ…さぁ、早く入って」

ノルトレイは少しバツが悪そうな顔でブルーを手術室へ連れて行った。そして部屋には一人サーが残った。

「『紫のバラが咲き誇る地獄なら、貴方とのダンスも歓迎さ …トゲが貴方への道を阻むなら全部ぶった斬って道を開こう』…」

いきなり歌い出した。

「うむ、良い歌詞だ。これならビジュアル系もポップもいけるな…」

仲間が手術しているというのに歌を作り、歌い出すなど、酷いと思うだろうがサーは度々こんな風に暴走するのだ。

「♪〜」

部屋にはサーのご機嫌な歌が響いていた。

「もう一人メンバーが必要かな…」

ボソっとサーが呟いた。

Bパートに続く→









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