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ああ愛しのサイボーグ Bパート

サービアの胴体と下半身が「ゴロ」と女の足元に転がり、足元の死体を見て女が微笑む。

「ふふっ、完璧ね」

「ああ、完璧だ…最後の大きい独り言がなければな!」

女が「ハッ」っと顔を上げると、つい今しがた斬った筈のサービアが先の廊下に立ってサブマシンガンを構えていた。

「Showtimeだ!」

サブマシンガンが火を吹き、女を蜂の巣にしようと殺意にみちている弾丸は女に吸い寄せられる。

「無刃無影剣…鳥落し」

金属の擦れ合う様な嫌な音が響くと、弾丸が全て真っ二つになり、散らばり落ちた。女は刀を納めたが、2人には刀を抜いた瞬間すら見えていなかった。

「なっ、なんだ!?」

やっと騒ぎに気づいて顔を出したヴェイパーが目の前で起きた事に訳がわからず声を上げる。

「無刃無影剣術か…少し知っている」

サービアがポケットからサングラスを出してゆっくりと掛ける。

「『我が剣に刃は無く、我が剣に影はない』抜刀術の一種だが、その中でも群を抜いて最強とされる剣術…だったかな?ついでに自己紹介もお願いしたいな、レディ?」

「あらあら、紹介が遅れてごめんなさい、私の名前は『ラベンダー・ブルー』貴方の言うとおり、無刃無影剣術を嗜む者で、サイボーグ専門の殺し屋を営んでいるわ…ついでのついでにさっき斬った筈の貴方がなんで生きてるのかも説明願いたいわ」

サービアが「ふむ」と口を尖らせる。

「詳しい事は説明出来んが、これもキメラシステムの応用だ」

サービアはお手上げのポーズを取った。

するとラベンダーは口角を上げてサービアとヴェイパーを見て語り出す。

「キメラシステム…」

ニヤニヤとラベンダーは2人を見つめる。

「『Sプロジェクト(戦闘用のサイボーグを作り出すための企画)』の一環で作られたシステムでSプロジェクトの試作サイボーグのみに組み込まれた…が大多数が適応出来ずに自壊、または死亡しキメラシステムを搭載したままで現存しているのはたったの2体だけ…」

「よく知ってんじゃねぇか」

ヴェイパーがツカツカとサービアとラベンダーの間に立つ。

「だったらこれも知ってんだろ…人間じゃあキメラシステムには勝てないってな!」

ヴェイパーがキメラシステムを起動し肩、胸部、ふくらはぎ、の皮膚が「バカッ!」と開く。その中には骨や筋肉ではなく極小のミサイルが詰まっていた。

「!!」

ラベンダーは驚き後ろに飛ぼうとするが、足が動かない。ミサイルは発射されサービアを交わして、ラベンダーを包む。

「なっ、足がぁ!?…動かない!?」

「悪いが私も居る」

サービアの目がサングラスの向こうから怪しく光った。

←Cパートに続く









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