放て必殺、バスターキャノン!! Bパート
一方ブルーはサーに言われた通りに、ノルトレイ博士に紫色の鉱石を見せに来ていた。
「ふむ、確かにこの星の物質ではないな、用途も材質もわからん」
博士は顕微鏡や、何か怪しい機械で鉱石を調べていたが何もわからないようだった。
「イケメンなだけで、案外使えないのね」
辛辣といか言いようのない言葉をノルトレイ博士にぶつけるブルーはソファーに横になりながらテレビをチェックしていた。
「これは失礼、それよりお宅の無茶と無鉄砲に馬鹿を加えたサイボーグ二人よりは何してるかね」
「おかげさまでロン毛のオタクが一人、くたばってるわ」
先ほどヴェンから連絡が入りサーが事務所近くの路地で倒れて居たと連絡が入った、大した怪我ではないが今は気を失っていたようだ。
「珍しいな、サーがやられるとは」
そう言ってノルトレイ博士は首をゴキゴキ鳴らした。そしてブルーはソファーから起き上がりテレビの電源を切った。
「ほんじゃ・・・アタシは一回帰るから、何かわかったら連絡ちょうだい」
バイバイと手を軽く振ってブルーは博士の家から出て行った。
博士の家を出ると外はすっかり暗くなっていた。ブルーはサー達の居る事務所とは違う方向に歩き出した。暫く歩くとブルーは人気のない空地で立ち止まった。
「そろそろ良いわ、出て来なさいよ」
そう言ってブルーが振り返ると後ろの物陰から、わトカゲ(もしくは恐竜)と人間を合わせた様な異形がゆっくりと姿を現した。
「なっ・・・恐竜人間とは初めて見るわね」
ブルー眉をひそめて刀に手を掛けた。
「あんたでしょ、うちのロン毛やったのは」
「オレハ、キョウリュウ、ジャナイ、『アサシン』ダ、オマエノ、イノチヲ、モラウゼ」
言い切った途端に、アサシンと名乗った恐竜人間は、爪を立てて飛び掛かってきた。
「早いっ!?」
咄嗟に居合いを繰り出したブルーだったが、その上にアサシンが舞い上がり鋭い蹴りを連続で浴びせる。
「シャアァァァ!!」
ブルーは納刀の衝撃を利用して後ろに飛んだ、ほんの0.5秒前にブルーの居た場所の地面は壮絶に削られた後があった。着地したブルーは隙が出来たアサシンに技を繰り出す。
「無刃無影剣〈龍爪〉!!」
ブルーの刀がまるで龍の爪の如くアサシンに襲い掛かる。しかしアサシンは紙一重で龍爪をかわした。
「なにっ!?」
「オシカッタナ」
アサシンは回し蹴りを繰り出し、ブルーは近くのフェンスにまで吹き飛ばされた。意識が一瞬だけ遠退き、気がついた時にはアサシンが目の前に居た。
「オワリダ」
アサシンが爪を振り上げ、ブルーの事を冷たい目で見下す、ブルーは動く事も出来ずにこれから自分を引き裂くであろう、アサシンの爪を見ていた。すると
「ちょっと待ったぁぁ!!」
突然響いた大声にアサシンは後ろに飛びのき、ブルーと距離を取った。ブルーも重たい首を持ち上げて辺りを見回した。
「ダレダ!」
少し離れたビルの屋上にブルーには見慣れたアフロのシルエットが佇んでいた。
「遅れてすまねぇな!俺が来たからには好きにはさせねぇぜ!!」
そこには無茶で無鉄砲な馬鹿2号のヴェンがいた。
「何かキャラ違くない?」
ブルーがフッと笑った。
Cパートに続く




