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指名手配犯の俺とアミル  作者: ひひ
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出会い(2)

アミル君を抱きかかえているトリスを置いて私は村まで駆けだした。森から抜けて草原を見たら村の方角が赤くなっていた。昔お父さんに連れてきてもらっていた時太陽が昇ってきて最初に草が赤くなったのは村とは反対側だった。ということは草が赤くなっていたのは村が燃えているということ。みんな無事でいて。そう願いを込めて走ったが村につくと私は固まってしまった。


「なんなの...これは...」


村を守ってくれていた衛兵さんは無残な姿で村の入り口に転がっていました。村の中を見るとここで暮らしていた若い男たちの死体がそこら中に転がっており、村の子供たちは大柄な男たちに強引に引きずられていました。そんな状況の中村の入り口で立ち尽くしていると先程子供たちを引きずっていた大柄な男がこちらに近づいてくる。


「こんなとこにワンピースをきてるお姉ちゃんがいちゃいけねーよ。こっちこい!」


そういって私は大柄な男に無抵抗で引きずられていました。村の奥まで引きずられ気づくと村の中心、村長さんの家まできました。村長さんの中にはまだ生きている村の住人の方がたくさんいました。その中には女子供しかおらずきっと人身売買されるのだろうとそう思い運命を受け入れようとしていた時


「なにしてんだでかぶつ!レイラをさっさと放せ!」


聞き覚えのある男の人の声が聞こえました。そう思い振り向くとそこには私が置いてきたトリスがアミル君を抱きかかえて立っていました。


「なんで逃げないの!村の入り口に死体があったんだよ!そんな村に関係ない君がどうして入ってくるの!」


私は彼に向かって叫んだ。すると彼は当たり前のように


「友達を守るのは俺の義務さ。」


そういって彼は大柄な男をあっという間に倒した。



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