瞳
初めて書きました。自分でも何を書いているのか途中からわからなくなって、なんとか書いた小説です。どうか優しい心で読んで下さい。
いつもいつも何か考えている。そんな貴方の横顔が好きだ。そんな時の貴方は瞳がとても真っ直ぐで、真剣だということが一目でわかる。どこか熱を帯びているような不思議な輝きを放っている燃えるような赤い瞳は見ているこっちが恥ずかしくなるくらいだ。
時々上の空になる時があるけどぼーっとしている姿もかわいいなぁと思う。でも、時々不意打ちでこっちを振り向いてくるから思わず目を逸らしてしまう。
君はいつも僕を見つめている。時々ふと君の方を向くとすごく恥ずかしそうに、すぐそっぽを向く。耳を真っ赤にしながら。
いつだったか、遠くから目線を感じることが多くなり、ある日意を決して相手に気づかれないようにゆっくり、本当にゆっくりと、そして一気に視線がする方へ振り向いた。僕の目線の先にはどこか不思議な雰囲気をまとった君が、僕をまっすぐに見つめていた。君は目玉が飛び出るんじゃないかと僕が心配するほど目を見開いて、石のように固まった。僕は思わず「ふふ!」と、笑ってしまった。君はしばらく固まった後、急にアワアワと慌てて踵を返して走って行ってしまった。
私は顔が熱くなるのを感じながら早足で逃げた。ドクドク心臓がうるさい。こんなに長く早足で歩いたことがないからかなのか、それともびっくりしすぎて鳴っているだけなのか、恥ずかしくて鳴っているのか、もう私には分からなかった。
“なんで?どうして気づかれたの!?“
私は気が動転していたのだろう。なんと私は道を間違えてしまい、さっきの場所に戻ってきてしまった。しかも、目の前には貴方が立ってこっちを見ている。
“あ、、行っちゃった。“
少し残念に思いながら、あの子は一体どうしてここ最近ずっと僕を見ていたのか?気になったので、また次会えたら聞いてみようと思った。
“それにしても不思議な子だったなあ、、“
しばらくぼーっとして、今日はもう帰ろうと立ち上がった時、君は現れた。
、、、“あ、今なら聞けるかな?“
君はその場に立ったまま、また目が飛び出そうなほど大きく瞳を見開いて固まっている。口も小さいお魚のようにパクパクさせて。
“ふふ!可愛い、、それに、なんてきれいな瞳なんだろう、、、?“
キラキラと輝いて見えるその瞳は僕を吸い込んでしまいそうで、引き寄せられるようにそばへと寄った。もっと近くで見てみたい。そう思ったから。
貴方は私の方へゆっくりと歩いてくる。真剣な顔で、貴方の赤い瞳がまるで私を逃さないとでも言うようにジッと私の目を見を捕えて離さない。その場から動けなくなる魔法でも使っているのだろうか?一歩も動くことができない。今すぐ逃げ出したいのに何かがそれを拒んでいる。貴方は私の手前で止まると、
「勘違いだったらごめんね。さっき僕を見ていたよね?、、さっきだけじゃなくて最近、ずっと」
、、、、、“どうしてバレているの⁉︎“
全て見透かしているように思えてちょっと怖くなった。だが、夢中になりすぎて周りが見えてなかった自覚はあった。
私としたことが、、、こっそり見ていたつもりだったのに。結局知られてしまっているし、聞かれているんだから早く答えないと!でも気持ち悪がられるかもしれない、、誤魔化した方が良いの?正直に話したほうがいいの?あぁ!分からない!もうどうにでもなれ!
「ただ観察していただけで、いや、見てただけで、断じて悪い意味で見てた訳じゃないの!そのきれいな瞳だなと思ったから!、、、」
恥ずかしそうに話す君を見て僕はなんだか癒されてしまった。
「君の瞳もすごくきれいだよ。」
そう伝えたら、また真っ赤になって固まってしまった。
この話を最後まで読んでいただき本当にありとうございました。
書いてみて思ったことは、書くことはこんなにも大変なのかと。小説家の皆様はすごいなとつくづく思いました。
ですが、書いている間とても楽しかったです。
そして、最後みもう一度、
読んでくださりどうもありがとうございました。