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裏話

 すこし詳しい背景と設定について記します。

a. 執筆背景


 本編の前段にあるように、未就学段階の息子が風呂上がりに着替えをせずすっぽんぽんで居続ける状況が続いていました。

 もう少し小さければこちらで服を着せるのですが、自立を促す意味もあり、口頭での伝達のみにしていました。


 冬はすぐ冷えるので風邪防止の意味から、夏でもエアコンをかけているため、さっさと着替えて欲しいところです。

 しかし、男児は物心ついたときからダンスィなのか、言えば言うほど面白がり聞かないという状態が続いていました。


 そんなとき、息子より聞いたのが園で話されていたもったいないばあさんの話。

 食事で自分の食べる分を好き嫌い等で残しているとやってきてそれらを舐め取ったあと、残した子供自体もぺろぺろ舐める、というような話だったと思います。


 そこで、こういったキャラを作って脅せば改善するかも、と都市伝説などから話をでっち上げました。

 何、サンタを信じる年頃です。

 それっぽい設定を作り込んでまことしやかに話せばしばらくはいけるだろう、と。


 「ほら、早くお着替えしないと、ちんちんどろぼうが来て、ちんちん取ってっちゃうよ、無くなっちゃうよ? いいのかな?」


 実際上記の様に話したところ、そこそこの効果はありました(すぐ忘れるので繰り返し言う必要はありましたが……)。

 やはり自分のモノが消えてなくなるのは怖かったようです。

 

 ちなみに息子の現在ですが、すくすく育ち、パンツは履いている、立派な裸族ダンスィになってます(ケツは出す)。


 もう話すことが無くなった今、どこかに似たような話があるかな、と調べたのですが、似た話が無かったので上梓した次第です。



b. 設定


 子供に色々聞かれることを想定して、実在するかのごとく答えられるよう裏設定を作っていました(実際聞かれなかったので意味は無かったのです……)。


 もったいないばあさんと、口裂け女と、阿部定をミックスした感じです。

 当時知人に聞いた話も重ねました。

 先日連載終了したAGRAVITY BOYSが当時あれば設定に組み込まれていたかも知れませんが、以下の様に設定しました。


 *ちんちんどろぼうは、女性の生成である。


  将来を誓った相手の居た健気で潔癖症な面のある女性、結婚をちらつかせながらアラサーまで引っ張られた末に男性より別れを切り出された。

  その後、男性はえらく若い女性と結婚したことを風の噂で聞き、その行き場なき怨念により般若に成りかけている存在。


  件の男性には取り付いて不幸の底に落とすも、それだけでは昇天せず、喪った青春を求め彷徨う。

  男性への憎しみが変容し、男性器への憎しみとなる。

  また成人男性の不信と潔癖症から、未成熟男子、しかも風呂上がりで清潔である男性器を狙う。

  まだ人の心は残っており、よっぽどでも無い限り心からの反省には応じる。

  これが3回まで、と謂われる所以である。

  但し本命のものではないため、満たされることなく、収集は止まらない。


  古き時代の術士やお祓い師が多数いた頃ならいざ知らず、そうした存在が少ない現在では優先度の低さより絶えることなく、存在し続ける。

  

  捕獲、退治例が無いため、収集した男性器の扱いは不明。


 といったところです。


 最後までお読み頂きありがとうございました。


 なんとも言えない話なので恐縮ですが、よろしければ、感想、ブクマ、評価していただければと思います。

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