初の村?
今回、楓が戦います。
そして始めての異世界人が出てきます!
どうぞご覧ください!
「まず、街でも、見つけなきゃいけないよね〜?、とりあえず、ガヤガヤうるさい方に行ってみようかな?」
人間ではあり得ない程の聴力を、手に入れた楓は、街などがある可能性の高い、賑やかな音がする方向へと向かって歩き始めた。
少し歩いたところに、村のようなものがあった。
「お!、あれは村かな?」
楓は、村にある向かって歩いていった。
すると、高台に登っていた、緑色で二足歩行をしたこの世界での人?のような者の1人が、「グギャー、グギャー」と、叫び声を上げた。
すると、村の門のようなところから、武装した緑色で二足歩行の者達が次々と出て来て、楓を襲い始めた。
「えっ?、ちょ、話し聞いて!?、何で急に襲って来るの!?、とりあえず逃げよ!」
楓は、オリンピック選手顔負けの速さで村から遠ざかるように走り、身を隠した。
「何で、襲って来たのかなぁ?、この耳と尻尾のせいかなぁ?、とりあえず幻想魔法で、耳と尻尾を消して、もう一度行ってみよう」
幻想魔法で、耳と尻尾を消した楓は、もう一度、村に向かって歩き始めた。
…数分後
「だから、何で襲ってくるのー!?」
楓はまた、武装した緑色で二足歩行の者達に追いかけられていた。
「兎に角隠れよう!」
楓は少し差をつけた後に、木の上に登り隠れた。
「はぁ、はぁ、は〜、私に、問題があるのか…それとも、相手に問題があるのか、相手に問題があるとしたら…そうだ!、神眼を使って見てみよう!」
楓は、恐らく私を探しているだろう緑色の者達に木の上から視線を向け、神眼を発動させた。
名前 ――――
魔物名 ゴブリン
レベル5
脅威レベルE
体力130/130
魔力30/30
物攻120
魔攻10
物耐130
魔耐20
精神15
スキル
斧術レベル2
あ、魔物だったんだ。
どうりで、話もできずに見つかったら襲われたんだ。
ところで…
「弱くない?」
いや、私が強いのかなぁ?
ゴブリンがこの世界でどのくらい強いのか、分からないから、自分の強さが分からないなぁ〜
相手の強さが自分よりも弱いことが分かったから、もう逃げなくていいね。
魔物のなんだし、殲滅させても、いいんだよね?魔法とか使うのに、ちょうど良さそうだし。
と言うことで、
「殲滅しちゃおっか!」
まるで掃除のような掛け声と共に、楓のゴブリン殲滅作業が始まったのだった。
――――――――――――――――――――――――
「ふ〜、やっと半分くらいか〜」
楓は今、村の外に出て、木の上で休憩をしていた。
休憩をする前までは、半分、掃除感覚でゴブリン達を殲滅していった。
半分くらい殲滅した頃には流石に、ゴブリンを倒すのが、めんどくさくなって来たので、休憩がてら、ステータスボードを見ることにした。
「殲滅している最中に、何回かアナウンスが流れて来たけど、何か増えてるのかな?」
と言って、楓はステータスボードを開いた。
名前 狐好 楓
種族 神幻狐
レベル7
体力53000/53000
魔力54000/53999
神力27000/26800
物攻32000
魔攻34000
物耐33000
魔耐34000
種族スキル
不老不死
分身レベル8
スキル
剣術レベル3(NEW!)
刀術レベル3(NEW!)
抜刀術レベル2(NEW!)
レベルアップ効率倍加
上位魔法
火炎魔法レベル2
幻想魔法レベル4
魔法
基本6属性魔法レベル3
空間魔法レベル2
時間魔法レベル2
神言
*******(封印中)
神眼
称号
女神の趣味
女神の溺愛
女神の狐っ娘
神に近き者
女神に悩まされる者
神への修行を始めた者
女神の手紙
お〜、剣術と刀術、抜刀術が増えてる。
魔法もちょくちょく使ってたからレベルが上がってる。でも幻想魔法のレベルは、何で上がってるんだろう?
…あ!、耳と尻尾を幻想魔法で、消したままだったから。維持のために、ずっと発動してたのか!、このままでも、あんまり不便じゃないし、このままでいようかな?
でも、魔力の減りが無いのは、私の魔力が多いからかなぁ?、それとも、魔力回復が、早すぎるから減りが無いのか…
神力が減っているのは、神眼を使ったからかなぁ?
今日は、神眼を二回使って、神力が200減ってるから、神眼一回で神力100か〜、レベルアップする前だったら、割に合わなかったなぁ〜、神力は、回復が遅いみたいだし。
今さらだけど、レベルアップでの、ステータスの上がり方おかしくない?、レベル1の時の、10倍はあるよ!?、これが、称号による効果かなぁ〜、称号の内容は、おかしいけど、効果は凄いなぁ〜
ひととおり見終わったかな?
「よし、休憩も充分とったし、そろそろ再開しようかな!」
楓はそう言って、残りのゴブリンを殲滅しに行った。
――――――――――――――――――――――――
私はミラ、小さな頃からの友達の、カムと一緒に冒険者をやっている。最近ランクCに上がり、今日は、最近発見された、ゴブリンの村を、壊してくると言うCランクのクエストを受けた。だから今は、クエスト中だ。
「なーミラ、今日は、最近見つかった、ゴブリンの村を壊しに行くんだっけ?」
「そうよ、ゴブリン1匹は、脅威レベルEの魔物だけど、村ほどの大きさで集まると、脅威レベルは、Cにまで上がるんだから、カム、気を引き締めてかかりなさいよ?」
「分かってるよ!、でも、結局は、レベルEの魔物だろ?、冒険者ランクCの俺達がやらなくても、いいんじゃないか?」
「何でも、今回のゴブリンの村は、相当でかいらしいのよ、ギリギリレベルBに届かないくらいのね」
「へ〜、ま、何とかなるでしょ」
冒険者達は、そのまま、ゴブリンの村の目撃情報があった場所へと向かった。
ゴブリンの村に近づくにつれて、村の全貌が明らかになり、その村の大きさに冒険者達は驚いていた。
「おい…、でかすぎないか?」
「…そうね、一旦引き返して、もっと準備を整えた方がよさそうね」
「そうだな…」
引き返そうになったその時、村の真ん中から、巨大な火柱が立ち上った。
「えっ?、何?」
「おい!、行ってみよう、もしかしたら、危険な、魔物が出たのかもしれない、確認して行こう」
「…そうね…」
(今日が私の命日になるかもしれないわね…)
火柱が、収まった村の中に入って行くと、村の真ん中に、1人の少女が、立っていた。
「あちゃー、予想はしてたけど、火炎魔法は強すぎるなぁ〜、全部炭になちゃった…、あっ!」
その少女が、私達に気付き近づいてきたため、私達は身構えた。
「あ!、そんな身構えないでください!、私人族ですから!、いや、今は違うから、人族じゃないのかな?」
などと、ブツブツ言い始めたので、警戒を強めた。
「あ、まだ自己紹介をしていませんでしたね?、私、狐好 楓って言います、ところで、ここ何処ですか?」
それが私と、狐好 楓の出会いだった…
読んでくださりありがとうございました。
次回、本当の街に行き、冒険者登録します!
お楽しみに!