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私は、母様の趣味(仮)  作者: Ezelu
2/11

お母さん?母様?神様?

二話目です。

どうぞ最後まで、お読みください!

お願いしますm(_ _)m

 目を覚ますと見知らぬ、真っ白い空間にいた。


 見渡しても何も無く、ただ白い空間が続くだけ。唯一色が付いているのは、生まれた時の姿で、9()()()()()()()()()()()()()()のついた、楓の身体だけである。


「なんじゃこりゃー!?」


(な、な、何で尻尾ついてるの!?、まず何で裸!?、)


 楓が、今の状態に混乱している最中、楓の後ろに、()()()()()女性が現れていた。



 ――――――――――――――――――――――――



「ふ〜、何とか落ち着いたけど、ここ、本当にどこなんだろう」


「ここはね、神界と言うところよ〜」


「ひゃっ!」


 突然、耳元で、囁かれた驚きに、悲鳴を上げながらも瞬時に振り返った。


「久しぶりね、楓?」


「…え?、嘘、お母さん?」


 そこにいたのは、去年の秋に交通事故で死んだはずの楓の母親、狐好(こずき)紅葉(もみじ)だった。……花柄のワンピースを着た…


「…何で、花柄のワンピース?」


「え〜、まず最初にそこ聞くの〜?、私、心配してたのよ?だって、5日間も起きないんだもん、失敗したかと思ったじゃないの〜」


「私、5日間も、寝てたの!?」


「そうよ〜、すっごい心配してたんだから〜」


 どうも、5日間も私は、寝ていたらしい。最後の記憶は、トラックに、ひかれたところで終わっている。思い出したら、少し気持ち悪くなってきたから、忘れよう。


「ところで、お母さん、ここどこ?」


「だから〜、さっきも言ったじゃない?神界よ、神界」


「…神界って、神様のいる?」


「そうそう、その神界」


「…何で、お母さん、神界にいるの?」


「だって、私、神様だもん」


「…お母さん?、母様?、神様?」


「ふふふ、母様…良いわね〜、でも今まで通りで良いわよ〜」


 楓と、紅葉は、これまでの経緯や、紅葉が死んでしまった後、何があったかなど、久しぶりの母娘の会話を楽しんだ。ゆっくりと時間をかけて。


「へ〜、つまり、私たちの先祖には、神様がいて、その神様に、神様やめたいから、代わりにやってって、死んだ、お母さんは言われたの?」


「うん、そうよ〜」


「…神様、辞められるものなんだ…」


「私も、聞いた時、びっくりしたわね〜、でも神様が、人間になって遊びたいって言うから、代わってあげたのよね〜」


 神様が神辞めたいって、何?。ま、遊びたいのは、分かるけど、規模が大きすぎるのは、気のせいか?


「お母さん、ところで、何で私に、尻尾と耳がついてるの?あと何で裸?」


「ん〜、それはね〜、私の趣味!」


「しゅ、趣味?」


「そう!、趣味、私、狐の獣人の女の子欲しかったのよ〜、だからつけちゃった〜、裸なのは、つけるのにじゃまだったから〜、脱がしちゃった〜、…テヘッ」


「…」


「ちょ、ね、落ち着いて、やめ、ま、まって、キャーーー…」


 白い空間に、女神()の叫び声が、響くのだった…



 ――――――――――――――――――――――――



「楓ちゃん、ごめんなさい、楓ちゃん、ごめんなさい、楓ちゃん、ごめんなさい、楓ちゃん、ごめんなさい、楓ちゃん、ごめんなさい、楓ちゃん、ごめんなさい……」


「…やりすぎた、かな?……」


 楓の、罰は女神様でもキツかったようで、正座から頭を地面につけた、DO・GE・ZA、が崩れた状態で、同じ言葉を繰り返し続けるという、とてもシュールな絵面に、なっていた。


「…お母さん、もう許すから元に戻って?、ね?」


「…本当?、本当にもう何もしない?」


「本当だから、ね?」


「分かった…、でもあれは、ないわよ〜」


「やりすぎたと、少しだけ思ってる、ごめんなさい、ところで、私って、元の姿に戻れるの?」


「…戻れないわ、私が絶対に戻らないように、魔法で工夫に工夫を重ねたんだもの〜…テヘッ」


 あ、戻れないんだ〜、本当は、責任取って欲しかったけど、戻れないしな〜。というか、お母さんの態度、イラつくな〜


「…もう一回、やる…?」


「ひぃっ、ごめんなさい!」


 ま、私も疲れたし、今回は許そう。しかし、魔法って言った?魔法って本当にあるんだ〜、ちょっと聞いてみたいな〜


「魔法って本当にあるの?」


「魔法は、あるわよ〜、ただ、私が使ったのは、魔法じゃなくて神言て言うの〜、魔法は、魔力って言うものを使うけど、神言は、神力、神の力を使うの。魔法に比べて、かなり強力なのよね〜」


 そんなものを、私に使ったのか?と、正直驚いたのと同時に、どんだけ、狐っ娘が好きなんだ?と、飽きれた。


「私にも、魔法、使えるの?」


「魔法はもちろん、神言も使えるはずよ〜」


「え?、神言も使えるの?、私って神様?」


「え〜とね〜、神様とは違うんだけど〜、修行すれば、神様になれる状態かな〜、身体の作りは、神と同じだし」


「あ、身体は、神様と同じなんだ…」


 驚いた、本当に驚いた、だって、死んだ後に、貴方の身体は、神と同じになりましたって、言われても、混乱して、何が何だか分からなくなると思うんだけど、

 驚いただけで止まった私は、すごいと思うんだけどね〜


「お母さん、どうやって使えばいいの?」


「ん〜、そうね〜、まず、魔法の適正がないと使えないのよ〜、例えば、火魔法なら、火魔法の適正がないといけないみたいな、だから、ま、適正はあると思うんだけど、確認してみましょうか〜」


「ちょ、ちょっとまって?、どうやって確認するの?」


「ん?、あ〜、そうよね、当たり前のことだから、教えるの、忘れてたわ〜、。楓、ステータスって言ってみて?」


「?、分かった。ステータス!」


 ステータス!、と、言った瞬間に、目の前に色々書かれているボードが、飛び出してきた。


「わ!?、なんか出た!?」


「それ、ステータスボードって言うのよ、覚えておきなさいね?、で?、何て書いてあるの!?」


 そこに書かれていたのは…


















ご覧下さり、ありがとうございました。

楓の、ステータスボードには、何が書かれているのでしょうかね〜

また次回もお楽しみください!

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