馬瀬のモテ期
馬瀬の方があれやんな
鹿野はモテるそこら辺の女にほいほいと心の中こんちくしょうと思いながら結構本気目で鹿野を殴る
「えっ痛い笑」
でも俺も後ろから最近物凄い視線を感じる
1週間くらい前に席替えをした
それはもう5週間休みというくらいクラスは盛り上がった
そしたら俺は真ん中の方のなんていうか中途半端な席になった
後ろの席の人の名前は田中さん…普通に可愛い子だ
絶対俺のこと好きやん
とエセ関西弁を心の中で言った
「なあなあ恋愛マスター」
「は?」
「どうしたら、田中さんに告白されるかな」
「いや、馬瀬?できるんじゃなくさせる?やり手かよ笑」
「恋愛マスター」
「やめれ違うから」
「れんあ「どつく」
「はい」
「なぜ告白されると思った」
「凄い熱い視線送ってくるから」
「」?
「え?」
「ウインクでもされたんか」
「はwwwwww違うわ」
「なぜ俺がバカにされてる感じ?!」
と田中さんが俺のこと好きなのは明確なのに馬瀬はなぜか理解できないらしい。
「田中って馬瀬のこと好きなの?」
馬瀬の勘違いじゃなく本当なのかもしれないと思い、俺は田中にLINEを送った
もともとLINEしていた鹿野
追加してLINEしたのは田中なんやで
「え?馬瀬って私の前の席の?」
「そうそうー」
「ないないないwww」
「ほんとに?」
「うんうん!だって私好きな人いるもん!」
「そっかーごめんな急に」
「いいえ〜鹿野は好きな人とかいないの?」
「いないなあ」
馬瀬の勘違いが面白すぎてしんどいから、田中は馬瀬が好きってことにしとこう。
「俺今日も田中さんに見つめられちゃってさー困ったね〜」
「まじで?田中可愛いし良かったなあ」
「やばいわ〜今週中には告られる気がする」
ブフォwww
「お茶吹いたwwwしんどいやめろよそのよく分からない勘」
「わろた〜羨ましいやろ〜」
(もうどうにでもなれ面白いなくそ)
と幸せそうな馬瀬を見て思う毎日が当分続いた。
後日、鹿野の調子づけられた馬瀬
告ったけど、まあ結果は察しの通り
田中さん目悪くて黒板が見えなかってん
あと馬瀬の頭で見えないからきれて睨んでたんやで