「まほろ駅前狂騒曲」「お友だちからお願いします」 三浦しをん ※
今回なぜ二冊同時にしたかというと、二冊同時に読んでいたからです。
え? 言わなくてもわかるって?
でもまあ一応の断りを入れておこうかと。
というわけで、小説とエッセイなので、交互に読んでました。
まず、「まほろ駅前狂騒曲」のほうですが、こちらは便利屋シリーズの第三弾です。
相変わらずの多田と行天のコンビが楽しく、おなじみのキャラクターたちが出てきてまほろの町で大騒ぎといった感じの内容です。
ひょんなことから子供を預かることになった二人。その交流がなごませます。最後の別れのシーンはちょっぴり目が潤みました。
しかし、ちょっと長かった……。それほど大きな事件もない感じなので、中盤あたりは便利屋の日常的などたばたが続いてた印象でした。
しかし、三浦しをんさんの書くラブシーンってなぜかあんまり好きじゃないんだなぁ。というか、全般に普通の小説で折り挟まれる感じのキス以上のラブシーン自体が、私的にあんまり好きではないですね~。
「お友だちからお願いします」
こちらはしをんさんのエッセイ。この人のエッセイは何冊か読みましたが、どれも爆笑してしまいました!
しかし、こちらはいつものテイストよりも真面目な感じ。
そこまでぶっとんでなくて、ちょっと残念。
でも、ところどころではくすりとしたりおもしろかったです。
伊勢うどんの回が一番共感を覚えて印象深かったです。
次はもっと弟くんとのからみが読みたいところです(笑)