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「ファンタジウム」 杉本亜未
たまには漫画の紹介。
杉本亜未さんの漫画は初めて読みましたが、すごくよかったです。
マジックの天才的な腕前を持つ長見良という少年の物語。
けれど彼は難読症という障害を抱えています。
北條に見出だされた彼は次第にマジックで頭角をあらわし、その世界でスターになっていくわけなのですが、どこか大人びている部分と幼さの残る不安定さがあって、またそこが魅力なのです。
出る杭は打たれる、との言葉通り、彼が有名になることで妬むものも現れます。
けれど、そんなことはいつものことと達観している長見良。
痛みを知っている少年だからこそ、素晴らしいマジックが表現できるのかもしれない。
とにかく長見くんがカッコイイ!
まだ中学生で背もちょっと小さいのが可愛いのです。
全9巻。
奇跡と希望の物語。




