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「聲の形」  大今良時 ※

主人公石田は最初クラスの人気者の少年でした。そこに転校生としてやってきた西宮は聴覚障害を持っていました。そんな西宮の反応をおもしろがって石田は西宮をいじめます。


けれどもそんな石田が今度は逆の立場に。しかしいじめられていたはずの西宮は、石田を恨むどころか彼を助けようとします。




聴覚障害やいじめなどをリアルに描写していて、胸が痛くなることしばしば。


けれども、この最初はどうしようもない主人公だった石田が、自分の過ちに気がつき、西宮を理解しようとする姿に心打たれます。


耳が聞こえないため、相手の感情が理解できず、笑うことしかできない西宮のけなげな表情が切なく、彼女の悲しみが伝わります。


人物ひとりひとりの描写がリアルで、それぞれの悩みや葛藤が理解でき、共感できました。


互いが傷つき傷つけ合う、そんな微妙な年頃の少年少女たちの、痛みや思いが丁寧に描かれ、何度も泣かされます。


主人公の人物の顔にバッテンをつけるところとかの表現も秀逸で、漫画ならではのおもしろさがありました。


とにかく、これはすばらしい良作!


これが少年誌に掲載されていたかというのも驚きですが、こうした作品を世に出そうとしてくれる雑誌があるということで、まだ日本の漫画誌も捨てたもんではないな~と妙に感心してしまいました。


そして、この作品を生み出してくださった作者様に感謝したいです(^^)




これは1巻のいじめの描写が酷く、主人公に共感できずにやめてしまう方も多いと思いますが、是非2巻以降も読んでいただきたい作品です。むしろ2巻以降が本編なので。




とてもすばらしい作品でした~!!


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