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「世界から猫が消えたなら」 川村元気 ※

積ん読になってましたが、ようやく読むことができました。


最近のネコノミクスの影響からか、また本屋で平積みしているのを見ますので、またブームが再燃しているかもしれませんね。


とりあえず、文章がとても読みやすく、すいすい読めて面白かったです。




内容は、主人公が明日死ぬと宣告されるというところから始まります。


そこに現れたのは、アロハを着た明るいドッペルゲンガー。


彼は自分を悪魔だと名乗ります。


そして悪魔は主人公に取引を持ちかけます。


一日命を延ばす代わりに、世界からひとつなにかを消していこうと。


そして、主人公は悩みながらひとつずつ世界からなにかを消していくことになります。




明日死ぬといういきなりディープな状況なんですが、文章はいたってポップで、悪魔の明るさでまったく暗くなりません。


そして、世界からなにかを消すということによって引き起こされる状況というのは、なんとなく哲学的であり、現代の世界のありかたとか、それがあるとないとではどう世界が違って見えるのかとか、そういうことを考えさせられます。


そして最後に主人公が選んだ選択は……。




これは命の物語でもあり、家族の物語でもあります。


そして、やはり猫は世界から消えてほしくないと思いました。


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