神フォンと町
「全く、はぁー」
俺はリーシャを寝かせてまた溜め息を一つつく。感覚と太陽の向きから昼をこえたと思われる。夜には町に出たいがどこに向かえばいいかわからない。どうするかなーと思っていたら、神様からの手紙から『It is a letter from God(神様からの手紙です)』と鳴った。めっさびっくりした。だって紙から音が出るんだよ?ケータイでもたまにビビるのに紙から鳴ったらビビる&びっくりするよね‼
俺はリーシャの方を向けた、まだ起きなさそう。俺は目に手紙を見る。
『イヤッホーー!元気にしてますか。まぁ熊を殴って女の子も殴るんだから元気だよね。さて、君は今困っているね。「町に行きたいのに何処にあるかわからない」と、フッフッフ、そんな君にプレゼントだよ‼ 謎の神様Xより』
誰だよ‼と突っ込むと、空から何か俺に向かって降ってきた。それを手でキャッチ‼結構速い速度で降ってきた。何だこれ?と思うとまた『It is a letter from God』と手紙が鳴る。また謎の神Xか?
『それは「神のコンパス」だよ。まぁ神のコンパスて言うけど普通のコンパスだからあしからず‼さてそのコンパスを見て西の方にその寝てる子が来た町があります。そのコンパス大事に使ってね‼ 謎の神Xより P.S そのコンパスを送るように言ったのは武神です。剣のお詫びらしいよ‼ 』
やっぱりあの剣は間違いだったらしい。つーかマジ誰だよ‼この神様なに者なんだよ‼………まぁ向かう方向はわかったな。じゃー行きますか。と準備しようとしたらまたまた『It is a letter from God』…無視しようかな。さて改めて準備をしまs『It is a letter from God』……さぁ準備『It is a letter from God』さぁgy『Coming out of retirement‼(でろや‼)』………出ますか…。
『うざかった?残念、何もないよう‼ザァマァwww ねー今どんな気持ち?どんな気持ち? 謎の神Xより』
俺はその場で手紙を破り、穴を掘って埋めた……。さて改めて準備しまか、といっても荷物なんて弁当とリュックとコンパスしか無いけどね。と思っていたら地面から『It is a letter from God』と鳴ったら。…………掘り起こして見る。そこには汚れも破れた後も無い………スマートフォン(白色)があった。手紙はどこ行ったし……。手に取るとメールが来てた。
『こちらは神電話サービスセンターの者です。ご契約ありがとうございます。当店のサービスはお客様のプライバシーを武神が守り、アプリを学神が制作し、スマホを鍛治神が作った最新モデルです。どうぞお使いください。アプリはダウンロードしてください。とれでは今後をどうぞよろしくお願いいたします。 経済神より PSある程度のアプリは初期設定に入っております。ゲームのアプリは有料でございます。』
とのことです。何だこのサービスセンターのセキュリティは夢のチームじゃね?と思った。アプリはメモ帳と時計とメールとマップとカメラがあった。コンパス要らなくね?まぁ町に行ったら売りにでも出そ。
俺は神のスマートフォンを神フォンと名ずけた。それをポケットに入れた。レッドベアーは牙とか爪とか尻尾とか取れる所だけ取り巻くってリュックに入れた。さて俺はリュックを抱っこしてリーシャをおぶった。それでコンパスとマップを見ながら歩き始めた。
◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇
「んっ‼……んーー……ふぁ~~~……」ごしごし
日が暮れて夜に近づく時にリーシャが俺の背かなから起きた。寝起きでまだ眠そうだ。俺は肩越しに声をかけた。
「よっ!起きたか?」
リーシャは俺の方を向いてぽーーーってのとしていた。少しして俺の顔が近くにあるのにきずいた。リーシャは顔真っ赤にしてを目一杯離した。
「ぐえぇ!!」
離したが手がまだ俺の首に回っていた首がしまった。リーシャはそれにきずいて体を反ったまま離した。ドサッ!と音がした。俺は振り向いた。目の前にあったのは、顔を真っ赤にしてM字開脚してパンツを晒していたリーシャだった。ほうぼう、しまパンですか。わかってらっしやる。
俺がリーシャのパンツを見てうんうんうなずいていることにきずいたリーシャは素早く立ち上がった。スカートをパンパンと払った。そして何事も無かったかのように言った。顔が真っ赤のまま。
「ありがとうございましゅ‼」
噛んだね。うん、恥ずかしいのはわかったからスカートを握ってプルプルしないで、いじめたくなるから。いや……いっそいじめるか?と考えていると。剣を抜かれた。わかったから納めてよ‼それではテイク2。
「ごほん‼…ありがとうございます」
「いえいえ、助け合いはお互い様でしょ」
「…そうですね。わかりました。所でここはどこですか?さっきの場所じゃ無いようですが」
「あー町に行こうと思って取り敢えず君が来た方に向かって歩いていたんだけど……よかった?」
「はい。どのくらい歩いたかわ解りませんが、近づいてるのは間違いないです」
「そうか。よかったよかった」
うん、さすが神、ちゃんとあってたよ。あの謎の神X存在は腹立ったけどね。リーシャはその場で異常が無いか確認していた。
少したちリーシャの準備が終わった。彼女はこっちを向いて言った。
「それでは行きますか」
「あぁそうだな」
俺達は町に向かって歩き始めた。
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夜の帳ば落ちてきた。時町に着いた。リーシャをおろした所からあまり離れていなかった。リーシャが先に門を潜る。続いて俺も門を潜ろうとしたら槍を持った青年に止められた。あーリーシャを見失う‼……さっさとすませるか…。
「貴様何者だ‼なぜリーシャさんと一緒にいる‼」
「あー、俺は杉崎慎吾だ。リーシャとは森であったんだけど」
「森だとっ‼貴様みたいな奴が森に入って行けるはずがない‼」
「いや、ホントなんだけど」
「うるさいっ‼まさか貴様、リーシャさんを脅したな‼」
「はぁ?何言ってるんだ?」
「貴様がリーシャさんを脅してこの町に侵入しようとしたんだろ‼そうはさせん‼貴様を殺して、リーシャに感謝されてそのまま…………ぐふふ‼」
「…………?」
「覚悟‼」
何か勝手に襲ってきた。取り敢えず槍を交わしてすら違い様に顎パン‼青年はそのまま倒れた。はぁー、何か相手が勝手にやったとしてもやっぱり捕まるかな?と思っていたら。足音が複数した。見ると青年と同じ装備をした人達がやって来た。先頭にいた人は俺達の方を見て「はぁーまたか…」と顔をした。先頭の人は後ろにいた人に命令した。そしてそのまま俺の何処にやって来た。そして頭を下げた。
「すまない……」
「えーと、なぜ頭を下げるんですか?」
「……そこで寝てるのはリーシャさんの事が好きでな。一緒にいる男を勝手に逮捕しやがる馬鹿者でな」
「あぁ逆恨みですか」
「そんなもんだ…………ホントにすまん」
「いえいえ、大事が無かったですし」
「あとはこっちでやっておく」
「はい、ありがとうございました」
俺は彼の横を通り過ぎようとするとまた声をかけられた。
「お前さんこの町は初めてだろう?」
「はい」
「だったら門番の仕事をしよう」
そして彼は言った。
「ようこそ、風と剣の町【ウインデア】へ‼」