貴族をメリーゴーランド(恐)‼
俺はバーグからもらった装備を着て、天霞を腰にさす。そして、肩にリリィーを乗せて店を出た。とりあえず、出ていったリーシャを探すことにした。まずは表通りに出てみよう。
「ふんふんふふーん♪ふんふっふふふーん♪ふんふふふーん♪ふんふふふーん♪」
「機嫌がいいなリリィー」
「うんっ♪」
リリィーは俺の肩車の上で鼻唄を歌っている。聞くと神見習いは、引き取り人が出来るまでずっと天界で生活するらしい。しかし、神になるには世界を知らねばならない。昔は、すぐに引き取り人が決まっていたが今は難しい。しかし、今回は俺がいる。すぐに俺を引き取り人に採用されていた。押したのは、武神と魔神とユーらしい。ユーは来賓でほとんどクランとお茶会している、リリィーもよくいってお菓子を貰っていたらしい。
さて、そんな話をしているうちに表通りに到着しました。さてさて、リーシャは何処に居るかなーと。俺達は、リーシャを探す。あっ、いたが、何かリーシャの顔が険しい。リーシャの目線の先には無駄に豪華な服を着た金髪ロン毛のイケメンがいた。そのイケメンの回りには厳つい男と腰がすっごい曲がっていて手をすりすりと擦っているごますりがいた。フム、少し様子を見ようか。俺はリーシャとイケメンの会話に耳をすませた。
「おい貴様、私の嫁になれ」
「嫌よ」
「フム、私は子爵の息子だぞ」
「お断りよ」
「貴様のような平民は金に困っているだろう?私と結婚すればそんな心配なくなるぞ?」
「私はこの生き方が気に入ってるの。貴方には関係ないわ」
どうやら、イケメンは貴族でリーシャに求婚してそれをリーシャが断っているらしい。フム、子爵だからなぁ、悪くは無いと思うんだがな~。おっ!腰巾着がわめきだしたぞ。
「貴様‼この方はシックハウス家の次期当主であらせられるルイス様だぞ。光栄に思わんか‼」
「知りません。興味もありません」
「貴様~‼言わせておけば‼」
「まぁ、落ち着けマシューよ。とりあえず貴様を屋敷までつれていけば変わるだろう」
と、イケメンはツカツカとリーシャに歩みより無理矢理手をとってつれていこうとしたが、パッシン‼とリーシャが手を払った。それを見たイケメンが止まった。腰巾着は顔を真っ青にし、護衛ははぁーとため息をついた。イケメンは体をプルプルしていた。払われた手は真っ白になるぐらい握りしめ伏せた顔は逆に真っ赤になっている。そしてゆっくりと腰につけている剣に手を伸ばす。そしていきなり抜刀して、叫ぶ‼
「貴様ごときが私に傷をつけたなぁぁぁぁぁぁぁ!!!!」
イケメンは唾を吐きながら剣を振り上げる。リーシャはこんな簡単に抜刀するとは思わなかったのか反応できない。……まぁ、そろそろかな。
「死ねぇぇぇぇぇぇぇ‼」
「それは、ダメっしょ」
イケメンが剣を降りおろ……そうとするが何者かに止められる。まぁ、俺なんだがな。剣を止められたイケメンはまず自分の腕を見る、次に自分の腕を掴んでいる手を見る、最後にその手の持ち主である俺を見る。少しして、また唾を飛ばそうとしたので腹パンからの後ろ回し蹴りを炸裂‼いやー派手に飛びましたね。俺は飛んでいったイケメンを追いかけて、脚を掴む。そして、グルグル回りながらリーシャ達の場所まで戻る。
その間イケメンは回転でおこる遠心力による頭に来る激痛茶により気絶した。俺は気絶したイケメンを腰巾着か護衛に渡すか迷ったが、護衛が進み出たのでその人に渡す。そのとき、護衛は「……すまない」と謝った。俺はその謝罪をうけついでに「気にするな」と返してやる。護衛は、イケメンを馬車に放り込みこの場にいる人に謝罪しそのまま帰っていった。




