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桃香理事長日誌  作者: 葉月 優奈
四話:いじめられっこの|幽霊《ゴースト》
55/80

55

翌日あたしは廊下を歩いていた。

冬の寒さが身に染みるこの日は一月二十五日。もちろん平日。

往来する生徒に、挨拶を考えながらもあたしは頭の中で整理していた。いつの間にか放課後になっていた。


あたしは櫻子が渡してくれた写真とアンケート結果を持って歩いていた。

もちろんあのいじめ画像のDVDを持って、廊下を颯爽(さっそう)と歩く。


(この画像にはいつ、どこで、誰が、何を、どうしたというものがそろっていた。

だけど、まだ分からない事が残っていた)

単純に疑問だった、もしかしたらそのなぜ?が今までの推理を覆してしまうものかもしれない。

だけど、それを推理する術は分からない。だから向かうところがあった。


あたしはそういながらドアの前に来ていた。

少し緊張した面持ちでドアを見ていた。


(ここに行けば、きっとわかる。あたしは元映画部だから)

そう思いながら、大きな深呼吸をしてドアを開けた。


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