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聖痕 ~夢の花~  作者: 月花
第一章 Jを受け継ぐ者
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第一章  腐敗襲来

訓練から1ヶ月。今日は応用の訓練が続いている。

「ほらほら、集中切れているぞ、技のキレが全くなってない。キレてるのか?」

「キレキレうるせーーーーー!」


一見圧倒的に先生の方が優勢ですが、実際初日と比べると、およそ攻撃と呼べるものをすべていなしている。隙あらば反撃もし、そして。


「あと二つで、五つを全部ものにするんだぞ、がんばれがんばれ」

「く。。。」



そして、今日の訓練が終わり、自宅へ帰った斗真でした。


「あいつ、性格絶対悪い!」

「これで20回目我喰様の悪口を確認しました。」

「様はいらねーよあいつ、というか数えたの?」

「はい」

すこし溜息をする斗真、正直バイトと訓練の連続で体グタグタで、反論するのも力がださない。



「それに、」

アスカは少し嬉しそうな顔をして、

「斗真様が最近強くなられた気がします。」

「そう?」

「はい、以前は帰ってきたら悪口を言ってすぐに寝ることになりますので。」

そういえば、斗真は最近アスカとの会話が少ない事を気が付いた。

「。。。。」

そして、少し考え込む斗真、考え込む事自体も、久々な感じがします。


「アスカ、」

「はい、斗真様。」

「外で食べようか?」

「仰せのままに、」

そして、斗真が立ち上がり着替えて、段ボールから一着服をアスカに渡した。以前、実家のお袋に頼んで郵送してもらった服で、その時、説明が難儀していった。



「アスカ、サイズはどう?」

「はい、大丈夫です。」

着替え終わったアスカを見て、サイズが大丈夫と見た斗真がひとまず安心している。そして、近所の居酒屋へ行くことにした。




「あ」

「。。。。」


店に入った瞬間、あり得ない人が知らない人と一緒に食事をしている。


「なぜおまえが、」

「君は、継道の、、、、とうさ?」

「斗真だ!それよりなんであんたがここにいる。」

「ここ、安いしうまいからだ」

「くううううううう」

ほぼ同じ感想を持っているから余計に腹が立つ。目の前に以前自分をぼこぼこにしたゼルがいるからだ。


しかし、それを気にせずに、ゼルの連れの隣に座るアスカがいる。

ほぼ全員がなんでと言おうとしたが、どうやら店員から相席の提案を受けたらしい。出ていこうとした斗真でしたが、アスカに止められた。


「斗真様、情報収集のチャンスです。どうか」

「ぐうううううう」

「ゼル、せっかくだから、交流すべきかっと思います。」

「なぜ君が」


そして、不本意ながら相席をする二人でしたが、目の前にまさかの光景が広がっている。

「まさか、アリエス様の同居人がゼル様でしたなんて。」

「私も驚いたわ、アスカさんと同棲する方がいらしゃたとは」



「「なにこれ」」

目の前に二人がまるで同級生のように、女子会を広げようとしている。

「ゼル、なんでこんなことに」

「しらん、こちが聞きたいくらいだ。」

「というより、だれ?」

「君の父上から預かった者だ。」

「な。。。。」

「はい、ゼルさんにお世話になっております。アリエスといいます。よろしく。」

「あ、はい、継道斗真といいます。父はお世話に、ではなくて、」

もうすこしツッコミを入れるところでした。二人は、黙々枝豆をかじりながら不本意な顔をする斗真、そして、終始仏頂面のゼル。

「で、本当は何でいるの?」

「ただの食事だ、それよりも」

「?」

「しばらく見ないうちに、強くなっているな。」

「おかげさまで、したくなかった()()をする羽目になった。」

「そうか、それは良かったが、試さないのか?」

「今だとまだ勝てないと知っている。そのうち、借りは返す」

「それは良かった。だが、その前に、」

「あ、その前に、」

そして、二人は目の前の光景に目を向き。

「「これを何とかしないと」」

目の前の二人はもはや完全に出来上がっているようです。

アリエスがこんなに話せるのがゼルも予想外として、アスカがなんでこんなにアリエスと仲良く喋れたのか、そもそもこんなに話せるのは初めて見る斗真でした。


どうやら、買い物で知り合ったらしく、アスカのメイド姿が特徴すぎて、アリエスが好奇心で声をかけたら、仲良くなったらしい。



しかし、二人の思惑と反対に、店の異変を気付いた。なんと、店内には霧が入っていた。


「。。。。アリエス」

「アスカ、動けるか?」

「斗真様」

「どうした、ゼル、、、、、、これは」

周りの客がどんどんと体調不良のようになり、テーブルでうつ伏せしてる人が増えていく。


「これは、」

「二人とも、畳の上で、」


やがて全員が、畳場の上へ行き、全体を見渡す。そしてゼルがあることに気が付いた。

「テーブルの足を見ろ」

「あれは、」

テーブルの足が段々と黒くなっていくにつれて、崩れていく。


「腐敗か、、、、」

「あ、そして、これをできるやつが一人知っている。」

「誰だ。」




「腐敗の天聖、ガーンティ・グラプション」




遥か遠く、駅の反対側で、この地域では珍しく15階ビルの上で

一人、目の周りにクマができている女性がいた。黒のいかにも不衛生な髪が垂れ流し、そばかすが目立っている。

「、、、、、、、はあ、、、、、継承者の試練、私でなくともいいのに。」

どうやら、今回の事件に、不満が多いご様子。しかし、状況はそうは言っていられない。


「よ、素敵な招待状はどうも」


目標が現れた。


「あわわわ」


ガーンティはすぐさま毒をまき散らし、しかし、炎がそれらをすべて蹴散らす。慌てたガーンティはすぐ逃げようとするが、ドレスの先端を足が踏んで、そのまま転んた。


さすがの斗真が面が食らった様子で、「調子くるな」と言われるほどだ。


しかし、すぐ追ってくるゼルはそうではなかった。

「バカ、油断するな!!!」

その警告が遅かった。斗真はバランスが崩れた人形のように、屋上へ落下した。ゼルはすぐさま距離を取った。

ガーンティの毒のが屋上に集中し、屋上の上空にも効果が及ぼす。

しかし、ガーンティの本領はここからだ。

斗真は立ち上がろうとするその時、腕の皮膚が段々黒くなっていく。痛みを感じない、しかし着実に崩れていこうとする皮膚、そして、全身の服がすでに半分以上消滅していることを気が付く。

「これは」

「アザトース・ガーデン」

「!」

辛気臭いと思われるほどの女性がこの現象の名を告げる。

「あなたの、、、すべてを溶かす、、、、この霧、、、、、私を、、、、倒さないと、、、、、解除、、、、、できない、、、、、わ、、よ」

「丁寧な説明でどうも、もっと早く喋れないかな、()()()()6()()のつもりか?」

「早く、、、、しないと、、、、、死ぬ、、、、わ、、、、よ」

彼女の言う通り、早く何とかしないと、全部消えてなくなる。


ゼルはさすがにまずいのと、このままじゃ、再戦は望まないという建前を立てて、援護しようとするその時、目の前に光の光線が通り過ぎた。

明らかの妨害、これ以上の援護は許さないと感じるゼル。光線の先を目で追った。そこにはスーツ姿の男が杖でこちらを狙っている事が分かった。



その光景をすこし目が奪われたガーンティ、そして、振り返ると、そこには斗真の姿はもういない、周りにもいないことを確認し、顔を上げると、案の定斗真は上へと逃げていた。

霧は空気よりも重く、当然上へと逃げると判断した斗真。それを読んで、ガーンティは両手で周りの霧を集まって、凝縮した霧が段々ドス黒い球体となり、そして、斗真に向かって、放れた。


球体がどんどんでかくなり、もはや回避不能なまででかくなった。そして、ガーンティの目にはあり得ない現象が起きた。

なんと、球体が炎に包まれて、強い勢いで周囲へ拡散された。だとえ炎で包まれようと、拡散するほどの風圧がないと思っているだ。ガーンティがすぐに周囲に霧を集めようとするが、その隙を与えない斗真がすぐさまガーンティへ接近する、霧が集まったら、接近し、倒すのが困難だと考えていた。


しかし、ガーンティはそれを読んだ。すでに小さく、凝縮した毒の玉が周辺へ配置し、斗真が近づくと、玉が反応し、斗真へ打ち込もうとするが、玉が斗真に近づくと、そのまま霧散する。

それを見て、すこし動揺したガーンティが防御を間に合わず、斗真に押し倒された。起きようとするがすでに目の前に男の顔がする。


「い、、、、、、やあああああああああああああ」


動転して、そのまま気絶するガーンティ、唖然とした斗真だが、霧が霧散した。






ガーンティ目が覚めると、光の縄に拘束されてた。


「よ、うぶなお嬢さん」

「やめ、、、て、、、、うぶだ、、、、なんて」

「どころで、なんであんな回りくどいことを?」

「斗真、彼女は」

()、、、、は、、、、、嫌い」

「。。。。。」


なんとなく察した斗真。どうやら、あの攻撃手段を取るのは、被害最小限でかつ男と接触しないようである。

「で、目的は?」

「頼まれた、、、、の、、、、、君の父から」

「。。。。。。」

「い、、がい?」

「いいえ、なんとなく、その気がした。」

いまだに父の真意を知らない、だが、今は一歩一歩進むしなかい。


「一つ、、、、いい、」

「どうぞ」

「最後の、、、、、あれは、、、、、な、、、に」

「ああ、あれか、実は風の力を継承したから、最後は風を全身に目に見えないほど纏ってた。」

「そう、、、、、だから、、、、、か」

最後の霧の玉が霧散するカラクリがわかったようで。実際風の力を継承しなかったら負けてた。今回の勝利は単純に相性的に悪いことを功を奏した。

「では、、、、、これを、、、」

「。。。」

やがて、ガーンティの前に小さな光の玉が形成し、やがて、斗真の中へ消えていた。

「これで、、、、、私の、、、、力を、、、、継承でき、、、、、た。」

「。。。。。遠慮なくいただく。」

「では、、、、、、私は、、、、、、これで」

「待て」

どさくさに紛れて逃げようとするガーンティでしたが、そんな甘くない

「人的被害は力を抑えたおかげでなかったもの、下手したら一生分の傷ができていたかもしれない。」

ガーンティがみるみるうちに涙目になっていく。

「このままじゃあ、返せないよな」

「ひいいい、、、、、、お、、、、、、、た、、、、、、す、、、、、、、け」

「そうだな、そういえば、先の店、人足りないそうだ。」

「。。。。。まさか」

「どうだ、住み込みで働かないか?」

「断る」

「。。。。。仕方がない、」

そう言いつつ、斗真は服を脱ぎながら、ガーンティに近づき、

「。。。。まさか」

「さあ、何のことやら」

斗真は不敵な笑顔で一歩

「き、、、、き、、、きさま、、、、、、、、やめ」

「やめてほしければ、わかるね」

一歩、更に一歩

「ひいいいい」

「斗真様」

そして、どがついた声で後ろから発していた。

振り返ると、笑顔で迎えに来るアスカであった。

「アスカ、、、、、、あの、、、、、これは」

「分かっています。ですが」

ガーンティを見るアスカ、すでに彼女は半分気絶している様子。


「何事もやり過ぎないように」

「。。。。。はい」


それを見て、ゼルは少し溜息を吐いた、そして、アリエスがいないことに気づき、気配を探った。







一方。


「あなた、何者なの」

アリエスは杖の男の前に立ちふさがっていた。




「唯の()()()()()()だ」












ガーンティ・グラプション


年齢   不詳

身長  153cm

体重   54kg

趣味  ネットサーフィン

曰く、インテリ女子、

曰く、コス百合

曰く、腐敗の天聖

曰く、男はみんな敵

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