第一章 復讐のバレット
あれから、一ヶ月後。ゼルは、建設現場のアルバイトしていた。
休憩時間になり、一人で外で食事しているところ、来客が来た。
「こんにちは。」
「どうも、」
「。。。。」
「。。。。」
無言が続いていた。
「私、魔界の風習がよく存じてありますが。」
「それが、」
「かりにも王位継承者であらせられる陛下だすので、バイトとは」
「魔界の通貨が使えないので、背に腹は代えられない。」
「。。。。」
「それより、何の用か」
「。。。君には来客だ。」
「?」
ふっと継道の後ろにはフードを被った何者かが見える。体格からしたら、女性だとわかる。
「紹介します。旅先で知り合ったアリエスです。アリエスさん、どうぞ、こちらに、」
継道に言われたが、渋々こちらに歩いてくる。そして、右手をさしだす。
「アリエスだ、よろしく。」
「。。よろしく。」
若干警戒しているが、それでも挨拶を返した。
だが、手を握った瞬間、感じる。人間の温もりがなく、機械の様な感覚。あの斗真のつれのあの子とはまた別の異質を感じる。
「君は、いったい」
「初対面で失礼だが、クモのタトゥーをつけた男を知りませんか?」
「クモのタトゥー?」
それだけでは、魔界おろか、人間社会でもかなりの数でそのタトゥーをつけている。左近珍しくないが、彼女は続く
「クモの、青の紋章をもつクモのタトゥーだ。」
「。。。。すまない、見たことがない。」
「。。。。そうか、」
アリエスは少し、残念そうな表情をする、しかし、すぐに、顔を上げた。
「。。。。服をぬいでください」
「。。。。。え?」
「アリエス、よしたまえ」
継道は制止しますが、それでも女性は止まらなかった。
「もしかして、目の前に仇がいるかもしれない。どうか」
「。。。。今は仕事中だ、後にしろう。」
意外にもアリエスはそれを了承し、ゼルは仕事に戻りました。
夜、近くの遊園地に結界を張り、ゼルは二人と合流した。武装したゼルに反応し、アリエスも臨戦態勢を取ります。
「すまないが、俺の国では、欲しいものがあれば力を示せと、よって、俺の裸を見たければ、俺を倒すことだな。」
「。。。その言葉、二言はないな。」
「ない」
アリエスはすぐにフードを脱ぎ捨てた。
黒のフィッシャーマン セータ―に茶色のコード、なによりも、金色の髪に赤い目、ゼルは少し考えた。
「ヴァンパイア族か。」
「末裔だ、唯一のな」
唯一の言葉に、ゼルは、大体は想像できる
「クモのタトゥーは、」
「ああ、一族の仇だ、」
そして、アリエスが猛スピードでゼルに接近した、ゼルはそれに対応しつづ、攻撃手段を取るが、柄を握る手が彼女の蹴りですこし緩み、その隙を狙ったように、コードから銃を取り出す。
通常の銃なら、ゼルが常時張ってるプロテクトが弾いてくれるが、その銃から不気味な空気を感じ取るゼルはすぐさま防御態勢をとる。
瞬間、銃から弾丸に似てっも似つかない物が発射され、ゼルの服を掠め取った。服がその勢いに負け、破れていき、ゼルは上半身裸になった。
「こういう趣味はないんだが、」
「。。。。。」
アリエスはゼルの体を見て、得物を納めた。
「気が済んだか」
「失礼なことをしてしまい申し訳ない」
「服のことなら気にすんな。」
「。。。。。」
継道は二人に近づき、そして、
「では、詫びとして、ゼル様の世話をアリエスがすることにしたらどうですか?」
「な」
「私は構いません。この度は私の落ち度ですので」
「いいえ、ですが、」
珍しく狼狽えるゼルだが、すでに決定事項となる空気に、逆らえることができない。
「それに、御父上も了承している事です。」
「。。。。。」
ああ、確定事項だ。父は何を考えているのかわからない、だが、すべて国の為の一手にしか思えっていないはず。つまりこれは
「。。。。手のひら、か」
「そのような考えも、あります」
そして、彼女を見ると、表情が変わらず、目を閉じたまま、
「。。。。。本当にいいか」
「。。。はい、それに、」
やがて、彼女の目には炎の様な眼差しをし、こう答える。
「貴方についていくと、私の目的が果たすと、継道がそういいました。」
「。。。。。」
正直、継道と父の思惑が分からない、だが、現時点で、個人的な感情以外拒む理由はない。
「わかりました、よろしくお願いします。」
「。。。。。。よろしく、、、お願いします。」
こうして、二人の奇妙な同棲生活が始まる。
アリエス・■■■■■■
年齢 ■■■
身長 167cm
体重 67kg
ヴァンパイア族の末裔、現時点唯一の生き残り、他は惨殺された模様。持ってる銃の原型はS&W M500であり、アリエス独特な改造が施されている。




