第一章 受け継ぐ者
ある都市、ある町、ある交番。
一人の学生が、交番の事情聴取を受けた。
高校、受験、就活、結婚、子育て、起業
人生は悩みの連続だ、だが、一番の不幸が、身の丈に合わない責任を押し付けられた。そう、今のように、
「で、住所と本名は、」
「はい、継道、斗真、住所は勘弁してください。」
「そういうわけには行けないんだよ、君、分かるかね。自転車の危険運転、時速60キロが出てるよ。普段はすごいと言いたいが、危険すぎる。万が一車にぶつかったら。ケガするのが君だよ、君、分かったらさっさと吐いてくれ。」
「はい、すみませんでした。急いだもので。」
「はああ、とりあえずここでサインして、住所も書いてくれ。」
「。。。。わかりました。」
継道は紙に書き終え、そして
「今度、お宅にはがきがくるので、それに従ってお金を払うように。分かったか」
「はい、お騒がせして申し訳ありません。」
「うん、分かればいい。」
そして、継道は交番から出て、自分の財布を見た。
(はああ、今月の食費が、とよんよん)
ある程度自転車で進み、ある神社を通り過ぎようとした時、自転車がパンクした。
「マジかよ」
警察に捕まれたし、タイヤがパンクし、後日罰金を払わないといけないし。今日は厄日だと継道のテンションが下がり一方。ふっと神社をみあげて、それはもう誰も管理してない廃神社である。そもそも、
(ここ、神社があったけ?)
何かを感じた継道が、感覚に従い、一歩また一歩階段を登っていく。
そして登り切った時、継道はふっと我に帰った。
何故自分が登ったのか、わからないままだ。しかし神社を見て、今までのことを見て、ふっと神様にお願いをしようと思った。
(どうせ厄日だ、神様ごめんなさい、5円で勘弁してください。お願いします、この僕にお慈悲を‼️)
と5円を投げたら、気がついたら5円ではなく100円でした、
(え)
さらに100円が外し、横へ転がって行く、
(やっべ、この暗い所で無くしたら)
そして、ついに100円を踏めたが、継道がバランスを崩して、そのまま倉庫に転がっていた。
「いたたたた、えー、うそ」
継道が振り返り、そこには壊れたドアがある、そして上を見ると、巨大な穴があります。月光が穴を通して、倉庫内を照らした。見渡すと、以前の管理人の私物がちらほらあります。分厚い埃ですが、継道は倉庫の奥に何か別物がある気がした。奥に進むと、そこにはメイド姿の少女がいた。月光で鮮明に見える、少し埃があるが、それでも、継道の目を奪われた。
「綺麗だ」
つい口を滑らせた継道でしたが、それに反応して、少女は動いた。
「くぅーむ」
「あ、ごめんなさい‼️わざとじゃないです、ただの出来心で、て、出来心はなんやね、なんもしとらんわ‼️」
と勢いでノリツッコミをした継道でしたが、少女は
「gaziy、as、iro.....」
継道は困惑した。
「あの、違うと思いますが。日本語は、」
少女は目を少し開けて、まよげについた埃が少し落ち、白いまよげとエメラルドの瞳が見え隠れしている。そして、瞳が少し光って、継道は息を呑んで。
「ご主人様?」
「いいえ、違うと思う」
「ですが、貴方を私、の主人へと、登録、しました。」
(あ、この子、電波だ、可愛いけど、)
「そうでしたか、いやあ大変ですね、それじゃ‼️」
ととんずらしようとした継道でしたが、気づけば全然前を進めれなかった。方には何か掴んでいるような感じで、とても痛い、そして、足も、地面についてる感覚がない。振り向くと、そこにはジド目な少女が、そこに立ってる、
「あの、お力、お強いですね。」
気がつけば、継道が冷え汗で、下には水溜りが出来ていた。
「ご主人様、契約を破棄しますか?」
「しないしないしないしない、ごめんなさい許してください、というかおろしてください怖いです‼️」
そして下ろされた継道だが、振り返ると、少女は少し涙目が出来た。
「破棄、しない、ですか?」
それを見て、継道は少しよぎった。ある男の事を。
「大丈夫、捨てたりしない。約束するよ、俺がお前のご主人様だ」
「.......はい」
今日、この日この二人の出会いは、運命の歯車を大きく動かした。
「そういえば、名前は?家は?」
「家も名前もありません。」
「いいや、そういう設定はいいですから」
「設定?私はそのような機能は。。。」
「いいって、そういう私はロボットメイドのような、、、」
「ロボットメイドではありません。」
そう言って、少女は自分の指を噛み、緑色の液体が指から流れてくる。
「私は、限りなく人間に近い存在。バイオメイドです。」
「。。。。。はい?」
継道 斗真
年齢 20歳
身長 178cm
体重 76kg
特技 体操
本章の主人公。現在大学生、身体能力が高いが、それ以外は普通の学生です。




