未だ出会わず
-like a appetizer for stroll, being pure at heart-
僕は君を愛していない、
君は友達でいようとする、
友愛はどこにもないのに、
君は得意げに空回る、
馬鹿な騒ぎは遠い街のよう、
僕は夜星の光に笑うのに、
ネオンの空っぽが僕の影を伸ばすよ、
何も満たされぬ冷たい真空、
それでも君は意味ありげに出鱈目放つ、
光は遠く弱くなる、
それでも僕は背中に星を見つけつつ、
心は湖畔の光る夜、
瞬く星は刹那の永遠、
それも知らずに、
君は眠ることを忘れてゆく、
夢も見られぬ星、
そんな風に嘆いて悲しく、
僕の水面は凪いでいる、
月明かりは反射して、
星のめぐりも知らせてくれる、
街にはまだ電車が走って、
少ない人を乗せて来る、
朝焼けはまだ遠く、
僕の夜更けも露を乗せ、
見上げた人の目下を見極め、
宇宙に昇る風船を祈り見る、
見えない星は君には宿らず、
話しも出来なくなるだろう、
君の嘲りは見透かされ、
遥かな暗闇に届かない、
僕は友愛を信じよう、
街の灯りにかき消された、
一番星を見つけたい、
それだけの事さ、
君と一緒に歩いても、
心はとっくにさようなら、
僕と君は未だ出会わず、