転生と親バカ
目を開けるとそこは知らない天井だった。
いや〜言ってみたかったんだよねこのセリフ…いや、
マジでここどこ!?病院っぽくはないよな?
「あら、起きたの〜エクスちゃん」
うわ、めっちゃ美人だなこの人、しかも胸もでかいし
そんなことより、まず、ここかどこが聞いてみないと
「あぅーあーうー」
は?へ?なんで喋れないんだ?そう思い腕を上げてみるとそこには、赤ん坊の腕があった。
俺、転生してるーーーーーー!?
ヤバイ興奮してきたこれ、チートとか使えるんじゃね
俺、この世界で彼女とかできちゃうんじゃね?
ま、まぁ一回落ち着いてみようまず、この世界に魔法とかスキルとかあるか分からないし。
ーーーーーーーー四年後ーーーーーーーーーーーー
「エクス何してるんだ?」
この人は俺の父親のセグルス、この領地の領主を務めている。昔は冒険者でそれなりに凄かったらしい
そう、この世界には冒険者という職業があり、魔物も存在している、まさに、夢に描いたような異世界だ。しかし、冒険者になるには、受職の儀というものを受けないといけなく、ここでは、ステータスや職業を受け取ることができて、ここが人生の分かれ目で職業によって生きる道が分かれてくる。
「ちちうえ、いまは、れきしのほんをよんでいるのです。」
「偉いな〜エクスは、将来絶対大物になるぞ〜」
ちなみに僕の両親は親バカである。
「しょうらい、ぼくはここのりょうしゅになるのです」
俺は長男なため、ここの領主を引き継ぐことになる。
「エクス、その気持ちは嬉しいんだが、エクスはエクスの生きたい道を生きていいんだぞってこんなこと言ってもまだわかんないか」
とセグルスが言い、俺はびっくりしていた。普通であれば領主は引き継ぐ事が当たり前であるからだ。
本当にこの人は、親バカだなと思った。