物語の鍵穴を探して
作品および画像の無断引用・転載を禁止します。©️ロータス2018
趣味の範囲で小説を書いてみよう、と思ったのは
今から5年前 (現在は2022年)。2018年の2月ごろ。
著名なラノベ小説を輩出するサイト (ノベプラはまだ無い)で
コツコツと書いていました。
せっかく書くなら「誰にも真似できない作品」にしたい、
と意気込んだのを今でも薄っすら覚えています。
トラックに轢かれる異世界転生モノが幅を効かせていたようで、
当時の流行には乗っているのかな?
◇
物語の題材にした沖縄県、とりわけ琉球王国時代の事柄は
サッと調べたくらい (教科書以上の内容は不勉強でした)なのでそれほど詳しくはなく、
他の作品で詳しく書かれている部分を読むと凄いなと仰ぎ見ています。
作品を書くために古い文献 (市町村発刊の報告書など絶版資料)
は地元の図書館に当たったり、
地続きで行ける場所はなるべく直接足を運んで見てきています。
登場人物の一人、ウシの出身地になる
鹿児島県(本土)も行きたいなぁ、でまだ結局行けていません。
県内で気軽に戦争の話が聞けるのは、体感で近い親戚まで。
司令官クラスの話をすると、若いもの同士でもちょっと一線引かれ気味になります。
こちらは近代沖縄県 (戦後は琉球政府、沖縄返還以降は現代の沖縄県) の終止符として、
まだまだ繊細な感情がつきまとう部分なのかも知れません。
代わりに、と言っていいのかわからないですが
中世琉球の戦国武将 (護佐丸や阿摩和利など) を取り上げる機会も地元では多く、
他県のように地域おこしを楽しむキーワードとして注目されて来ました。
2000年の世界文化遺産登録から
文化財活用しないといけないんだっけな?おぼろげ。
土地柄への配慮のせいか中世に生きた彼らも
戦闘以外のエピソードをアピールする傾向が強く感じられます。
個人的には沖縄戦の戦闘を基準にするとやはり小規模な小競り合い感
(もともと人口が少ない地域での戦国時代)もあったりします。
それはそれで。
◇
人間は限られた環境に適応し社会集団を形作る生き物の1つで、
様々なコミュニティを形成する上で
いろんなことを経験した足取りと積み重ねが歴史だと思っています。
狭い世間や広い世界、文化圏の中で。
そもそも人間、という表現は時代が新しくなるに連れて広がって来たこと。
世界中で奪い合いをした結果、現代の国境線が形作られたこと。
拙いかもしれませんが、数ある矛盾を作品に込めて
のんびりと書き始めました。
他にも作中における挿絵デザイン作業は紆余曲折ありましたが、
できる分。かなり楽しくできて嬉しかったです。
今日はここまで。
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