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第10章 偽りの聖女 登場人物

※10章までのネタバレを含みます。



須藤真琴 (スドウ マコト)

 16歳。救世主として日本からはるばる異世界へやって来た女子高生。

 父ならどう動くか、そして、自分なら。その結果生まれる行動は向こう見ずですらある。

 何もかもが違う異世界において、今は自分の歩むべき道を探している。


 【技能(スキル)】 魔破(まは)

 父の得意とする六道拳、天道の型、一の技。縮地により踏み込み、迷いのない音速の拳を繰り出す。


 【装備(アイテム)】 セーラー服とブルマー

 マコトが通う聖陵高校の制服は伝統的に昔ながらのセーラー服となっている。通気性に優れ動きやすく、救世主の具足とも合わせやすい。ブルマーについてはすでに全国的に廃止となっていたが、気功の第一人者である神無月博士の提案によって復刻された。なんでも、全身の気の流れを最も高める作用があるらしい。また、スクール水着が異世界にあるのも、全てこの男の企てによるもの。




アンジェラス゠ベル

 17歳。マコトのお付きとして天界から派遣されたという天使。

 天界の教育が正しく施されていないため、どこか人に対して偏見を持っている。そのくせ寂しがり屋。そのため、自分の存在価値全てであるマコトだけは絶対に守り抜くと決めている。


 【技能(スキル)】 エンゲージ

 マコトのDNAを保有しているため、マコトの位置を把握したり、体組織を再構成できる(これには女神の力が必要)。


 【魔道具(アーティファクト)】 天使のベル

 女神サイファーに贈られた天界アイテム。これを鳴らす事で、どこにいてもエンゲージした者との連絡が取れる。いつもは首からさげているが、自然と鳴る事はない。




ソフィア゠エリン

 15歳。絶世の美少女。実は、第二のガーディアナの聖女でもある。

 以前は寂れた街の花売りをしていたが、教会に見初められ第二の聖女として育てられる。

 様々な思惑で動く大人達によって歪んでしまった彼女は、マコトという光にさえ奥底を照らせない。


 【異能(マギア)】 七つの精霊

 自然界に存在する七つの精霊を使役する能力。発現する属性は、ソフィアの気分によってかなりの影響がある。


 【技能(スキル)】 ライト

 全身を発光させる。その暖かな光は、かすかに生命力を育む力を持つ。


 【技能(スキル)】 ウォーター

 自在に水を生成し、一面に降らせる。飲み水にもなる。


 【技能(スキル)】 アース

 大地を隆起させる。地面が土かそれに準ずるものでないと行えない。


 【技能(スキル)】 サンダー

 雷を下ろす。殺傷能力が高いため本来は怖がって使わない。


 【装備(アイテム)】 邪教のドレス

 エトランザにより贈られたドレス。イルミナの加護を示すため、やや禍々しい色をしている。7つの属性の力を増幅する宝石がちりばめられており、術者の消耗を軽減する効果がある。




ブラッド゠フォン゠フリードリッヒ

 40歳。ロザリーの父親。現在放蕩中の不良親父で、伝説級(レジェンド)の一人。

 その圧倒的な力で、まだ未熟なマコトを導く。その一方、どこか自暴自棄ともいえる感情で、現在は復讐の鬼と化している。

 結局、第二の聖女ソフィアと引き替えに敵地ガーディアナへと一人残った。しかし、マコト以外に暴走した彼を止める事ができる者はおそらくいないだろう。




メリル゠フェルデナンド

 16歳。双蛇(ケリュケイオン)の双子、姉。やせた子供のような姿。

 冷酷で無慈悲な性格。邪教団暗殺部隊ロストチャイルド所属。

 素早い身のこなしで暗殺の実行を担当する。表では生きられない様々な魔女を見てきた彼女は、その使命感からソフィアを裏の世界へと引き込もうとつけ狙う。


 【技能(スキル)】 ツェペシュ

 ジャマハダルによる突撃。初速から最高速に達し、多くの者はまず見えないまま串刺しとなる。


 【装備(アイテム)】 暗器(ダークデバイス)

 ナイフ、針、つぶてなど、あらゆる暗器を使いこなし、秘密裏に暗殺を行う。サクラコの暗器よりも、全てにおいて凶悪さが上回る。




シェリル゠フェルデナンド

 16歳。双蛇(ケリュケイオン)の双子、妹。グラマラスな成人女性のような姿。

 温和で好色な性格。邪教団暗殺部隊ロストチャイルド所属。

 あらゆる呪術や洗脳術で姉のサポートを担当する。彼女自身は姉に比べるとまだ甘さがあり、感情的な面でソフィアに執着している。


 【技能(スキル)】 洗脳(サッキュバス)

 時には自身の身体を使い、対象を籠絡する。その濃厚なフェロモン体質から逃れることは容易ではない。


 【装備(アイテム)】 一本鞭(マイラバー)

 敵との距離を維持するため、革製のムチを愛用する。ただ、女性に対してはほぼ威嚇用か捕縛用として使う。




ロザリー゠エル゠フリードリッヒ

 17歳。物語の主人公。かつての戦争において、マレフィカで一人生き残った少女。

 相変わらず女性からのアプローチに弱い。しかし初めて自分の気持ちと向き合う事で、ついに真の愛を知る。感情に連動してマギアが暴走するほどに、その力は今までにないほど高まっている。




パメラ゠クレイディア

 15歳。物語のヒロイン。ガーディアナ教国の象徴である聖女。

 嫉妬という感情を乗り越え、初めてロザリーに気持ちを打ち明けた。その結果ようやく愛が報われた形となるが、まだまだ彼女達に立ちはだかる試練は多い。今は、妹であるソフィアとの和解に心を注ぐ。




ティセ゠ファウスト

 16歳。世界を変える願望を持つマレフィカの魔法使い。

 面倒見が良い所もあり、曲がった事を嫌う。特にロザリーに対しての行動は直情的で、言い過ぎてしまう事も。それがなぜなのか、今回の件でようやく彼女も理解できたようだ。




琴吹桜子 (コトブキ サクラコ)

 14歳。東方、イヅモ国の忍び。紅の陣所属。

 焦がれ合うパメラ達の事を応援しているも、恋心というものをまだ知らない。ただ、同性愛者のザクロのせいか、男の子にあまりいい思い出がないせいか、女性同士の恋愛には特に抵抗がない。




リュミエール゠クレスト

 年齢不詳。ガーディアナ教国の最高権力者である教皇。

 聖女に対する愛情がもはや狂気と化しており、失って初めてその本性を表すようになった。欠けた心を埋めるように戯れを続けるが、正悪の判断は基本行わない。なぜなら、神は絶対の存在なのだから。




バルホーク゠リッター

 28歳。ガーディアナ神官、第四使徒。教皇を崇拝する若き騎士。正規軍であるガーディアナ聖十字軍を率いる。

 亡くなった妹を愛するが故、ガーディアナに全てを捧げた。たとえ世界がどうであろうと、もはや引き返す事はできない。教皇に殉じる、それこそが彼の騎士道なのだ。



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