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第6章 死の魔女 登場人物

※6章までのネタバレを含みます。



ロザリー゠エル゠フリードリッヒ

 17歳。物語の主人公。かつての戦争において、マレフィカで一人生き残った少女。

 もはやリーダーというより、マレフィカ達のお母さんとなりつつある。

 ただ今回受けたコレットのいたずらにより、誰にも言えない内なる欲求が芽生えてしまう。最近は力の不安定さがさらに増し、そんな感情がダダ漏れになる事もあるとか。


奥義(アルカナム)】 サザンクロス

 父から受け継いだ退魔剣。聖なる十字斬りによって、魔素で構成されたあらゆる存在を根源から絶つ。




パメラ゠クレイディア

 15歳。物語のヒロイン。ガーディアナ教国の象徴である聖女。

 仲間達との触れ合いを通じ、少女のままであった人格が次第に成長を始めた。コレットに対する叱責は、まさに昔の自分との決別でもある。心の声はそれを嬉しく思う一方、どこか寂しげに見つめる事しか出来ずにいた。




ティセ゠ファウスト

 16歳。世界を変える願望を抱くマレフィカの魔法使い。

 無駄にプライドが高いせいか屈辱的な目に会う事が多く、ポンコツ疑惑が浮上。

 さらにサクラコにまで泣き顔を見られ、ちょっと傷心中。死神の館にて最大魔法レベルを更新できたのも、そんなフラストレーションが魔力へとぶつけられたせいかもしれない。


奥義(アルカナム)】 ファイア・エクステンション

 レベル11の大魔法。極大の火炎放射。大魔法ともなると無詠唱で放つ事は難しく、まだ未熟であるため制御も不可能。




琴吹桜子 (コトブキ サクラコ)

 14歳。東方、イヅモ国の忍び。幕府お抱えの隠密組織、紅の陣所属。

 ギルドのお使いクエストを一手に引き受け、人々の不満を聞いて回る内にすっかり街の顔となった。もちろん堕龍(だりゅう)への改善要求も忘れない。彼女の活躍により、デュオロンも今では住みたい街ナンバーワンに選ばれるほどとなったらしい。


技能(スキル)】 自在眼(じざいがん)

 瞳孔を自在に操り、どんな暗闇や閃光にも対応する。


装備(アイテム)】 紅蓮刀

 ザクロの愛刀。妖刀でもあり、恐ろしいほどの切れ味を持つ。堕龍を率いる事になったサクラコとファレンの、血の盟約の証でもある。




コレット゠ルビー

 20歳。死神の館の主。冥王見習いのマレフィカ。見た目は子供、頭脳は(自粛)。

 半死人(しびと)で、この十年来、地上にて人間の魂を集めていた。

 ロザリー達の説得も空しく、最終的に一人冥界へと消える。安易に身近な幸せを手にしなかった事は、彼女なりの贖罪だろうか。


神魂(カオス)】 冥王プルートー

 黒く禍々しい骸骨の王で、かつて冥界を支配していた上位のカオス。救世戦争において魔王によりその命を奪われ、カオスと化した。


異能(マギア)】 魂狩り(エントシュラーフェン)

 生命の魂を抜き取り、管理する能力。死者もアンデッドとして蘇らせる事が可能。


技能(スキル)】 鎌の舞(ハントハーベン)

 血に飢えた鎌が空中を自在に動き回り、気が済むまでいたぶられる。


奥義(アルカナム)】 奈落の穴インフェルナーリッシュ

 奈落へと通じる巨大な穴からあらゆる悪霊を呼び寄せ、全てを喰らい尽くす渦を放つ。


魔道具(アーティファクト)】 ブルータス

 死神となった者に支給される鎌。これにより狩られた魂は煉獄に送られるといい、何人であろうと逃れる事はできない。




メイ゠プリエスタ

 年齢不詳。デュオロンにて独自の教えを布教する聖職者の女性で、クラン・ヒロイックレジェンドに所属する。その正体は不明だが、なぜかロザリーに対し必要以上の興味を抱いているらしい。

 性格は温和で清貧、何よりも子供達を愛する母性あふれた女性。


技能(スキル)】 ホーリィ

 オーソドックスな神聖魔法。魔法の中でも神聖魔法と暗黒魔法はやや特殊で、アルテミスでも習得はできない。天界と魔界、それぞれの加護に応じて与えられる神秘の力である。




ドック

 40歳ほど。ギルドのナンバーワンクラン・セブンドワーフズのリーダー。

 かつてはラウンドナイツに在籍していたが、性趣向において規律を乱し除籍された過去がある。彼は同じようにそんな行き場のない者達を集め、同じ趣向を持つ者だけの部隊を作り上げた。




チャールズ゠ヴィンセント

 60歳ほど。ルビー商会副会長で、あらゆる手を使い経済界をのし上がった男。

 コレットとの因縁は深く、今回のように度々、何かと嫌がらせを受けているようだ。ただ、彼女が生きている? 事は自分にとって不都合であるため会長であるコレットの父には黙っており、いつも歯がゆい思いをしている。実は、彼と性格のよく似た一人娘がいるらしい。




ギルドマスター

 50歳ほど。冒険者ギルド、デュオロン支部代表。

 冒険者ギルドは歴史も長く、発祥の地であるフェルミニア王国同様、不正や天下り等の蔓延(はびこ)る腐敗した組織となって久しい。そんな本社から派遣されてきた彼も割と腹黒いが、最近入ったマレフィカ達に新たな時代の可能性を感じ始める。

 そして今では変わりゆく街と同様、新たな才能を育てていきたいと第二の人生を歩む決心をしたという。




威武(イブ)

 生後4ヶ月ほど。イヅモの霊犬、コマイヌの子供(♀)。まだまだ戦えない。

 ロザリーのごはんが大好物。最近は堕龍のおじさん達にも人気で、街では黒服がスコップを手に散歩させている姿がしばしば見受けられるという。




ゲイズ

 コレットが抱える目玉のぬいぐるみ。その実体は前冥王の造った死神監視システム。

 魔法生物でありテレパシーによって会話するが、ちゃんと口もある。パメラの浄化によって、あえなくしぼんでしまった。




執事風のなにか

 コレットを生前からお世話をしていたと言い張る、超弩級に臭いゾンビ。

 ティセの魔法により消滅したはずだが、そこには不気味な骨の破片が残されていた。


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