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第5章 魔女達の日常 登場人物

※5章までのネタバレ含みます。



ロザリー゠エル゠フリードリッヒ

 17歳。物語の主人公。かつての戦争において、マレフィカで一人生き残った少女。

 自由都市にて初めての自由を手に入れ一息つけたと思いきや、個性豊かな面々に振り回される日々。

 まだ見ぬマレフィカの仲間を探す事が当面の目的だが、最近は皆の生活のため家事に仕事に料理にと忙しく駆け回っている。


 【装備(アイテム)】 スチールプレートアーマー

 自由都市デュオロンにて買い換えた新装備。鋼鉄による重量を軽減するため、厚さを抑え衝撃を逃がす流線構造を採用している。これで見た目だけは憧れの騎士に近づいた。

 ちなみに以前の装備は泣く泣く質に入れたが、回り回って堕龍が高値で買い取り、今はファレンの宮殿に展示されてあるらしい。ロザリーも了承済み。




パメラ゠クレイディア

 15歳。物語のヒロイン。ガーディアナ教国の象徴である聖女。

 ガーディアナの支配圏を離れ、ようやく精神的にもゆとりが生まれた。

 自由都市の全ては、彼女とってどれもこれもがキラキラして映る。中でも冒険者に憧れているが、各国から人が集まる場所なため、聖女として通報されないか不安も多い日々を過ごしている。




ティセ゠ファウスト

 16歳。世界を変える願望を抱くマレフィカの魔法使い。

 堕龍なんかのために、成り行きで持ち金を全て使ってしまった事を本当は少し後悔している。これも子分であるサクラコの不始末のためと、欲しかった物を我慢する生活。いつか自分の力でロイヤルスイートルームに住んでやる、という野望を抱いているとか。




琴吹桜子 (コトブキ サクラコ)

 14歳。東方、イヅモ国の忍び。幕府お抱えの隠密組織、紅の陣所属。

 宿敵ザクロとの別れに、ほっとするような、少し寂しいような複雑な心境でいる。しかし今回裏組織を手なずけた事が、今後の彼女達の助けとなるはずである。

 今日も今日とてロザリーを守護(まも)るため、新しく引き取った忍犬イブと一緒に修行を続けている。


 【装備(アイテム)】 紅の忍装束

 任務のためにあつらえてもらった正式な忍者服。

 非常に動きやすく、薄手の鎖かたびらを仕込んであり防御面も安心だが、やはり大陸では色々と目を引くという欠点がある。大量の暗器をどこに仕込んでいるのかという疑問はこの際考えてはいけない。


 【装備(アイテム)】 秘伝のガマ油

 河童の太助から貰った特殊な軟膏。これを塗り込む事で、たちまちに傷口が塞がるとイヅモではもっぱら評判。鎮痛、止血作用があるが、あくまで応急処置に使う。




アニエス゠ロードリング

 17歳。濡れ衣の魔女。ロザリーとの和解の末、政界の道へと転身した。

 どうしても避けられぬ魔女裁判において、人間の側から力になるとロザリーに約束する。憧れを超えたその想いは、彼女の中で世界を変えるほどの原動力となりつつある。

 ミミという黒猫を連れていたが、彼女は無事保護されており今でも共に暮らしている。




ルドルフ・フォン゠ロードリング

 60前後。東ローランド地方の領主。

 “姫百合の騎士モーニングスターリリィ・ナイト”の発案者。“灼熱の魔術師パイロ・マジックスター”、“聖なる巫女(シュライン・メイデン)”、“神速の疾風(カミ・カゼ)”など、他の魔女にも全員に少し恥ずかしい二つ名を付けているらしい。

 最近ではアニエスを養子に引き取り、喜んで勉学を教え込んでいるようだ。




禍忌ザクロ (マガキ ザクロ)

 28歳。サクラコ同様、イヅモの忍び。禍忌(まがき)流、紅蓮(ぐれん)衆の若頭。

 故郷には愛人がたくさんいるが、本命はもちろんサクラコである。いつか嫉妬に燃えた新たな暗殺者がサクラコの下へ訪れる日も遠くないかもしれない。もちろん、天性のたらし(ちから)により同じ穴のムジナとなる可能性は大。




ボルガード゠ルースハワード

 55歳。ロンデニオン国王。伝説の騎士であり、かつてのレジェンド達を導いたほどの存在。

 今なお世界に残る魔の脅威から人々を守る事を信条とし、永世中立を掲げつつ世界中に魔物討伐隊を派遣している。

 教皇リュミエールとは旧知の仲だが、近年のガーディアナに対しては特に目に余るものを感じているとか。


装備(アイテム)】 エクス・スウォード

 退魔の力に特化しており、人に対して振るうと力を失うという伝説の剣。これを握る事ができる者は現在ボルガード王のみ。だが魔王との決戦の一時、ブラッドに託された事がある。




ラインハルト゠グラニス

 48歳。ロンデニオン国騎士団、ラウンドナイツの団長。

 レジェンドの中でも年長者であり、ロザリーの父ブラッドでさえ小僧扱いするほどの猛者。ロザリーをいつも気に掛けてくれる良き理解者だが、致命的に酒に弱い。


装備(アイテム)】 バルディッシュ

 重量級の大斧。罪人の処刑に使われる事が多い。これを軽々と持ち練り歩くラインハルトの姿は、犯罪の抑止力として絶大な効果を持つという。




(ワン)゠ファレン

 40歳ほど。自由都市デュオロンの市長であり、裏組織、堕龍(だりゅう)のボス。

 ずる賢く欲深い男だが、殺し、薬など、最後の一線は越えてはいない。血の掟を絶対とし、仁義に厚い一面もある。




(リー)゠マン

 歓楽街を取り締まる堕龍の中間管理職。

 身寄りのない少女達を買うという、一見あくどい事をしているように見える彼らだが、実はこの辺りを根城にする人身売買組織から大金を払って引き取り、その身を保証するという目的があった。売人の消えたその後、風俗店百花(パイファ)はイヅモ式の花街となり、めでたくデュオロン一の名物となった。ここをまとめるリーダーの女性も、今やナンバーワンの芸妓である。




(チャン)゠バラ

 ファレンに雇われた用心棒。クーロン武術の達人であり、相当な実力者。

 主人の改心を機に、正式に堕龍へと加入した。堕龍を襲ったイズモの忍びとは、いずれ正式に決着をつけたく思っている。




売人

 デュオロンを根城にする売人。怪しいクーロン語訛りで女性達に近づく。

 今回の件で裏の人身売買ルートが摘発され、ラインハルトによってめでたくお縄となった。これにより、彼の裏にある組織の壊滅も時間の問題だろう。




アラタカ

 霊力を持った霊犬、コマイヌという種をザクロが忍犬へと育て上げた。

 普段は温和だが、母として子に危険が及ぶと荒々しく凶暴になる。




威武(イブ)

 アラタカの子供で、0歳3ヶ月ほどのメスの子犬。ティセが名付け親。

 ザクロがサクラコのために残したが、まだまだ戦えないためいつもはお留守番している。


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