第3章 灼熱の魔女 登場人物
※3章までのネタバレを含みます。
ロザリー゠エル゠フリードリッヒ
17歳。物語の主人公。かつての戦争において、マレフィカで一人生き残った少女。
長い逃亡生活も終わり、少しずつ本来の明るさを取り戻していく。新たな仲間、ティセとはいいケンカ相手となるも、どこかそれだけではない様子である。何気に演技派な事が判明した。
【装備】 戦士のレオタード
魔女の救出作戦等でいつでも泳げるよう、衣服代わりにしているレオタード。まったくの無防備に見えるが、実は防刃加工がされている。本人は身をさらす事に謎のこだわりを持つも、やはりそのスタイルは注目を集めるためか、逃亡生活にはまったく向かない。
パメラ゠クレイディア
15歳。物語のヒロイン。ガーディアナ教国の象徴である聖女。
ロザリーを想う心が日に日に強くなっているせいか、今回ティセという友人ができたが、同時に恋のライバルでもあると勘違いしている。肝心のティセの方はパメラの強さに憧れ、いつか超えるための目標としているようだ。
【異能】 再生
触れたものを自らの体力を消費し、完全に治癒する事ができる。聖なる魔女パメラの力を完全に受け継いだ形。
【技能】 光の剣
光を収縮させ、物質と化した刃を作り出す。殺傷能力があるため滅多に使わない。
【技能】 光の戒め
マギアや魔力を伴うスキルを、しばらくの間封印してしまう。
【技能】 聖女の変容
全身を発光させる奇跡。人には無害だが、魔物などはたちまち消滅する。
【技能】 光の鏡
光の屈折で鏡を作りだし、魔法などを反射させる。基本的に跳ね返せないものはない。
【技能】 ブリンク
レベル0の光魔法。浮遊する眩しい光で周囲を照らす。
【装備】 大きなカバン
ビアドの孫が使っていた鞄。着替えなどの他には、アルテミスで貰ったお菓子がたくさん詰め込まれているらしい。
ティセ゠ファウスト
16歳。世界を破壊する願望を抱く、マレフィカの魔法使い。中でも火炎魔法を得意とする。
勝ち気で自分のスタイルにこだわる自信家。魔法大国アルテミスの姫でもあるが、本人にその自覚はない。魔法少女を演じていた過去があり、国民からアイドル扱いされる事にうんざりしている。
【幻像】 山羊の頭の女
山羊の頭骨を被った黒髪の若い女性で、悪魔のような出で立ちをしている。ティセですらその存在は認識しておらず、なぜかめったに表に出てくる事はない。
【異能】 高速詠唱
術式を圧縮する事により、通常より大幅に詠唱を短縮し魔法を唱える事ができる。
【技能】 ファイア・クラスタ
魔力の領域を炎属性に割り振る事で、あらゆる炎魔法(レベル1からレベル10まで存在する)が使えるようになる。自身の魔力アップデートにより拡張する仕様。レベル11からは大魔法となり、使用に制限が伴う。
【技能】 トーチ
レベル0の炎魔法。非戦闘用のただの種火。生活用にも使える。
【技能】 ファイア
レベル1の炎魔法。掌から小さな火を放つ。炙る程度の威力だが、ティセくらいであればほぼ無意識に放つことができる。
【技能】 ファイア・ボール
レベル2の炎魔法。着弾すると小規模に爆発する火球。威力は低く、けん制などに使う。
【技能】 ファイア・ブレイズ
レベル3の炎魔法。小範囲に高温の炎を放つ。近距離、中距離、遠距離と隙が無い魔法。
【技能】 ファイア・ゲイザー
レベル4の炎魔法。地面から間欠泉のように圧縮された炎が吹き出す。拳を地面に叩きつける必要はない。
【技能】 ファイア・ウォール
レベル5の炎魔法。身の回りを炎の壁で覆う。守りに使う事が多い。これで炎となったティセは無敵だとか。
【技能】 ファイア・バーン
レベル8の炎魔法。延焼させる事に特化した持続型の炎を広範囲にまき散らす。対象が燃え尽きるまでその効果は続く。
【技能】 ファイア・エクスプロージョン
レベル10の炎魔法。自身を中心とする広範囲を爆発的な炎で包み、全てを焼き尽くす。暴走時に抑えられず放ってしまった。
【奥義】 プリンセスラブリーハート・プロミネンス
魔法少女化した際にのみ使える奥義。かわいい見た目とは裏腹に、恐ろしい程の威力を有する。これだけはなぜか恥ずかしい詠唱が必要となる。
【装備】 マジカルビキニ
ほぼ水着のようにしか見えない衣装には、魔法による防護シールドが施されている。そのため、ガーディアナ兵による攻撃も致命的なダメージとはならなかった。
アルテミス女王
42歳。一国の女王ながら、風変わりな性格の持ち主。どういう訳か演劇に精通している。
ガーディアナの侵略に屈した事をティセに恨まれていたが、今回少しだけ和解した。(シネマジカの件も)
根っからの平和主義者で、攻撃魔法の類いは覚えていない。
ストラグル
アルテミス国に仕えるティセの従者。御年80にもなる偉大な魔導師。
口うるさいティセのお世話役兼、家庭教師でもある。口癖なのか死ぬ死ぬ言うが、全く死にそうにない程には元気。地属性魔法の使い手。
トゥインクル
ティセの使い魔の黒猫。その力で幼いティセを魔法少女にした。
ティセの魔力を分けた存在でもあるため、ティセの本来の力を引き出す鍵となる。ただ、単体での戦闘能力はない。ラビリンスのクリア称号を得た事で、同アトラクションのマスコット兼ナビゲーターとして採用されたらしい。
ダンジョンマスター
41歳。ティセの父で、レジェンドでもある最強の魔導師。
訳あってアルテミス女王と別れ、ティセの成長を遠くから見守っていた。
普段はラビリンスなどを管理しつつ世捨て人のように一人で暮らしているが、その後、少しだけ女王とよりが戻ったとか。