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第13章 邪心の魔女 登場人物

※13章までのネタバレを含みます。



パメラ゠クレイディア

 15歳。物語のヒロイン。ガーディアナ教国の象徴である聖女。

 ロザリーの不在に、自らも彼女のように皆を導く存在でありたいと気丈に振る舞う。そしてついに、聖女として、姉として、因縁のエトランザと向き合う決心をした。

 ちなみに彼女のお世話係は現在クライネが担当している。だがあまりにも甲斐甲斐しく世話してくるため、自然とできることから自分でやるようになったとか。



ティセ゠ファウスト

 16歳。世界を変える願望を持つマレフィカの魔法使い。火炎魔法を得意とする。

 エトランザの圧倒的な力の前に意気消沈し、完全に自身の力を見失ってしまう。だが、その瞳の奥に燃える炎は未だ消えてはいない。ディーヴァという新たな道しるべ、そしてコレットの献身によって、彼女が復活する日もそう遠くないだろう。


奥義(アルカナム)】 アグニズ・フレイム

 レベル12の炎魔法。自らを炎の化身とし、近づく者全てを焼く。その際はいかなる物理攻撃をも受け付けない。



アンジェラス゠ベル

 17歳。マコトのお付きとして天界から派遣されたという天使。

 マコトがいないとやはりどこか寂しいようで、集落を抜け出してはサボリながら武闘大会を見るのが日課。そこで出会った死神さんには、特別小さな友情を感じている。最近はクロウの餌付けにより、やや体重が増えてしまった。



ソフィア゠エリン

 15歳。絶世の美少女。実は、第二のガーディアナの聖女でもある。

 様々な苦楽を共にし、いつのまにかパメラを姉と慕うようになった。すでにわだかまりはないようで、一緒にお風呂に入っては流しっこをしている。最近はロザリーが帰って来た時のために、ソフィア流恋愛術を指南しているようだ。一人、心の声がいた頃のやりとりを思い出し寂しそうにする姉を見て、自分が寄り添わなきゃと密かに感じている。



シェリル゠フェルデナンド

 16歳。双蛇(ケリュケイオン)の双子、妹。グラマラスな成人女性のような姿。

 姉がいない事でさらにゆるゆるとなったが、その実力は少しも衰えてはいない。

 しかし、共に過ごす中で打ち解けたティセを救うため犠牲となり、エトランザによって連れ去られてしまう。彼女が執拗にシェリルを手元に置こうとする理由とは……。



ディーヴァ゠ギルガメス

 19歳。アバドン国一の部族、ギルガメスの女戦士。暁の勇者と呼ばれる。

 年齢や性別に惑わされがちだが、その実力は恐ろしく高い。ブラッドですらその力を認めている事から、少なくとも現時点ではマレフィカ最強と考えてもいいだろう。

 彼女自身は本来世話好きな性格なため、貧乏くじを引くことが多い。それでも、それが戦士の役目と割り切っているようだ。


装備(アイテム)】 エンキドゥ

 鉄よりもさらに比重の大きい、アバドンの希少鉱石を使った鉄球。ディーヴァはこれに伝説の魔獣、エンキドゥと名付け愛用する。



クライネ゠マリアデル

 年齢不詳。聖母解放軍という中立医師団のリーダー。

 マリアの家系である事以外、謎の多い女性。その卓越した医術は、現代医療における最高峰、サンジェルマン式を専攻したもの。そのためか、どこか他者とは違う価値観を持つ。

 歴史的な悪女、ミスティリアと素顔が似たものである事がコンプレックス。そのため、普段の彼女は必要以上に柔らかい物腰を心がけている。



コレット゠ルビー

 20歳。死神の館の主。冥王見習いのマレフィカ。見た目は子供だが成人している。

 ロザリー達との戦いの後、冥界にて自身の使命を果たしたのか、その実力はかなりのものとなっている。

 今回ティセを救うためエトランザと対峙し、女帝にも拮抗した力を見せつけた。そんな彼女でも未だパメラには苦手意識があるらしく、感謝はすれどもどこか素直になれずにいる。


進化異能(エヴォル・マギア)】 死霊魔術(ネクロマンシー)

 死者を操り、その手駒とする能力。やむを得ない場合を除き、あまり使いたがらない奥の手。


技能(スキル)】 冥界転移(アビスゲート)

 冥界と地上との空間を繋ぎ、自由に現れる事ができる。ただこちらはエトランザの物とは違い、あらかじめどちらかの対応する場所に移動しておかなければならない。ちなみに冥界は地上より深くに存在する、星の八分の一程度の大きさの球体である。つまり彼女は地上に現れる際、調整すれば移動距離も八分の一にできるという事。マイ○ラで見たとか言わない。



エトランザ゠マリアロッタ

 9歳。ガーディアナ第三司徒。教皇の次の位である、マリア家の筆頭。

 この年で邪教団イルミナを影で統率する教祖でもあるため、気苦労が絶えない。さらに最近はガーディアナでの地位が危ぶまれ、教皇にまで全てがバレてしまい、おでこもさらに広くなった。

 そのイライラを全てぶつけるべく自ら聖女との決着をつけようと現れたが、結果は引き分け。当然このままで帰れるはずもなく、拠点にて次なる一手を考えているようだ。


神魂(カオス)】 宣教者アルビレオ

 歪に笑う金の仮面をつけた邪神。詳細は不明だが、犠牲の上に呼び出した、かなり上位のカオスである事は確か。


異能(マギア)】 空間転移(アストラルゲート)

 別の空間を繋ぎ、自由に出入りすることができる。こちらはほぼ制限がない。魔力の目印さえあれば、国家間を跨ぐ移動も可能。そのために邪教の神殿は世界中に点在している。


技能(スキル)】 イルミナージュドグマ

 邪教徒を意のままに操る怪しい波動。彼女の前では信徒は皆、命すらもたやすく捧げる。


技能(スキル)】 パンドラエフェクト

 あふれ出す邪気により、敵対する相手の全能力を下降させる。心の弱い者ほど、術中に掛かりやすい。


技能(スキル)】 ルミナスオーラ

 自らの力を全身に纏わせ、全ての攻撃を異空間に逃す領域を常に展開している。そのため、彼女には攻撃が届く事はない。


技能(スキル)】 アウェイアンドビヨンド

 ゲートにより、瞬く間にあらゆるものを瞬間移動させる。さらに空間を自在に操り、物体をねじ切る事も可能。



クロウ゠デニール

 40歳。ブラッドの親友。長槍を操る、元ローランド騎士団親衛隊隊長。

 こう見えてある程度の事は経験してきているので、戦闘、軍師、諜報とそつなくこなす。組織に一人はいると便利な何でも屋。

 最近はマレフィカ達にレジェンドとしての威厳を示せず苦労している。これも、若い女性が苦手とする親父ギャグ愛好家のせいか。



威武

 生後7ヶ月ほどのコマイヌの子供(♀)。もうそれなりの体格。

 もっぱら最近は砂漠という環境で運動しているため、スタミナが付き足腰がさらに強くなった。ただ暑さにはまだ弱く、昼間は屋内で子供達のおもちゃになっている。

 彼女の中の序列最下位は依然パメラと思いきや、新たに犬の苦手なコレットが最有力候補へと躍り出た。



リュミエール゠クレスト

 年齢不詳。ガーディアナ教国の最高権力者である教皇。

 彼にも彼で、世界との孤独な戦いがある。彼の造り上げたガーディアナは巨大な組織ゆえに、一計を企てる者が後を絶たない。しかしその多岐にわたる能力を使い、ある程度の事は把握していると思われる。その度に、降ってわいた害虫を始末する時のような気分になるのだ。

 一人聖女の部屋を訪れているのも、そんな荒んだ心に平穏を取り戻すための神聖な行為なのである。



マルクリウス゠バルトロナイ

 67歳。ガーディアナ第二司徒であり、教皇を補佐する枢機卿を務める。

 上と下とに挟まれ、苦労の絶えない中間管理職。しかしそれは教皇にも悟られぬように作り上げた表の顔。本来の彼は女帝エトランザ以上に野心家であり、理想の為には全てを利用する事もためらわない。

 そんな彼も孫娘を溺愛し、普通に幸せを願う祖父としての顔がある。いや、その顔ですらもどこか歪んでいる事は、当の孫娘本人しか知り得ない事だろう。



ミヤビ太夫

 百歳を超える猫又。自称・イヅモ幕府、新生お庭番の一番槍。

 本来はオロチ神の加護によって不思議な力を与えられただけの三毛猫であったが、その舌の上手さで長きに渡り人の世を暗躍した。救世主によってオロチが封じられた後も人の世に紛れ花魁の世界で上り詰めたほどの才女だが、幕府へと取り入る際に現れた座敷童によって出世街道を邪魔されてからはその勢いも下降線の一途を辿る。

 そんな“奴”を追って“がであな国”へと来たはいいが、現在はさらに口の立つマルクリウスのペットへと成り下がっている。その目的はもちろん、打倒、座敷童。



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