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第一話 衝撃の魔法解禁!?

この物語はフィクション(空想)です。てかこんな事有ってたまるか!!なので登場する人物は実在の人物ではございません。イベントなどのエピソードで「これはうちでやってるイベントだから載せないで欲しい」なんて事(極力無いように致します)が有りましたらお知らせ下さい。確認次第変更させて頂きます。

 魔法が使えたらどんなに便利だろう・・・。

 空を飛んだり、頭を良くしてみたりしてみたい。魔法さえあれば何でもできちゃうんだろうな。

 そんなことを考えている俺、彩芽薫(さいが かおる)は“ぐうたら”“ダメダメ”という言葉が良く似合う県内の高校に通う極々普通の高校2年生である。

 そんな俺はある日、突然魔法が使えるようになった。不毛の大地が一面の花畑に変わるような心地になるはずだった。

 しかし、現実はそう甘いものではなかった。

 与えられた魔法にはいくつものルールによる制限があったし、何といっても俺の身体に起きたある変化にはさすがに参った。その変化とは・・・。


第一話  衝撃の魔法解禁!?


 こんな事になってしまったのは全てあのハガキがうちに届いてからだろう。

 その日俺はいつものよう家に帰ると珍しく郵便受けに1枚ハガキが入っていた。“珍しく”というのは、両親はともに仕事で盆と正月以外常に家を空けているためおれは実質一人暮らしである。そのため、基本的にうちに届けられる郵便物は新聞、公共料金や携帯電話料金等の請求書ぐらいであるからだ。親からは帰る前に一通くらい携帯にメールが来る程度で何だか悲しい・・。

 でも今は珍しく届いたこのハガキが問題である。ハガキは見たところ、願い屋本舗というところから送られてきていた。往復はがきになっているようで開いてみると幾問かチェック形式の問題が書かれてあった。また、かなりの余白が目立った。

 一見するとただ問題に答えて、送り返すようなアンケートハガキなのだが、その問題がすこし妙だった。

・問1 あなたは、優秀ですか?

・問2 あなたは、人に負けない特技を持っていますか?

・問3 あなたは、幸せですか?

・問4 あなたは、奇跡を信じますか?

「何だこれ?」

 意味の分からない質問に適当に答え終わるとさらに妙なことがおきた。

 突然さっきまで余白だったところに文字が現れた。

・問5 あなたが今一番欲しいものは何ですか?

「何かの懸賞か?」

 何も無いところに文字が浮かび上がるなんて非常識で怪しいことこの上ないハガキを特に警戒することなく俺は願いを書いた。


 魔法の力が欲しい


 そう書いてそのハガキを家から歩いて3分ほどの所にあるポストに投函して家に帰り夕飯を食うとさっさと寝てしまった。


 次の日、朝刊を取りに、玄関に行くと朝刊と一緒に封筒が郵便受けに入っていた。

「送り主はと・・・!? 願い屋本舗!?」

 その封筒の送り主の欄には昨日の夕方ポストに投函した返信はがきの送り先である願い屋本舗の名前があった。

「イタズラじゃなかったのか。てか何でこんなに早く返事がくるんだ?」

 その封筒をあけようと裏返すと注意書きのようなものがあった。

・この封筒を開けるとあなたが返信はがきに書いた願いがかないます。

・願いで特殊な能力を得た場合、その能力はルールによって発生した制限の中でしか使えません。

・願いをかなえるには願いに相応の対価が必要です。(対価は開封した瞬間に回収します)

「・・・・・・対価ねぇ」

 最後の項目には引っかかったが魔法の力が手に入ることなんてことはありえないし、開けてみて損はないだろうと考えた。今からすれば、愚かな考えだったと思う。

 封を開けた瞬間俺の意識は途切れた。


『意地悪くまちゃんの電話だぞぉ 意地悪くまちゃんの電話だぞぉ』

 携帯の鳴る音で俺は目覚めた。ネム目をこすりながら携帯を探していると留守電に代わり、録音中のメッセージが聞こえてきた。

『・・・・・Pi−−−かおるぅ、居るか?サボりはあかんよ。サボ・・』

「誰がサボりか!!」

 電話に出て、怒鳴りつけた。

「かおるがお昼になっても学校に来ないからいけないんですよぉ」 

 電話の相手は担任で従姉弟(いとこ)聖坂熊(ひじりざか くま)(♀)だった。

 熊は7歳年上だが、身長は147cmで一目見た感じはとてもじゃないけど教師には見えない容姿である。

学校では体育を教えていて身体の小ささとは裏腹に何でもこなしてしまう。性格はとても穏やかだけれども一度怒らすと手の付けようが無く、とある男子生徒を木刀で叩き伏せたなんて事もある。(理由はその男子生徒が背の小ささを馬鹿にしたため)

 何だかんだ言っても生徒思いのいい先生であることには変わりないのだが・・。

「かおるちゃんは今日はズル休みですって教頭に言っちゃったから明日は指導室行きかもねぇ」

 前言訂正。俺に対してはただの意地悪い先公である。

「ところでかおるちゃん?」

「何ですか?」

 怒ったように荒く聞き返す。

「かおるちゃん、声が変になってるよ。何だか女の子みたい」

 何だそりゃ。と思いつつ首元をかこうとして自分の身体の変化に気付いた。髪が肩を越えて伸びていた。胸元に視線を向ければそこには、二つの小さな小山が出来ていた。


 !?!?


 一瞬思考が完全停止して自分がどんな立場に置かれているかすぐに理解できなかった。

 そして、頭の中で仮説が立てられ、理解した。

「ぎゃぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!」

 あまりのショックに叫んだ。

「かおるちゃんどうしたのぉ」

 熊の心配する声そっちのけで開封された封筒をつかみ中に入った手紙を手に取った。そこにはこう書かれてあった。


 あなたの願いは叶えられました。あなたの願いと引き換えに頂く対価は、『あなたの男性としての3分の2の時間』です。

「男性としての3分の2の時間ってどういうことだ?」

 続きを読むとその答えが書いてあった。

 つまりは、あなたはこれから1日のうち3分の2の時間を女として過ごすと言う事です。

 そこから下には魔法の使用にあたっての諸注意が記してあった。

 俺は、魔法解禁と同時に3分の2女性であることを命じられたのだった。

第一話を呼んで頂きありがとうございます。多分読んで頂いたらわかると思いますが文章が下手だと思います。「こうしたほうがここは読みやすいよ」なんてのが有りましたら感想のほうにじゃんじゃん書き込みください。作品の訂正とともに次回から反映させていただきます。

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