主人公全てが面倒になってくる
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「お前らいい加減にしろよ!話を聞けや、俺は王族やら貴族とは関わりたくないんだよ、俺の快適スクールライフを邪魔するな、これ以上邪魔するなら誰が相手だろうと全員叩き潰す」
高らかに宣言するハヤトに冷ややかな声が響き渡る
「ハヤト・アウルヴァンクルと言いましたか?私の夫と娘が迷惑をかけましたね、それはお詫びしますわ、しかしながら今貴方は全員叩き潰すと言いましたね?貴方にここに居る全員を相手にする気かしら、出来もしない事は言わない方が良いわよ長く生きたいのなら」
そう冷ややかな言葉を投げかけたのは、今まで発言しなかった王妃メアリー・ウルリカ・バローズである。
彼女は夫と娘の馬鹿さ加減にウンザリしてはいたし、止めるつもりもあったしハヤトには同情もしていた。
だが、王家の人間として王家の者も居る中でケンカを売る事を許してはいけなかったのだ。だから敢えて冷たく言えばハヤトが冷静になり謝罪するだろうと思っていたのだ。
謝罪さえすれば許すつもりなのだ。
「出来もしない?長生き?あ〜そう言えばいい物があったよ、俺が死ぬよりこの国が死ぬんじゃないかなぁ」
ハヤトが面倒くさそうに言いながらテーブルに放り出したのは疾風の牙と貴族との密約書だった。
「なぁ、こんだけの貴族が不正な事してるってど〜すんだよ?中には王女様の御付きの家もあるぞ、知ってて見逃してたのか?それとも知らなかったのか?まさか手も足も出せなかったとかじゃないよね?」
「こっ、これをどうやって手に入れたのだ?」
密約書に目を通した、王太子フレデリックはハヤトに問いかけるがハヤトは
「道を歩いてたら落ちてたのを拾ったんだよ」
「嘘をつくな!」
「嘘だとしても、それは本物だろ?それ以外に聞く必要ある?なんでも聞けば教えてもらえるとでも?」
「父も私も貴族の腐敗と疾風の牙との裏の関係は知っていたし、アリエノールとマークの助けも借りて調べもしていた、何故学院生徒のお前がコレを持っていることを知るのは当然だろう」
「あのさ何でも当然だと思ってるの?良かったじゃん証拠になるかどうかわかんないけど、楽して手に入ったなら俺が教える義理もないしね」
まだ何かを言いたそうなフレデリックを制し今度はマークとアリエが
「フレドよそうか、ココに腐敗貴族を一掃できるだけの証拠があるそれでヨシとしよう、疾風の牙の盟主からでも聞けば良いさ、あまり情報提供者を困らせる事はやめた方がいい」
「そうよ〜〜フレド〜〜余りハヤトちゃんを困らせないの?王妃様、手に入れた経緯がどうであれ、ハヤトちゃんが私達全員を相手に出来るだけのチカラはあるかもしれませんわね〜〜」
2人は、ハヤトの異質さを感じとった、王や王妃はまだ気がついてないみたいだがこの件もカールやシャロンの顔を見たら分かる明らかに何かを隠してると昨日からおかしさは感じていたが原因はハヤトだったのか
だからか王妃は別の事を言い出した。
「ハヤト・アウルヴァンクル貴方は自分の力に相当自信があるのかしら?なら自分の力で押し通しなさい、明日正式に発表があるけど、王都で大武闘大会を3ヶ月後に開催します。当然ユリアナ以外のココに居る者は私を含めて参加します。自分の意見を押し通したければ優勝なさい」
「はぁ〜〜なんで俺が!そんな面倒な事しなきゃならねーの?そっちがワガママ娘をさっさと連れ帰って俺に近づけなきゃ良いだけだろう、俺は優勝する気もないし、俺は平々凡々な暮らしさえ出来たら良いんだけど」
ハヤトはそう言うがそれは否定された、何故なら今いる者は全員自分の力に自信があり、強い奴と闘いたいという者だったからだ。
(なんだこの格ゲー主人公の集団は)
たかだか告白を断るだけで苦労するハヤトだった。




