主人公ジョン・バイブルに会う
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王女からどうやって疾風の牙の盟主であるジョン・バイブルに会うつもりなのかと問われたハヤトは
「手取り早いのは、乗り込んで邪魔するなら全員ブチのめすのが1番早いかなぁ」
「何故貴方は、どうしてそうすぐチカラに頼るのですか?そんな事ばかりしてたら敵が増えるだけじゃない」
「じゃあどうすれば?こちらは王女様みたいに権力もなければ、助けてくれる味方もいないんだよ」
「その王女様ってのはいい加減やめてくれないかしら、馬鹿にしてるのも、私を嫌ってるのも分かるけど、私だって1人の人間よ、名前もあれば感情もあるエミリアと呼んで欲しいわ、ハヤト貴方は味方が居ないと言うけど、カールとシャロンは味方じゃないの?私だって味方のつもりだし、少しは人を信用したらどうかしら?」
「王女様は…」
「エミリアよ!」
「はぁ〜エミリアあんたは、そんなに人を簡単に信用できるの?王族がそれじゃダメだろ?」
「誰でも信用するわけじゃないわよ、貴方は、はぁ〜あんたは私達を助けてくれた、それじゃダメ?見捨てた方があんたの言う面倒がなくて良かったでしょうに」
「なら、助けた恩を仇で返された訳だ、あんたのせいでこんな面倒になったんだしな」
「それについては、何も言えないわね、何を言ってもハヤトあんたは信じてくれないでしょう?」
「だな、信じないよ綺麗な人の言葉程ね、ところで邪魔する人間をブチのめす以外の方法はあるの?」
嫌味を言ってる自覚もありそんな自分の器の小ささに話題を強引に変えるハヤト彼自身にも案はあるのだが、王女を使う為に自分からは言いたくなかった。
「そうね、ハヤトあんたは気がついてるでしょ?だから私がついて来る事を許したんでしょ?利用されてあげるわまだ借りの方が多いけど少しづつ返すから逃げれると思わないことね?それで作戦だけど、単純に私の名前を使いましょ、王族が会いに来たなら噂通りなら絶対会ってくれるでしょう。ハヤトは従者役でもやればよいわ」
「了解、任せた」
「任されたわ」
2人は疾風の牙のクランがある場所に着くハヤトとエミリアは頷き
「さぁ行きましょうか」
「どんな顔するかねぇ、狙った相手が乗り込んできたら」
エミリアが来訪を告げると2人はすぐにジョンの部屋に通された。
(王女の人気が凄いのか?ジョン・バイブルとやらの欲が凄いのか?)
最初目つきの悪い冒険者が門番よろしく立ちはだかっていたがエミリアがフードを取り来訪を告げジョンに会いたい旨を告げるとすぐにジョンではない、自称Aランク冒険者のなんとかが案内してくれた。ハヤトは名前を覚える気もなかったし覚えるのも苦手だった。
ジョン・バイブルが居ると言う部屋に案内されたハヤトは
(うわぁ、典型的なヤラレキャラじゃねぇかよ)
相手を見て思う。汗と香水が混じった淫靡な匂いを撒き散らしながら王族が居ても一向に構わないのだろう目の前には上半身裸で半裸の女をはべらした男がニヤニヤしながら
「かの有名なエミリア王女殿下が、私めに何の御用でございますか?」
そう言った男こそ疾風の牙の盟主ジョン・バイブルだった。




