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主人公武闘大会の話にどんよりとなる

いつも読んで下さりありがとうございます。

 ステリオスが王に願ったのは3つ王都で誰でも参加可能の武闘大会を開く事、優勝者には出来る望みは全て叶う権利を与える事それは王になる事も出来る権利、そして学院生徒は全員参加させる事だった。

 これらのステリオスの願い、イヤ要求を全て王は飲んだ。

 理由は、ステリオスが自分の為にそんな無茶な事を言ってる訳ではない事を信じてる事と邪龍の出現が一番の原因だった。

 邪龍は邪神の尖兵と言われている。平和な世界には現れる事はない、そんな邪龍が現れた、必ず邪神の復活との関わりがあるはずだ、それが王とステリオスの共通認識でもあった。

 ステリオスはそれならば、相手がどんな目的で邪龍をこの地に送り込んだかは分からないが、相手をおびき出す為にも破格の条件での武闘会を開けば、反応を示すと考えたそれに、何事もなかったとしても国として戦力の増強はしなければならない、ならばまだ埋もれている実力者を発掘する為にもこの大会は必要だった。


 ステリオスの願いはすぐに王の勅命と言う形で各地に送られた。反対意見もあったが全て退けられた。

 国の世界の存亡に自己保身を考えてる者など害悪でしか、なかった。

 ステリオス、王、王太子も大会に参加するつもりだ、負けるつもりなどない、それぞれが自分を鍛えるつもりだ。

 ステリオスに至っては自分の弟子がハヤトに鍛えてもらいたいと言ってきた時簡単に許した。


「そうか、彼がそれを許すなら私は構わない、私もお前達に構ってられなくなるしな、私も今日の事で自分の力の無さを痛感した、お前達もしっかり鍛えろ」


 彼は弟子の3人に大会の事を伝えそう言って許した。大会の事を聞いた3人特に王女は父がそこまで今回の事態を重く見てる事を知り、必ずハヤトに鍛えて貰おうと決意した。

 そんな王女を見てる2人、カールとシャロンは


(こりゃハヤトは嫌がるぞ)


 そう思う、ハヤトとは付き合いは浅いがなんとなく分かってきた。

 そんなハヤトは大会の事も王女の決意も知らない家のベッドで


(見捨てるのは違ったしアレで良かったと思うけど、面倒な道を突き進んでるよなぁ、イヤだなぁ、面倒くさいなぁ

 でもなぁあそこで見捨てるって選択はいくらなんでもないよなぁ)


 終わった事を悶々と考えていた。彼は元の世界ではごく普通の人間だったと思っている。電車で目の前にお年寄りがいれば席を譲るし、募金活動をしてたら小銭を募金する決して自分から何かをしようとか、何かを変えなきゃとかそんな思考はない、だからこそ見捨てるとかそんな選択も、ない、見捨てたらそれはそれで後悔するのが分かってるからだ。

 そうしてハヤトの夜は更けていった。


 次の朝学院に行くと、全校集会があると言うので講堂に集まると、昨日の邪龍の件と大会の話が伝えられた。

 講堂は興奮と熱気にイキナリ包まれた。大会の優勝者の権利、邪龍を倒したステリオスの凄さで話題は持ちきりになった。それぞれが野望を持つ者は自分が優勝してやると言い、それ以外でも自分の実力を試したい者、早速修業したいとか言う者、誰が優勝するか賭ける者様々だった。


(うわぁ〜変なフラグ立ったぞ〜)


 熱気と興奮の中1人どんよりするハヤトがそこにいた。



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