主人公試験開始4
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笑顔で戻って来たシャロンとハイタッチをする、ハヤトとカールの2人
「おつかれ、いくら店の宣伝といってもやり過ぎじゃね?」
「何を言ってるの?あれぐらいやらないと、宣伝にならないの、最近はお客さんの財布の紐も固いんだよ」
(そう言うことか、あの闘い方もお胸様の揺れも全部宣伝の為の演出だったんだ)
華麗に男をなぎ倒すシャロン、強くて美しい女性はどこの世界でも人気らしい。
「ハヤトも私の闘ってるとこ見て鼻を伸ばしてたんじゃない?」
「俺も男だからね、でも知り合いの彼女に手を出すのは趣味じゃないんだよね、メンドくさいし」
彼氏がいる前でとんでもない事を言うシャロンにメンドくさいを強調して返すハヤト
「そっか、ハヤトも男って事を確認できて安心したよ、ウチのおねいさんみたいにあっちの世界の人かとちょっと疑ってたし」
「そうそう、ハヤトお前さ、エロい格好したお姉さんとか可愛い女の子とか、見ないようにしてただろ?だからシャロンと2人でハヤトはあっちの世界の人間じゃないかって話してたんだよ」
「ぜ・っ・た・い・ち・が・う!俺は超絶女の子大好き人間だ!」
即座に強い調子で違うと言うハヤト、シャロンとカールにまさかそんな風に思われてた事にショックを隠せない、彼は今EDである、女の子は好きだし、エロい格好の女の子なんか大好物だ、しかしそれらを見れば自分の分身が役に立たない事を思い出してしまう。今の彼にはそんな女の子達は目の毒であり虚しさを感じてしまう。
(見たら虚しくなるし、見なけりゃあっちの世界ってどうすれば良いんだよ)
新たな悩みができてしまうハヤトだった。
予選は順調に進み、次はカールの出番となる
「そろそろ、出番だし、ちゃっちゃと片付けてくるかハヤトちゃんと見とけよ」
気負いも無くカールは闘技場内に向かって行った。流石と言えば良いのだろうカールも大人気だった。
「キタキタ、カールこんなとこでコケるんじゃねーぞ」
「カール様〜素敵」
「カールちゃ〜んウチの息子になって〜」
シャロンに負けないぐらい人気があるカール、シャロンと違うのは観客に手を振る事もなく、真っ直ぐに立ち開始の合図を待っている。銅鑼の音が鳴り試合が始まった。
(やっぱカールにも向かっていくんだ)
シャロンの時と同じく受験生の集団がカールに襲いかかっていっていた。カールは大剣使いであるだがその大剣を抜きもしないで素手で受験生倒して行くシャロンが魅せる為の倒し方なら、カールは事務的に決まった作業をこなすような倒し方だった。
カールは向かってきた受験生を全部は倒さない、10人きっちりと倒して試験官に札を見せ、さっさと会場を後にした。開始から5分程で予選通過したのだった。
ハヤトはこれまで試験を見て分かった事があった、ただ受験を受けに来た者とスーパールーキーと言われるカールやシャロンみたいな者達との実力差があまりに違いすぎる事に
(確かに強いとは思うけどそれでもなぁ)
カールとシャロン他の予選を通った受験生達、彼らは実力者だと思うけどそれでもハヤトよりは強くはないと思えた。予選が全力とは思ってないしカールの闘い方は特にそうだった。
(油断とかする気はないけど、おれも大概人から外れたチカラあるんだよなぁ、もしかして俺のEDになったのはチートなチカラの呪いとかじゃね〜か?)
戻って来たカールを迎えながら、自分のEDが呪いなどという可能性を思いついてしまうハヤト
(呪いなんてどうすりゃいいんだよ)
予選前に落ち込むハヤトだがさっきの件もある下手に悟られたくはないので明るくカールを迎える
「お疲れさん早すぎだろ?」
「そうよカールあんたも商売人の息子なんだからもっと魅せないと、手の内を見せたくないのも分かるけどさ」
「分かってるなら言うなよシャロン、俺はお前みたいに隠しながら魅せるなんて器用には出来ないんだよ。学院に入ってからも競争なんだし隠せるもんは隠しとかないとな」
やはり実力を隠してたカールにそっけないカールの予選の闘い方に不満気なシャロンそんな二人を見ながら
(やっぱ学院に合格した方がEDを治すには1番早いかなぁ)
ここにきてやっとやる気が出てきたハヤトだった。
なかなか先に進まない。




